- 出演者
- 大下容子 松尾由美子 佐々木亮太 デーブ・スペクター 中野信子 水越祐一
大下容子らのあいさつ。今日は放送時間を拡大し、アメリカ大統領選のテレビ討論会について伝える。
米国・ジョージア州アトランタで行われる米大統領選 テレビ討論の模様を中継で伝える。11月に行われる米国大統領選挙。民主党・バイデン大統領と共和党・トランプ前大統領が日本時間の午前10時からこの時期としては極めて異例のテレビ討論会に臨む。今回は原稿や資料の持ち込みは禁止。一人が発言中はもう一人のマイクはオフになる。司会者から質問、2分で回答、反論で別の人が1分、もう一度最初の人が再反論1分。観客はなし。討論時間は1時間30分。同志社大学准教授・三牧聖子によると、郵便投票、期日前投票など投票が早くなっている。今回はトランプ氏から申し出をし、バイデン氏が受けた形。移民、経済問題などエネルギッシュにパフォーマンスできるかもみられる討論会。2020年の視聴者数は約7300万人。バイデン氏、トランプ氏が登場。
バイデン氏は「失業率は15%まで上がった。立て直すために様々な措置を取らなければならなかった。1500万人の新しい雇用を作った。住宅価格の問題やローンの問題など様々な問題を抱えている人が暮らしている。そうした問題に対策をとってきた。賃貸料などでも対策をとっている。前政権はなにもしていない。処方薬の薬価も引き下げている。インシュリンは15ドルとなった」。トランプ氏は「最高の経済を打ち立ててきた。そこまで上手くいったことはなかった。他の国も真似した、コロナも対峙した。経済に関しても軍に関してもよくやってくれた。戦争もなかった。けれでも称えられなかったということ。あのコロナの大混乱の中から脱出した。インフレによって大変な状況になっている」。バイデン氏は「米国は最高の経済、そう考えていたのはトランプ前大統領だけ。富裕層ばかりが潤っていた。その結果、歴代大統領の中で最も多くの財政赤字を作った。軍に関してもアフガニスタンで多くの人が死亡したが彼は何もしなかった」。
この8年間で米国の財政赤字は記録的な高いレベルとなった。8.4兆ドルの債務をトランプ氏は承認。バイデン氏は4.3兆ドルの債務を承認した。企業が減税しなければいけないのはなぜか?トランプ氏は「他の国と比べても素晴らしい形でコロナから克服できた。法人税に関しては39から21%にまで下げた。この国は前代未聞の規模で動いている。赤字に関しても下がるようになった。コロナに関してはたくさんのやるべきことをした。ワクチンに関しても彼は命令にした。こういうこともほとんどの人が拒否をしていた、ひどい仕事をしてくれた」。バイデン氏は「米国では多くの富豪がいる。富裕層にたいする税率を引き上げれば巨額のお金を10年間で米国の国庫におさめることができる。高齢者や子どもに税金を充てることができる。全ての人々が恩恵を受けるようにしていく」。トランプ氏は「社会保障も破壊される。この4年間は信じられない状況。他の国にやっていること、向こうは何もやってくれない。バイデン氏がやってきたことというのは犯罪的」。
最高裁はまた中絶についた判断を行う。一時的に緊急治療での手術を認める判決をした。中絶医薬である経口治療薬を禁止にするか?人工妊娠中絶について、トランプ氏は人工妊娠中絶の規制は各州が判断。全米一律の禁止を支持せず。バイデン氏は人工妊娠中絶を全米で保証。人工妊娠中絶は女性の権利。トランプ氏は「最高裁はその薬を認めたわけなのでその決断に賛同している。私がやったことはすばらしい判事を送り込んだこと。州に戻したのは誰もが求めていたこと。オハイオの決定はよりリベラルになった感じがする。カンザスに関しても同様。テキサス、フロリダも違う。それぞれが今決定している」。バイデン氏は「彼がやったことは恐ろしいこと。大半の憲法学者はこの判決を支持した。みんな反対していたというのは馬鹿げた考え。多くの女性がレイプされていることもある。これは愚かなこと。これについて何もできない、州境を越えて中絶をしてはいけないなんて」。トランプ氏は「多くの大統領が試みた。私がそれをやった」。
(中継)米国・ジョージア州アトランタ。米国のCNNスタジオから生中継。バイデン氏、トランプ氏のテレビ討論会。トランプ氏は「ガザ情勢について欧州各国は支援額が少ない。バイデン氏は愚か者、息子も重罪、ポルノ女優との関係はない、バイデン氏は米国史上最悪の大統領」。バイデン氏は「トランプ氏は米国をNATOから脱退させたい。トランプ氏は議会襲撃を止めなかった、また裁判を抱えている、民主主義をわかっていない」。
バイデン氏×トランプ氏のテレビ討論会についてトーク。中野信子は「バイデン大統領のほうが論理的にお話されてるんだけど顔色があまりよくない。どうしてもトランプ大統領のほうが勢いがあるようにみえてしまう」などとコメント。一方、デーブは「バイデン大統領が根拠を持って喋ってる一方トランプ元大統領はだいぶ間違ったことが多い」などと指摘した。
バイデン氏、トランプ氏のテレビ討論会。経済、不法移民、中絶問題、民主主義問題など感心を持っていることが出ている。バイデン氏は「アフリカ系の失業率が低下している、私は失業率を引き下げた、トランプ氏は環境に対し何もしていない」。トランプ氏は「バイデン氏はインフレを引き起こした、警察団体は私を応援している、バイデン氏は医療プログラムを破壊した」。
(中継)米国・ジョージア州アトランタ。米国のCNNスタジオから生中継。バイデン氏、トランプ氏のテレビ討論会。バイデン氏は「私は奨学金を増やした」。トランプ氏は「バイデン氏がここまでウソをつくとは」。
米国・バイデン大統領とトランプ前大統領のテレビ討論会。バイデン大統領「159人の大統領歴史家がミーティングを開き、誰が最悪の大統領かを決めた。その中でトランプ氏は米国の歴史の中で最悪の大統領に選ばれた。チャイルドケアについてトランプ氏はほとんど何もしなかった。税額控除を私たちはチャイルドケアに対しては増額。男性と女性たち1人親の人々が仕事に戻ることができるように。企業に対しても同じようにチャイルドケアを充実するように求めた」。子育てについて。トランプ前大統領「4年間頂けたら最高の大統領になるしなる自信がある。つまりここまでの経済、あるいはここまでの減税をやった人はいない。向こうは4回も増税を考えている。減税をすればビジネスが出ていく。お金がこの国に戻ってくる。最悪の大統領がこちらにいる」。バイデン大統領は「トランプ氏は中間層に対する増税を行う。10%の関税米国に輸入される商品が上がる。2500ドル年間で一般の人々は余分にお金を払うことになる。中間層はあなたの政権で壊滅的な打撃を受けた。10年間5兆ドルの減税を行うと言っているがそんなことをすれば国が破綻する。あなたは全く進展を中国との間で見ていない。中国との貿易赤字は2010年以来最小になっている」。
米国・バイデン大統領とトランプ前大統領のテレビ討論会。オピオイドの危機について。トランプ前大統領は「最大の赤字が中国に対してもある。関税を下げてはいない。できないから。あまりにも大きなお金だから。最悪の状況を中国との間で抱えている。いずれ中国に対し許したら、中国から支配されてしまう。そんなことをさせてはいけない」。
米国・バイデン大統領とトランプ前大統領のテレビ討論会。有権者の懸念材料について。バイデン大統領は2期目の終わりは86歳になる。この懸念に、どう対応するか。バイデン大統領は「最も若い政界の人物だと批判されたことがあった。米国の上院で下から2番目に若い年齢で選出された。しかし今は最年長。実績を見てください。トランプ政権から引き継いだ厳しい状況を私は回復させてきた。米国は世界の羨望の的。米国ほど素晴らしい国はない。物事を成し遂げることができる世界で最も強い国。米国は約束を守る国。同盟国は皆米国の約束を信じている」。トランプ前大統領は2期目が終わる時82歳になる。有権者の中であなたの能力に対して懸念を持っている人に対してはどう言うか。トランプ前大統領は「認知機能テストもパスできた。健康状態がいい」。
米国・バイデン大統領とトランプ前大統領のテレビ討論会。有権者たちは皆様に本当に具体的に心配している。法的な問題が終わったらあなたはこの選挙の結果誰が勝ってもその結果を認めるか。トランプ前大統領は「そもそも言わなくてもいい。声明文をツイッターで出した。ローズガーデンでも声明文を出したが、すごく力強い声明文でしたまたスピーチもあった。最大の規模の群衆を前にしてスピーチをした」。
米国・バイデン大統領とトランプ前大統領のテレビ討論会。トランプ前大統領は「ウクライナとロシアについて。ウクライナはあの戦争に勝っていない。あまりにも多くの市民を失っている。彼がひどい決断をしたから。ロシアは攻撃してきたから」、選挙の結果、誰が勝利しようと認めるかイエスかノーの質問に「もし公平で、法的でよい選挙であればもちろん。そもそも出馬は考えていなかった。彼がひどい仕事をやったから。この国を破壊しているから。起訴あるいは政治的な敵というようなことを使って勝とうとしている。支持率も変化が出てきている。人々が理解しているから」。バイデン大統領は「選挙が終わった時どうなるか見ていきたい。あなたは泣き言ばかり1回目、負けた。今でも同じようなことを繰り返している。あなたの主張に地方裁判所でも国の裁判所でも全く主張すべきことがないと言っていた。あなたは嘘ばかりついている。選挙の結果は盗まれたという証拠は全くない。あなたは本当に選挙結果を受け入れるかどうか疑わしい。あなたは負けることに耐えられないんだと思う。前回だってそうだった」。
米国・バイデン大統領とトランプ前大統領のテレビ討論会。同志社大学・三牧聖子准教授がスタジオで解説「外交政策とりわけ経済に関してトランプ氏は富裕層に優遇税に関しても優遇。バイデン氏のほうは富裕層への課税を強化して貧困層への生活困窮問題に当たっていくと。黒人、ヒスパニックにバイデン氏もトランプ氏も言及し、トランプ氏のほうも黒人の共和党・ティムスコット議員の名前も出して非常に黒人のために色々やっている大統領だと言った。トランプ氏が無視できない黒人票の積み増しをしている。経済で物価高で黒人の貧困層が困窮しているのにバイデン大統領は色々やってくれていないという黒人の不満をうまくトランプ氏が吸収している。民主党支持者のヒスパニック票も無視できない数がトランプ氏支持に流れている。黒人、ヒスパニック票を取り合っている2つの陣営でここはかなり今後も動いていくところ」など話した。
米国・バイデン大統領は「私たちはトランプ前政権から残された非常に悪い状況から大きく前に進んできた。第1に私たちは公平な善政を持つ必要がある。税制がフェアだとお考か。40万ドル以下の報酬の方が1セントも税金を増やすことはない。しかしこの人物な皆さんの税を増やする。インフレ率を上げたのはトランプ氏のせい。パンデミック対策でうまくいかなかったから。トランプ氏はまた更に増税しようとしている。10%の全ての輸入品に関税をかけることによって結局はお金を多く皆さんが払うことになる。メディケアの能力をそごうとしているのは彼。薬価を下げるために大手製薬会社と交渉する能力さえトランプ氏は奪い取ろうとするかもしれない。インスリンの35ドルという価格に400ドルから引き下げた。高齢者は上限を2000ドルに据え置く。それによって財政赤字を10年間で1600億ドル削減することができる。トランプ氏はそれを撤廃しようとしている。チャイルドケアに関しても子どものいる方に税額控除を行っていく。鉛の水道管など健康問題を起こしていることにも対策を取っていく。これからもインフレ率を下げていく」。米国・トランプ前大統領「ほかの政治家同様この人というのは苦情を言うだけ。やっていることというのはこの国を不安定に安全でない形にしているということ。軍も全然彼のことを尊敬していない。アフガニスタン問題でも愚か者になっていた。イスラエルも起きてはいけないようなひどいことがあった。イランとビジネスをやっていたところ、例えば中国は米国とはビジネスができなかった。そこでハマス、ヒズボラに対して金が行ってしまった。ウクライナもそもそも起きてはいけなかった。3年半何もやっていない我々は地獄の時代に暮らしている。パレスチナの人々そしてそれ以外の人々が色々と暴動している。大統領のことを尊敬していない。我々は尊敬されていない。我々は軍を立て直した。最大の減税、規制改革もした。規制改革をして雇用が生まれた。我々がやってきたことは前代未聞だった。医療面、、宇宙関連、終末医療も。こういったことをやってきたにもかかわらず今や失敗している。私たちはまたこの国を偉大にする」。
バイデン大統領とトランプ前大統領のテレビ討論会について、中野信子は「ニューロポリティックスという学問があるが、政策そのものを有権者が冷静に、合理的に判断できるかというとそうでもないという結果が出ている。バイデン大統領は非常に論理的に話しているが、印象としてどうしても薄くなってしまう」とコメント。
コーナーオープニング映像。
秋のアメリカ大統領選挙で再選を目指すバイデン大統領と、返り咲きを狙うトランプ前大統領による第1回のテレビ討論会が行われ90分間の論議が交わされた。トランプ前大統領は「真の大統領がいれば、プーチン氏から尊敬を得ていた。そもそもウクライナ侵攻はなかった」、バイデン大統領は「戦争は解決させる。プーチン氏とゼレンスキー氏の間で」と述べた。トランプ前大統領は「1月6日までは安全な国境があった。エネルギーも自立していた」と述べ、司会者に質問への答えになっていないことを指摘されると、「平和的に、愛国的にと言った」と説明。バイデン大統領は「トランプ前大統領が襲撃をあおったのだ」と改めて非難。