- 出演者
- 堂真理子 大下容子 松尾由美子 佐々木亮太 デーブ・スペクター 中野信子 林美桜 水越祐一 仁科健吾 駒見直音
イスラエルによるイランへの攻撃開始から1週間。応酬合戦へと発展し、民間人の犠牲も出ている。イラン・ハメネイ師は「我々は降伏しない」、イスラエル・ネタニヤフ首相は「使命のために力を緩めることはない」と述べている。今、アメリカの判断が焦点となっている。レビット報道官は「近い将来にイランと交渉が行われる可能性がかなり高いことを踏まえ、今後2週間以内に決断を下すつもりだ」とトランプ大統領のメッセージを伝えた。大国アメリカの軍事介入はあるのか。両親がイラン人のティナ・ジャメさんは「お母さんはたまたま攻撃がある前にテヘランからちょっと離れたところにいた」と話した。母からの連絡は途絶えたままだという。
「大追跡」の番組宣伝。
イスラエルとイランの応酬合戦が続く中、民間人の被害が後を絶たない。両親がイラン人のティナ・ジャメさんは30年前にイランから来日した両親のもとに生まれた。イラン人のルーツを持つ彼女は眠れない日々を過ごしている。母・ファリバさんが首都テヘランへ帰省中にイスラエルの攻撃が始まった。母に連絡がついたのは丸1日経ってからだったという。毎日連絡を取ろうとするが、ティナさんは「回線の遮断はよくする。デモが起きたり戦争になるときはいつもイラン政府がネットを遮断する」と話した。母親と連絡が取れるのはいつになるのか。ティナさんはイスラエルに対する印象について「パレスチナ問題なども調べたりしてひどいなと思う。だけどイスラエル人が悪いとは思っていない。国民と政府はまったく別のものだと思っている」、イラン国内の状況について「正直言うとほとんどのイラン国民はすごく喜んでいる。50年弱、国民を傷つけてきた独裁国家。これで楽になれるかもしれない」と話した。ティナさんは中東の民族舞踊の講師をして生計を立てている。ティナさんは「ベリーダンスはできない。イランでは捕まる。両親の母国であるイランでもそういうダンスを踊れたら、ショーができたらいいなと思っている」と話した。イスラエルとイランの46年にわたる確執の歴史を振り返る。
双方の攻撃による被害状況は18日時点でイランの死者は639人以上、負傷者は1329人以上。(イランNGO)。15日時点でイスラエルの死者は14人以上、負傷者は380人以上。(CNN)。アメリカのレビット報道官は19日、「イランへの攻撃は今後2週間以内に決断を下す」と述べ、イランとの交渉の可能性を踏まえたものとみられている。明治学院大学准教授・溝渕正季は「アメリカとしてはできる限り、この紛争には踏み込みたくない。できれば攻撃はしたくないというのが本音だと思う。イスラエルはアメリカを引きずり込みたい。アメリカは全面戦争は避けたい」と解説した。トランプ大統領は最高指導者・ハメネイ師の潜伏地点を知っていると発信している。溝渕准教授は「本当に把握していると思う。脅しの可能性もあるし、実際にそこまで入り込んでいるというのもある」と解説した。デーブ・スペクターは「トランプ大統領も多くの支持者も戦争を好まないが、一部はイスラエルを強く支持している層もある。2週間という期間を設けるのは決断できないと言っているようなもの」とコメントした。
イスラエルが1948年に独立を宣言した翌日、第1次中東戦争が勃発。1973年の第4次中東戦争まで周辺アラブ諸国と激突。イランはトルコに次いでイスラエルを承認し、中東戦争に加わらなかった。パーレビ王朝の下、アメリカを後ろ盾とした近代化政策、脱イスラム路線が推し進められ、親米、親イスラエル、世俗主義だった。1979年にイラン革命が起き、パーレビ王朝が崩壊し国王はアメリカに亡命。イランは反米、反イスラエル、イスラム教の価値観を重要視する国家へと転換していった。最高指導者・ホメイニ師は「“大サタン(アメリカ)”に寄生する“小サタン(イスラエル)”」と宣言し、イスラエルと断交した。イランはイラン=イラク戦争で孤立し“抵抗の枢軸”を形成した。イラン=イラク戦争は“革命の輸出”を唱えるイランと革命の混乱に乗じるイラクとの戦い。アメリカ、ヨーロッパ、ソ連、革命の波及を恐れるアラブ諸国はイラクを支援した。イランはレバノンのシーア派組織「ヒズボラ」、パレスチナのイスラム組織「ハマス」、イエメンの武装組織「フーシ派」、シリアのアサド政権シーア派民兵組織といった国外の武装勢力を支援することによって自国の同盟勢力に育成。ヒズボラをハマスはイスラエル軍により弱体化。フーシ派は米軍により弱体化。さらに去年、アサド政権が崩壊し、イランは孤立を深めていった。イスラエルは“曖昧戦略”により核保有について否定も肯定もしていない。1960年代に核開発が始まったとされ、1979年のイラン革命時点ですでに核を保有していた可能性があり、イランも対抗上、核開発を行ったという見方もある。イスラエル・ネタニヤフ首相は15日、「核と弾道ミサイルの脅威を取り除く」と述べるなど先制攻撃の根拠としている。イランは1970年にNPT核拡散防止条約に加入しており、2000年代以降は平和利用目的の核開発と主張している。イラン中部フォルドゥの地下核施設でウラン濃縮をしているとされ、米軍が地下貫通弾「バンカーバスター」を使用する可能性が指摘されている。溝渕准教授は「革命前にパーレビ王朝と仲良しだったアメリカとイスラエルが革命政権にとっては宿敵になってしまった。イランとしてはアメリカと交渉すること自体が重要」などと解説した。
16日、カナダ・カナナスキスで閉幕したG7サミットは共同声明で「イランは地域の不安定化やテロの源」と批判する一方で、イスラエルの自衛権を支持するとしてイランへの攻撃を批判する表現を避けた。アメリカの意向を強く反映したものとみられ、アメリカはイランの核施設への攻撃の可能性も取り沙汰されている。一方で、ヨーロッパ各国では外交努力で解決を模索する動きも出ている。ドイツ、フランス、イギリス、EUの外相は16日にイランの外相と電話協議を行い、「イランの核開発計画は民生目的の範囲を大幅に超える」と懸念を伝えた上で、交渉の復活を求めた。20日にスイス・ジュネーブでドイツ、フランス、イギリス、イランの外相で核協議を行う方針で、アメリカも協議実施には合意している。実現すれば13日のイスラエルの攻撃以来初の対面外相交渉になる。イランのアラグチ外相は自身のSNSに「我々は外交に引き続き尽力する」と投稿している。(ロイター通信)。フランスのマクロン大統領はG7サミット中の17日に「最大の誤りは軍事的手段でイランの体制転覆を試みること」と述べ、イスラエルの軍事行動の拡大をけん制した。一方、ドイツのメルツ首相は「イスラエルは全人類のために汚れ仕事をしてくれた」とイスラエルの攻撃を称賛している。溝渕准教授は「イスラエルのイランに対する攻撃は国際法上、正当化するのは難しい。G7という世界のリベラルを語る国々の集まりがイスラエルを支持する声明を共同で出したのはおかしな話。ヨーロッパ諸国はロシアが一番脅威で、ロシアとイランはつながっているので、イランが脅威の一部であるという認識がある」などと解説した。デーブ・スペクターは「イラン国民は革命を求めていなかった。一方的に聖職者たちに乗っ取られて、自由がほしい。支持している人はほんの一部しかいない」などとコメントした。溝渕准教授は「アメリカ側はイランを体制転換したいという考えは今のところはない。今のイランの政権が大変人気がない政権だとしても、後に続く政権がマシなものになる保証もない。国内に混乱が広がる恐れもある。アメリカとしては核兵器開発をやめてもらえれば今回は丸く収めたいのが本音」などと解説した。
スペインのフェリペ6世国王とレティシア王妃の長女・レオノール王女。王位継承権第1位の王女はおととし10月31日、18歳の誕生日を迎え成人になった。この宣誓により将来、国家元首になることが正式に決まった。その準備はすでに始まっていた。2019年、当時14歳の王女は4つの言語でスピーチした。幼い頃からスペイン各地や周辺地域の公用語を学んでいたという。5年前、レティシア王妃と14歳の王女は訪れた先で1人の少女と出会った。少女の「王女は大きくなったら何になりたいの?」という質問に王女が答えようとしたところ、レティシア王妃が「彼女にはやりたいことではなくて、やらなければならないことがある」と答え、王女は複雑な表情を浮かべた。王妃も娘を女王に育てなければならないというプレッシャーを感じていた。王女は即位と同時にスペイン軍の最高司令官になる。そのため、3年にわたって陸・海・空すべての軍事訓練を受けなければならない。現在は海軍士官学校で訓練を受けている。その一環で王女は今年1月、約半年に及ぶ航海に出ることになった。フェリペ国王は軍の最高司令官として王女を含む訓練生の前に立った。娘との別れの時を向かた王妃は普段見せたことのない表情を浮かべた。
将来、スペインの国家元首になると同時に軍の最高司令官に就任するレオノール王女。おととし8月~去年7月までは陸軍士官学校へ。他の訓練生と共に射撃や水中訓練などを行った。訓練を終えるとすぐに初の海外公務でポルトガルを訪問した。去年8月、海軍士官学校に入学し、今年1月には約半年に及ぶ大西洋横断の航海訓練に出ることになった。軍の最高司令官として温かい言葉をかけるフェリペ6世国王。出港の時間、離れゆく娘を撮影する国王の顔はいつしか父親の表情に。レティシア王妃は何度も手を振り別れを告げた。国王は涙する王妃を慰めるように寄り添った。航海には訓練生76人が参加。うち女性はレオノール王女を含め9人。気象学や船の操縦、高さ約50mの場所での作業などの訓練も含まれている。レオノール王女を乗せた船は5月3日、中米パナマに寄港。この日は訓練生が家族と一緒に楽しむイベントが開催された。プライベートな服装の母・レティシア王妃は娘との再会を待ちわびていた。この時は王妃、王女であることを忘れたかのように再会を喜んだ。3日間の滞在後、王女は再び航海訓練に戻っていった。
3月、南米チリでの休暇中、レオノール王女が仲間たちとショッピングセンターへ行った際の画像が流出した。スペイン王室側は「絶対に容認できない。チリのデータ保護法に違反している」として、王女の画像を流出させたショッピングセンターを告発。画像は防犯カメラ映像を切り取ったもので、管理者が提供していた。チリ検察当局は被害者の同意を得ずに私的な画像を撮影・拡散した件に関する捜査を開始。さらに、ウルグアイのビーチでのビキニ姿が撮影され週刊誌の表紙になったが、公の場であることから王室は公式な声明を発表しなかった。チリ検察当局はレオノール王女が映っている場所が公共スペースであることを考えると違法性はないとした。中野は「良識が問われる」とコメントした。
スペインのソフィア王女は幼い頃から姉・レオノール王女と共に両親から惜しみない愛情を注がれ育ってきた。姉と服や髪形、進学先も同じ。スペインの私立学校を卒業すると、世界の王室御用達と言われるイギリスの名門カレッジに進んだ。仲良し姉妹がそれぞれの道を歩む時が来た。姉・レオノール王女は王位継承権第1位。18歳の誕生日に臨んだスペイン憲法への忠誠を誓う式典は両親、妹らが見守る中、盛大に行われた。ソフィア王女は4月29日に18歳の誕生日を迎えたが、特別な記念イベントは行われず、王室からひっそりと写真が公開されただけだった。姉はスペイン君主に、王位継承権第2位となる妹は“スペア”。生まれながら定められた抗いようのない運命を妹はどう受け止めているのか。
スペインのソフィア王女は4月29日に成人になった。立場が“スペア”ということで、公式写真は公開されたが、憲法への誓いや盛大なパーティーは行われなかった。両親は2人を同じように育て、決して区別しなかった。姉妹は互いに友人であり、仲間であり、支え合う必要があることを自覚している。(「ムヘールオイ」)。姉の“影”で生きるということに関して葛藤がないようにみえる。2番手であることに何の抵抗もない。むしろ自由が増え、プレッシャーも少なく、より自発的にふるまえている。(「セマーナ」)。イギリスのエリザベス女王は最も心を許せる相手が母親と妹だったという。中野は「ファミリーは特別。弱いところも見せる。王室が温かなものであってほしいと国民は望んでいる」、佐々木アナは「豊臣秀吉も秀長がいたから天下を取れたと言われるくらい兄弟で支え合っていたという」とコメントした。
テレビ朝日で10月からスタートする新作アニメが発表された。「味方が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法師、追放されて最強を目指す」、「友達の妹が俺にだけウザい」、人気世うう・羊宮妃那さんが出演する「ワンダンス」の個性豊かな3作品。
日本テレビは先ほど、TOKIOのメンバー・国分太一さんについて過去にコンプライアンス上の問題が複数確認されたとして、出演番組「ザ!鉄腕!DASH!!」の降板を決定したと発表した。降板については第三者の弁護士による調査結果などを踏まえて決定し、臨時取締役会で承認を得たとしている。事案の詳細については「プライバシー等の観点から配慮すべき点が多く説明を控えさせていただく」としている。なお、番組自体は継続する。日本テレビは午後1時から会見をする予定。TOKIOは1994年にCDデビューし、国分さんは城島茂さん、松岡昌宏さんと共に立ち上げた「株式会社TOKIO」で副社長として活動していた。
東京・墨田区の中継映像を背景に関東の気象情報を伝えた。
デーブ・スペクターは「広い家に住んでいるスペイン国王に聞きたい。間取りどう?」とコメントした。
エンディング映像。