2025年9月17日放送 13:05 - 13:55 NHK総合

列島ニュース
北海道 天然記念物タンチョウのひな生態調査に密着

出演者
田代杏子 鳥海貴樹 増子有人 高瀬耕造 後藤康之 吾妻謙 吉岡大輔 伊藤雄彦 安井健二 黒住駿 手嶌真吾 坂下恵理 山口瑛己 小原茂 
(オープニング)
オープニング

出演者が挨拶した。

(気象情報)
気象情報

山形・鶴岡の中継映像を背景に気象情報を伝えた。

秋田局 昼のニュース
能代で1時間降水量 観測史上最多

秋田地方気象台によると東北地方を秋田県内では大気の状態が非常に不安定になり大雨となっているところがある。能代市では今朝、1時間の降水量が観測史上最多を更新した。能代市によると午前11時までに床上浸水3棟、床下浸水7棟の被害が確認されているという。秋田の中継映像を背景に予想1時間雨量・24時間雨量を紹介した。

合川駅-阿仁合駅 今月21日に運転再開

秋田内陸縦貫鉄道によると、先月と今月に相次いだ記録的な大雨で線路内に土砂が流れ込むなどの被害が複数見つかり、現在も2区間で運転できない状態が続いている。合川駅-阿仁合駅について復旧の見通しが立ったことから今月21日に運転を再開すると発表した。仙北市の上桧木内駅-角館駅の運転再開は当初今月中旬になるrと見込んでいたが、復旧作業が長引き来月中旬になる見込みだという。

名古屋局 昼のニュース
記録的大雨で被害 り災証明書の申請受付

先週の記録的大雨で3000棟を超える住宅が浸水する被害が出た三重県四日市市では、り災証明書の申請受付が始まった。四日市市では市役所の本庁舎など計25か所でり災証明書の申請受付がきょうから開始された。四日市市市民課の多賀課長は「必要な方は市役所まで来てお問い合わせください」などと述べた。

名古屋・岐阜など猛暑予想 引き続き熱中症対策を

気象台によると愛知、岐阜、三重の3県はきょうも高気圧に覆われて概ね晴れ、午前中から気温が上がっている。午前11時半までの最高気温は三重・松阪市飯南で34.2℃、愛知・豊田市で34.0℃、岐阜市で33.5℃などとなっている。予想最高気温を紹介した。愛知県と三重県には熱中症警戒アラートが発表されている。昼すぎから夜にかけて雷を伴った激しい雨が降るところがある見込みで、気象台は竜巻などの激しい突風、急な強い雨、落雷に注意を呼びかけている。

静岡局 昼のニュース
県・市 農業関連施設の現地調査

今月5日に発生した竜巻で農業関連施設に大きな被害が出たことを受けて牧之原市ではきょうから県と市が共同で現地調査を始めた。牧之原市内の300余の農業用ハウスが全壊・一部損壊の被害を受け、農作物被害を含め被害額は推定で約11億円に上るという。調査は今月20日まで実施予定。

南伊豆町特産 イセエビ漁解禁 初水揚げ

南伊豆町で今シーズンのイセエビ漁が始まり、今朝、港に初水揚げされた。小ぶりなものが多かったが、中には体長が30cmほどあるイセエビも入っていた。南伊豆町のイセエビ漁獲量は年々減少していて、この漁港の初日の水揚げ量も36.2kgと最少だった去年を下回った。イセエビは昨年度比800円余高い8640円で漁協の直売所で販売される。南伊豆町のイセエビ漁は来年5月中旬まで行う。

掛川市特産 くり 出荷の最盛期

掛川市で特産のくりが出荷の最盛期を迎え、JAの職員らが選別や箱詰めの作業に追われている。掛川市の北部では約50軒の農家が計9ヘクタールのくり園でくりを栽培している。きょうはJAの職員5人が作業にあたり実の大きさごとに梱包していった。JAによると来月上旬までに6トンの収穫を見込んでいるという。

大阪局 昼のニュース
大阪 港区で市道が冠水 水道管破損が原因

けさ、大阪・港区の市道で水が溢れ出て道路が冠水した。NHKのヘリコプターが上空から撮影した映像を紹介。大阪市水道局や警察によると、港区海岸通の市道で水があふれ出て道路が約50メートルにわたり冠水しているのが確認されたという。このため周辺では交通規制が行われた。警察によるとこれまでに事故もなくけが人もいない。大阪市水道局は地価の上水道の水道管が破損したことが原因としている。62年前に設置された水道管で、水道局がこのあと修繕する。現場は大阪メトロ中央線大阪港駅から南東に約1.5キロの工業地帯。

大阪 八尾市が“ものづくりのまち”PR

大阪・八尾市が大阪ヘルスケアパビリオンで、廃材などを使ったアート作品などを通してものづくりの魅力を発信しようという展示を開催した。極小の歯ブラシも展示されている。金網や金属を使った絵本が子どもたちに人気だった。八尾市の中小まち工場は人手不足などで15年前と比べ2割ほど減少しているという。この展示は今月22日まで行われている。八尾市・大松市長は「ものづくりに興味を持ってもらうことで引き継いでいこうというコンセプトもある」などと述べた。

盛岡局 昼のニュース
大船渡 山林復旧へ 所有者への説明会

今年2月、大船渡市で発生した山林火災では約3,400ヘクタールの山林が被害を受け、このうち「人工林」約1,700ヘクタールの復旧検討が進められている。きのう、大船渡市では山林の所有者などを対象とした事業の説明会が開かれ、約70人が参加した。市の担当者は、現状では木の運搬や売却にかかる費用は所有者が負担することになると説明した。参加者からは「後継者がいない」などという声が上がった。市の担当者は11月中に事業対象区域をとりまとめる方針を明らかにした。

NHK NEWS WEB
あふれる特攻隊YouTube動画 AIで写真が…“創作遺書”の疑いも

NHKのニュースサイトから特集記事を紹介する。戦後80年の今年、SNSでは戦争を題材にした特攻隊の動画の投稿が増えている。遺族などからは困惑の声も上がっている。生成AIを活用した動画をNHKが分析したところ、先月15日までで少なくとも270本が確認され、再生回数は4400万回を超えていた。旧陸軍の男性飛行場で撮影された写真が生成AIによりカラー化され、動画として投稿されている。特攻隊員の遺族の男性は「そういうのはよくない」などと話していた。遺書に関する動画は740本、再生回数は6200万回に上っている。調べてみると元になった遺書が創作された疑いが指摘されている。埼玉大学の教授は特攻隊員の写真や遺書がSNS上で動画の素材として使われていることについて「単なる感動物語になってしまっているところが問題」などと指摘した。

列島ニュースアップ
タンチョウ保護へ ヒナ捕獲大作戦!

6月下旬から7月上旬にかけて道東で生後2か月ほどのタンチョウのヒナに、足環をつける標識調査が行われた。まだ完全にわかっていないタンチョウの生態を知るために、欠かせない調査。警戒心が強く動きも素早いヒナをどのように捕獲するのか、調査に密着した。まだ飛ぶことができないヒナを頬角し調べるバンディング。ヒナを傷つけないように細心の注意を払いながら、羽やくちばしなど体の状態を調べる。右足には番号が入った約25gの足環をつける。タンチョウを特定するため。足環の目撃情報を集めることで、繁殖地や越冬地など、詳しい移動経路やタンチョウの一生を追いかけることができる。40年以上にわたりタンチョウの保護、研究を続ける百瀬邦和さんは、環境省の委託を受けバンディングを行っている。ヒナはこの時期、主に湿原や畑で親と一緒に生活している。広大な場所でヒナを捕まえるためには、多くの人手が必要。この日のメンバーは15人。百瀬さんら専門家や獣医師、そして道内や全国各地から集まったボランティア。タンチョウの親子を見つけると、取り囲むようにボランティアを配置する。この日の気温は30℃近く。背丈ほどに伸びた草むらの中を探す。動きの素早いタンチョウのヒナがいて、毎回成功するわけではない。捕獲が成功するのは5~6割ほど。今年の冬の調査で過去最高となる2000羽近くが確認されたタンチョウ。牛の餌に依存する個体も数多くいる。人の生活と近くなることで、車にひかれて命を落とすタンチョウが、10年前の3倍以上になっている。百瀬さんはバンディングをすることで、ヒナが人への恐怖心を学ぶことを期待している。今年のバンディングで調査したのは24羽。百瀬さんは足環の目撃情報を集め、積極的に公開することで多くの人に知ってもらいたいと考えている。百瀬さんたちの活動が人とタンチョウの共存を支える。

仙台局 昼のニュース
第3水曜日は「みやぎ水産の日」 石巻 県の庁舎で販売会

宮城県は東日本大震災で売上が落ち込んだ水産加工業者を支援し、県産の水産物をPRしようと毎月第3水曜日を「みやぎ水産の日」としている。これに合わせて石巻市でカツオのたたきやクジラ肉などの販売会が行われた。石巻市では県東部地方振興事務所が定期的に販売会を行っている。きょうは県の石巻合同庁舎に地元の水産加工会社などが集まり、サバの出汁を使った石巻おでんなど、約20点が販売された。庁舎を訪れた人や県の職員が、次々と買い求めていた。販売会はきょう午後1時まで行われている。

“小型電気自動車で沿岸部巡る” 実証実験を前に試験走行

仙台を訪れた人が小型の電気自動車などで、仙台港の周辺や震災遺構などをめぐる実証実験が始まるのを前に、試験走行が行われた。使われるのはグリーンスローモビリティと呼ばれる小型の電気自動車とワゴン型のタクシー。この車で観光客などが仙台市の沿岸地区をめぐる。きのうは試験走行が行われ、運転手が車の操作方法などを確認しながら実際のルートを走行した。実証実験は今月20日から仙台うみの杜水族館やアウトレットモールなどを巡るコースで、来月11日からは震災遺構の荒浜小学校などを巡るコースで行われる。いずれも土曜、日曜と祝日に運行され、料金は無料。

園児が鎌で稲刈り “上手にできた”

実りの秋を迎え、大河原町では第一光の子保育園の園児が自分たちで田植えをした田んぼで稲刈りを体験した。子どもたちの多くが稲刈りは初めてだということで、先生や農家の人に手伝ってもらいながら、丁寧に刈り取っていた。収穫したコメは11月に地域の人を保育園に招いて、新米のおにぎりとして味わう予定。

鳥取局 昼のニュース
来月から“サイクルバス” 試験走行

路線バスに自転車をそのまま乗せて運べるサイクルバスの試験運行が、大山町で来月から始まることになった。試験運行の対象は、JR大山口駅と大山中腹にある大山寺を結ぶ約13キロの区間。鳥取県とバスを運行する日本交通が連携して来月から始まる。サイクルバスは標高差のある大山の道をバスで移動できるため、初心者でも気軽にサイクリングを楽しむことができる。試験運行は来月11日~11月30日までの土日・祝日に限り利用できる。バス1台に載せられる自転車は2台で、1日につき運行されるのは、駅から大山寺に向かう便が4便、大山寺から駅に向かう便が3便。利用する場合、JR西日本のアプリ「tabiwa by WESTER」で利用前日の午後3時までに予約する必要があるという。県観光戦略課は「大山はこれまでも人気のサイクルルートだったが、標高差があって初心者が楽しむのは難しい場所でもあった。バスを使って気軽に大山を楽しんでもらいたい」と話している。

小学生が器づくり

ものづくりの楽しさを知ってもらおうと、小学生たちが陶芸家に教わりながら器づくりを体験する授業が鳥取市で行われた。この授業は、伝統工芸や文化に関心を持つキッカケにしてもらおうと県が行っていて、鳥取市の浜村小学校の5年生17人が参加した。きょうは「世界に1つしかない私の宝の器」をテーマに授業が行われ、県の指定無形文化財の保持者・山下清志さんが講師を務めた。山下さんは実演しながら、粘土を両手でたたいてろくろの中心に固定させておくことや、器の底に穴が空かないようある程度の厚みを持たせると良いといったコツを説明し、小学生たちは山下さんに手伝ってもらいつつ、粘土の感触を楽しみながら思い思いの皿やコップを作っていた。きょう作った器は今後、地元の同好会が釉薬をつけて焼きあげ、完成させる予定だという。

山口局 昼のニュース
FCLP 午後以降始める方針

アメリカ軍は岩国基地で空母艦載機によるFCLPと呼ばれる大きな騒音を伴う訓練を、きょう午後以降に始める方針。岩国基地で実施されれば25年ぶりとなる。FCLPは滑走路を空母の甲板に見立てて離着陸を行う訓練で、着陸してすぐにエンジンの出力を最大にして離陸する「タッチアンドゴー」を繰り返すため、激しい騒音が伴う。通常は小笠原諸島の硫黄島で行われるが、島の火山活動を受けて代わりに岩国基地で行われることになった。今回の訓練はきょう~今月26日まで土日祝日を除いて、いずれも午後の1時半~4時半の日中と、6時45分~9時45分までの夜間の2つの時間帯に行われる予定。パイロットの技術維持のために不可欠とされる一方、地元の岩国市はその必要性を認めつつも、周辺住民の負担が大きいとして「岩国基地でのFCLPの実施は容認できない」としてきた。そのためきのうは福田市長が中谷防衛大臣を訪問して、「アメリカ側に訓練を実施しないよう強く求めてほしい」と要請した。

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