- 出演者
- 伊藤隆佑 村瀬健介 國本未華 日下部正樹 山本恵里伽
世界初のアルツハイマー型認知症の治療薬「レカネマブ」。大阪市内で行われた認知症を診察する医師などを集めたセミナー。新薬がもたらす効果についての説明が続く中で、ひときわ異彩を放つ講義があった。松本一生医師は、「レカネマブ」に期待が膨らむばかりの社会の風潮に懐疑的な視点を持っている。松本医師が院長を務めるもの忘れ外来には日々、多くの患者がやってくる。松本医師は「レカネマブの適用外だからもう諦めなさいというような社会的な風潮にはしたくなかった。今までのやり方をしたとしても、認知症という病気は支えていける病気だと僕は考えている」などと話す。若年性認知症で「レカネマブ」による治療を続けている大阪市の女性は、去年夏頃からヘルパーの支援を受けるようになった。1人暮らしを心配した母の依頼だった。「レカネマブ」は病気の進行を完全に食い止めることはできない。少しずつ自分の体に起きる異変に不安を感じながら2週に1回の投与を続けてきた。ことし1月、「レカネマブ」の投与から1年が経ち、認知症の進行状況を調べる検査が行われた。
世界初の認知症治療薬「レカネマブ」投与から1年が経ち、認知症の進行を調べる検査を受けた大阪市の女性。大阪公立大学医学部附属病院・武田景敏医師は「少し悪かったようですが、全体としては概ね変化はないかなと思います」などと説明した。「レカネマブ」の投与期間は原則1年半。女性は視覚の認識に問題はあったが、副作用もなく、今月末までの継続投与が決定した。「レカネマブ」は治す薬ではなく、進行を遅らせる薬で意味がないという人もいる。しかし、僅かな期間でもその人らしく生活したいと願う患者や家族には希望。
認知症治療薬「レカネマブ」の今後の展開と課題についてスタジオで解説する。アメリカではすでに1年半以降も継続投与することが認められている。日本でも厚労省は1年半以降継続するかどうかを病院側が判断してよいという指針を出しているので、必要性が確認されれば薬の継続投与は可能。去年は、「レカネマブ」に続いて、認知症の進行を遅らせる薬が登場するなど研究は日々進んでいる。一方で、どの薬も全ての認知症患者が対象になるわけではない。投与を希望する患者や家族は早い段階で医療機関に相談することが大事なポイント。進行を食い止める、症状を改善する効果のある薬を期待して待ちたい。
宮崎県えびの市西川北の畑に2人乗りのパラグライダーが墜落し、目撃した人が119番通報した。この事故で鹿児島県霧島市の男性が意識不明の重体、都城市の男性が腰椎を骨折している。2人は近くにある矢岳パラグライダーテイクオフ場から飛び立ち、本来の着陸場所から100メートル北に墜落したという。
バレーボールネーションズリーグ女子予選ラウンドで、日本がセルビアと対戦。セルビアは平均身長で日本より10cn以上高いが、新キャプテンの石川真佑が強烈なバックアタックを叩き込むなど2セットを連取。試合終盤に元日本代表・大友愛の娘、秋本美空が途中出場し長身を活かしたブロックで貢献した。日本は2試合連続のストレート勝ちを収めた。
陸上のダイヤモンドリーグ第5戦がローマで行われ、男子100mにサニブラウンが出場した。スタートで出遅れ中盤からの伸びも欠き、8位でのフィニッシュとなった。サニブラウンは「1本1本ギアを上げていけば、焦る必要はない」などとコメントした。
バスケットボール女子日本代表は強化試合でチャイニーズ・タイペイと対戦。この日代表デビューの田中こころが多彩な攻撃で10得点の活躍を見せ、チームも快勝した。
プロ野球日本生命セ・パ交流戦、横浜スタジアムでDeNAと日本ハムが対戦。パ・リーグ首位の日本ハムは、先発の山崎福也が8回途中4失点の好投。打撃でも活躍し、連敗脱出に大きく貢献した。
屋久杉と向き合ってきた「山師」。
エンディング映像。