- 出演者
- 石丸幹二 坂下千里子 磯山さやか
胃は「おしゃべりな臓器」と言われるほど不調が表に出やすい臓器。胃もたれや胃痛、膨満感など胃のトラブルは多いが、深刻な病気が潜んでいる可能性も。今回、その原因と対策を紹介。
オープニング映像。
胃の主な作用は消化。食べ物が入ってくると強い酸性の胃酸が分泌され、食べ物と混ぜ合わせ3~6時間かけて消化して腸へと送る。細菌を殺したり、熱いもの・冷たいものが腸にいかないよう温度調節する役割も。胃の不調は多くあるが、原因によって対処法も異なる。
胃カメラで確認できるひよこの足跡のような血管「ひよこマーク」こと集合細静脈。胃の毛細血管のことで、胃の内部に均等にあれば正常。少ない場合、胃酸が十分分泌されていないことによる慢性胃炎である可能性。放っておけば胃粘膜が萎縮し、胃がんのリスクが高まる。
胃カメラで確認できるひよこの足跡のような血管「ひよこマーク」こと集合細静脈。胃の毛細血管のことで、胃の内部に均等にあれば正常。少ない場合、生活習慣に原因があることが多い。食べ過ぎ・飲み過ぎのほか、噛む回数が少ないことも要因の1つ。眠る姿勢がうつ伏せであることが多い場合、腹圧がかかりやすく胃液が食道に上がりやすいため注意。
胃は左側が膨らんでおり、逆流性食道炎を防ぐため左を下にして寝るのが予防として効果的。仰向けも可。胃もたれについては、食生活の見直しなど行うことで回復する場合も。
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- 逆流性食道炎
胃下垂とは、胃が正常な位置より常に下がっている状態のこと。痩せ型の人に多いのが特徴。胃酸がたまりやすくなり、体調不良の原因になっている可能性。気をつけるべきは食生活。胃下垂は通常の胃よりも腸へ運ぶのに負担がかかるため、食べ過ぎは良くない。何も食べていなくても胃酸はたまるため負担に。1食の量を調節してでも朝昼晩食べることがポイント。筋トレも効果的。猫背は胃下垂の悪化につながりやすいため、ストレッチなどが効果的。
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- 胃下垂
機能性ディスペプシアとは、病気を起こす疾患がないのに胃の不調が続くこと。慢性的なみぞおちの痛み、胸焼け、胃もたれなど症状は様々。患者数は多く、国内では10人に1人ほど。原因として多いのは自律神経の乱れ。睡眠不足、ストレスなどを解消することが有効。
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- 機能性ディスペプシア
機能性ディスペプシアとは、病気を起こす疾患がないのに胃の不調が続くこと。完治は難しいが、症状の緩和は可能。原因の多くはストレスであり、周囲の方々の理解が大事。軽減には、刺激が多い食事や脂肪の多い食事を防ぐこと、アルコールやカフェインを避けることなどが有用。アルコールでは、1日あたり純アルコール量40g(缶ビール2本)程度が目安。
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- 島崎和歌子機能性ディスペプシア
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