- 出演者
- 石丸幹二 坂下千里子 島崎和歌子
寝違えた時に感じるような痛みのある「しこり」。ある20代女性の場合、原因は悪性リンパ腫。リンパ球ががん化したもので、年間で10万人あたり30人程度が発症。痛みが生じない場合も。原因不明の持続的な発熱、意図しない体重減少などの症状も。今回、その対策を患者の実体験などと共に特集。
オープニング映像。
今回は「危険なしこり」の見分け方を紹介。しこりとは、皮膚や皮膚の下にできる腫瘤(こぶ・できもの・はれもの)のこと。体のどこにでもできる可能性がある。サイズや痛みの有無は種類によって様々。一時的なしこりは良性であることが多い。
田中さん(仮名)が10代の頃に発症した「しこり」。力こぶの下の部分に現れたが、痛みはなかった。地元の病院でみてもらったところ、炎症と診断され経過観察。その痛みが次第に大きくなり、サイズも2ヶ月で5cmまで巨大化。再診で腫瘍ができていると判明。悪性なら転移により命に関わる可能性も。見つかったのは皮下の組織にできる悪性腫瘍「肉腫」。
田中さん(仮名)が10代の頃に発症した「しこり」。診察で見つかったのは皮下の組織にできる悪性腫瘍「肉腫」。周囲の組織の栄養を奪いながら大きくなっていくため、触っても動きにくいのが特徴。転移すれば命に関わる可能性も。田中さんは化学療法で小さくしたうえ摘出。術後15年の経過観察を終え、再発なし。
歯科衛生士の跡部さん。唾液腺マッサージの指導中、自分の左耳の下にしこりを発見。母親は悪性リンパ腫で亡くなっていたため検査したものの、問題は見受けられず。後に耳の下にピリピリするような感覚が現れ、これを摘出。詳しく調べたところ、悪性のがん「耳下腺がん」と判明。早期の切除により、現在まで転移・再発なし。
「危険なしこり」の見分け方を紹介。「急に大きくなる」「触っても動きにくい」「痛みや麻痺を伴う」のどれか1つでも当てはまるなら病院へ。腫瘍は大きくなればなるほど治療が難しくなるため、対応は早いほうが良い。
「危険なしこり」があった場合、どの診療科に行くべきかを場所別に紹介。皮膚の表面にできたものは皮膚科へ。皮膚よりも深いところにあり、首から上なら頭頸部外科・耳鼻咽喉科が専門。首から下なら整形外科へ。悪性腫瘍の専門医は全国に250人ほど。詳細は日本整形外科学会のホームページで。
30代で乳がんに気づいたという三橋さん。きっかけは、右胸に触って分かる違和感があったこと。乳がんとは乳腺にできる悪性腫瘍のこと。乳房のしこりが主な症状で、30代後半から患者数が増え始める。しこりが良性である場合もあるが、判別は難しい。三橋さんの場合、これが乳がん。抗がん剤の投与で切除し、現在も治療中だが進行は抑えられている。
「ブレスト・アウェアネス」とは、乳がんを早期発見するために行われる乳房を意識する生活習慣。その実例をこのあと紹介。
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「ブレスト・アウェアネス」とは、乳がんを早期発見するために行われる乳房を意識する生活習慣。自分の乳房の状態を知るため、普段から「しこり」「くぼみ」の有無を見たり、乳頭から分泌物がでていないかを見ると良い。40歳になったら2年に一度は乳がん検診を受けること。マンモグラフィーの痛みを軽減するには、「月経前は避ける」「力まずリラックスする」などが有用。
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