- 出演者
- 島本真衣 松尾由美子 佐々木亮太 久保田直子 中室牧子 林美桜 水越祐一 柳澤秀夫 仁科健吾 駒見直音
先ほど、東京・六本木で大きな揺れを感じた。午後0時12分、強い揺れを観測した。震度4が千葉県北東部、千葉県南部、震度3が神奈川県東部、千葉県北西部、静岡県伊豆。この地震による津波の心配はない。震源は千葉県東方沖。深さは50km、地震の規模を示すマグニチュードは5.4と推定されている。
東京都内で今年初めての猛暑日になり、危険な暑さになっている。ANAグループはきょうから空港の作業員や整備士にファン付きベストを導入。青森県警は警察官の健康被害の軽減を図るために、7月1日から冷却グッズを活用。サングラスは目の防御力を上昇させる。ネッククーラーは体温低下率を上昇させる。ドリンクホルダーは体力回復率を上昇させる。三和建設では「ゼネコンがつくったしおゼリー」を作り、炎天下で働く建設作業員の熱中症を防ぐ。あめやタブレットだと口の中で水分をとられ、のどを通らないため、水分を多く含むゼリーを持ってもらい、持ち歩きやすいスティック状で1回で完食しやすいサイズにした。ベルモンドのふりふり冷感タオル君は、実証実験では濡らして約5秒振るだけで13℃下がることを確認。農作業、登山、運動、通勤など様々なシーンで活躍し、紫外線対策も兼ね備えている。リブレのフリーズクーラーは、冷蔵庫やエアコンなどに使用される半導体「ペルチェ素子」を内蔵。電源を入れて30秒で最大表面温度をマイナス20℃冷却する。寒い季節には温かく発熱するヒートウェアとして使用可能。
梅雨前線は同じような形で停滞し、週末は暑くなる。月曜になると前線は下がるので、涼しくなるかもしれない。
先月9日に行われた欧州議会選挙で、極右政党「国民連合」に惨敗したフランス・マクロン大統領率いる与党連合。この結果を受けてマクロン大統領は国民議会の解散という大きな賭けに出た。フランスは2院制をとっていて、国民の直接選挙で議員を選ぶのが、下院にあたる国民議会。その多数派の政党から首相を選ぶのは通例のため、フランス政治の方向性を決める重要な選挙。先月30日の1回目の投票で、得票率33.2%と首位に立ったのは極右「国民連合」。マクロン大統領率いる与党連合は得票率20.8%と低迷し、国民議会の最大勢力から転落するおそれがある。
2017年、フランス史上最年少の39歳で大統領に就任したマクロン氏は、その若さや伝統的な左右両派の対立から脱却する新しいイメージで、政治不信を抱く人々から支持を集めた。しかし就任後、グローバル化に対応する競争力をつけるための経済政策として、富裕税を廃止し、法人税減税などを実施。多くの国民に「金持ちの味方」と受け取られた。さらに2018年、環境政策の一環で燃料税の引き上げを打ち出したことで、国民の不満が爆発。労働者のシンボルである黄色いベストを着た市民による抗議活動が一気に広がり、マクロン大統領の支持率は20%にまで落ち込んだ。さらに去年、年金の受給開始年齢を62歳から64歳へ引き上げる年金改革を強行。議会の採決なしで憲法の特例規定を使って成立させたことで、国民の反発はさらに強まった。
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- エマニュエル・マクロンパリ(フランス)
現在のマクロン政権を国民はどう見ているのか。穀物農家・アジャンさんは、この2年間で光熱費が50%ほど高騰し、収益が「ほぼ0」になることもある厳しい状況だと語る。選挙では極右「国民連合」に投票したという。マクロン大統領への国民の批判が強まる中、与党連合は極右「国民連合」の過半数獲得阻止を呼びかけた。一体どのような秘策があるというのか。
マクロン大統領が窮地に。フランス国民議会選挙・第1回投票で極右政党が躍進。ポイント1:国民からも与党内からも支持急落、マクロン大統領の決選投票に向け起死回生の一手は。ポイント2:極右政党が勝利した場合“ねじれ”状態に?ウクライナ支援への影響は…。フランス国民議会選挙の第1回投票では極右が躍進している。フランスの国民議会の下院選の仕組みは、小選挙区制で定数は577、任期は5年。1回目の投票で有効投票の過半数かつ有権者数の4分の1以上をとった候補者がいれば当選確定。そうではなかった場合、決選投票となり、有権者の8分の1以上の得票を得ると、得票数の多い人が当選する。先月30日の第1回投票の結果、当選が確定したのは76議席。フランスの国民議会公式メディアによると、国民連合(RN)などが39議席、左派連合が32議席、与党連合が2議席となった。フィガロ紙によると、マクロン氏の計算がすべて間違っていたことが証明されたとのこと。決選投票の予測では、国民連合(RN)は選挙前は88議席だったが230〜280議席と第1党をうかがう勢い。与党連合は選挙前は250議席だったが70〜100議席と半分以下に激減か。
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- エマニュエル・マクロンフィガロ国民連合
なぜマクロン大統領は国民からも与党からも支持が離れてしまったのか。マクロン大統領は2017年に史上最年少の39歳で大統領に就任。2018年に高額所得者が対象の「富裕税」を廃止するなどし、庶民の暮らしを理解できていないと国民の反感が高まりデモに発展。与党連合は下院で過半数を確保できていないため、法案が通りにくい。憲法の特例を使って採決を経ずに、予算や年金受給年齢を引き上げる法案などを成立させてきた。これが2022年以降、少なくとも20回あった。朝日新聞デジタルは、下院解散を事前に伝えたのは大統領補佐官など約10人の最側近だけとしている。パリジャンによると、マクロン大統領の解散の意向を知ったアタル首相は「私の辞任と引き換えに解散を思いとどまってほしい」と直訴するも解散を強行。政権幹部や与党内には反発が広がった。与党連合の候補者がポスターにマクロン氏の写真を掲載しない「マクロン隠し」を選挙戦で展開する流れまでできた。
決選投票に向けて秘策もあるという。7日に1回目の投票で当選者が決まらなかった501の選挙区で、決選投票が行われる。地元メディアによると、マクロン大統領が率いる与党連合と左派の連合を中心に、210以上の選挙区で候補者が決選投票出馬を辞退した。国民連合(RN)の勝利阻止に向けて、票の分散を避けるため、候補者を一本化させているという。
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- エマニュエル・マクロン共同通信社国民連合
国民からも与党内からも、マクロン大統領の支持はなくなっているという。国内の政策への反発にとどまらず、欧州では右派の台頭が目立つ。小川有希子は「グローバル化が進むと主権とはなんだ?といったところが問われる」とコメント。
フランスメディアによると、マクロン大統領は「民主主義勢力が団結するときだ」と述べた。今月7日の決選投票に向けて、候補者の一本化など、「極右包囲網」の形成を呼びかけたマクロン大統領。現在マクロン大統領は2027年までの任期を全うする考えを示しているが、今回の選挙で躍進した極右政党「国民連合」・バルデラ党首は「決選投票で絶対安定多数の議席を獲得できれば、首相を務める準備がある」と話した。
極右政党「国民連合」・バルデラ党首は「選挙に勝利すれば、首相の座に就く」という意志を示している。フランスでは任命権を持つ大統領が議会の信任を踏まえて、多数派の政党から首相を任命するのが通例。もし極右政党「国民連合」が勝利すれば、大統領と首相の政党が異なる状況が生まれることになる。
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- ジョルダン・バルデラ国民連合
大統領と首相の政党が異なる政権は、1980年代のミッテラン大統領時代や、1990年代〜2000年代初頭のシラク大統領時代など、これまでに3回あった。両者の関係が悪化すると、政治が膠着状態に陥ることもある。フランスの停滞が与える影響は、国際社会にとっても小さいものではないという。東京大学公共政策大学院・鈴木一人教授は「国連の常任理事国でもあり、フランスの政治が不安定であるということは、他の国にとってやりにくい。外交で大統領と交渉しても、結局それが実現されないことが起きる」と指摘。
外交での約束事が実現されなくなると、最も大きなあおりを受けるのがウクライナだという。東京大学大学院・鈴木一人教授は「実際議会を握っているのが『国民連合』だとすれば、『ウクライナ支援にお金を出すのはけしからん』ということで、いくらマクロン大統領が頑張っても、それを実現するのは難しくなる」と説明。
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- エマニュエル・マクロン東京大学
極右政党はウクライナ支援に消極的な姿勢を見せている。マクロン大統領のウクライナ支援に対して先月24日、極右政党「国民連合」・バルデラ党首は、支援の継続は肯定する一方で、ロシア領を攻撃できる長距離ミサイルの提供は否定している。バルデラ党首は「越えてはならない一線は、はっきりしている。ウクライナへの兵士の派遣だ」と話した。
極右政党が決選投票で勝利し、仮に大統領と首相が別の政党という「ねじれ」の状態になった場合について。フランスでは大統領が軍のトップで、外交や国防などに権限を持つ。首相は予算策定に関する権限があり、予算法律成立には議会の採択が必要になる。朝日新聞デジタルは「与党連合が大敗すれば、マクロン氏が大統領として実行できる政策は限定的になり、ウクライナ支援が大幅に停滞する可能性がある」と指摘した。党派が異なる大統領と首相が共存する状態を「コアビタシオン」と呼ぶ。国民議会(下院)の議席分布(解散前)、フランスの移民人口の推移を紹介。
林修の今知りたいでしょ!の番組宣伝。
エンディング映像。このあとは徹子の部屋。