- 出演者
- 石丸幹二 坂下千里子 皆藤愛子
花粉症やハウスダストなど様々な原因で起こる鼻トラブル。専門家によると、こうしたトラブルに正しく対処できていない人は多い。今回、「意外と知らない対処法」などを紹介。
オープニング映像。
今回、鼻トラブルへの正しい対処法を紹介。1日に分泌される鼻水量は平均1.5L。鼻の粘膜は異物から体を守るなど重要な役割を担っており、その表面を覆っているのが鼻水。健康な人でも1.5L分泌され、その多くは喉に流れる。鼻が刺激されると異物を出すため分泌量が増え、鼻水として外に排出される。
鼻のかみ方として、強くかんで両鼻から鼻水を出す方法は正しくない。両鼻一気にかむと内圧が高まり、鼻水が奥に回って中耳炎の原因になる可能性も。正しいやり方としては、片方を塞いで優しく数回に分けてかむ。鼻にティッシュを詰めるのは、粘膜を刺激して鼻水が余計に増えてしまうため良くない。
鼻詰まりの原因は鼻水に限らない。花粉症により炎症が起こり、粘膜が腫れて空気の通り道が狭くなると、いくら鼻をかんでもスッキリしない状態に。
鼻詰まりは鼻粘膜に炎症が起こり血管が拡張することで起こるため、対策としては交感神経を優位にする足湯が有効。目安は40度程度のお湯で5分間。靴下など足を暖めるのも効果的。
メンソールやミントは鼻詰まりの解消に有効。粘膜の腫れが収まる訳ではないが、冷たい感覚で鼻が通ったように感じることができる。
鼻をつまむなどしてくしゃみを抑えるのは、鼻にとって良くない。圧が体内に放散され、鼓膜が破けたり気道の損傷など引き起こす恐れ。腕や手でカバーし、周囲に広がらないよう遮って空気を吐き出すのが望ましい。
花粉は歩いたり洗濯物をたたむだけで舞い上がる。掃除の際に部屋の窓を全開にしてしまうと、花粉やほこりがさらに舞い上がり症状が悪化する可能性も。床の花粉やハウスダストを舞い上がらせてしまうため、先に掃除機を掛けるのもNG。花粉の時期の掃除は窓を開けず、最初にドライシートで花粉などを取り除くのが望ましい。
アレルギー性鼻炎と風邪の判別方法を紹介。前者の鼻水はサラサラで透明、後者なら黄色っぽく粘り気がある。一度アレルギーを発症すると、元にもどすのは困難。アレルゲンを異物と認識しなくなるようにする治療法もあるが、治療期間は3年以上。
30年以上鼻トラブルに悩まされているという遠山さん(仮名)。風邪のあとも鼻の症状だけが数カ月間ほど続き、医師に診てもらうと「慢性副鼻腔炎(蓄膿症)」と判明。細菌感染などで起こるもので、鼻腔や粘膜の炎症が長期間収まらない病気。治療後の経過観察では、新たに好酸球性副鼻腔炎を罹患。
30年以上鼻トラブルに悩まされているという遠山さん(仮名)。風邪のあとも鼻の症状だけが数カ月間ほど続き、医師に診てもらうと「慢性副鼻腔炎(蓄膿症)」と判明。治療後、新たに好酸球性副鼻腔炎を罹患。鼻の中にポリープができるもので、その形がキノコのようであることから「鼻茸」と呼ばれることも。鼻水や膿が排出できなくなり、顔や頭のだるさが続く。再発もしやすいため、国が定める指定難病になっている。
鼻トラブルの要因は花粉に限らない。たかが鼻水・鼻詰まりと考えず早めに医療機関を受診するよう、中野医師がコメント。
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