- 出演者
- 富澤たけし(サンドウィッチマン) 伊達みきお(サンドウィッチマン) 飯尾和樹(ずん) 大泉洋 森田剛
バスサンドを再開。続いて乗るのは「立山トンネルトロリーバス」。森田がサイコロをふって3が出て、黒部ダム黒部湖まで向かう。トロリーバスは電車線から電力を供給を受けて走る乗り物。部品の交換が難しく11月30日で廃止電気バスとなっていてラストランを見ようと多くの観光客が乗車している。黒部ダム建設ではいくつものトンネル工事が行われており破砕帯という最大の難所があり、作業員によっては5カ月も日を見ることが無かったという。昼夜問わず交代制で掘り進めトンネル内には理容室や医療室も設置されていた。それでも作業員を苦しめたのが破砕帯である。破砕帯は地下水を溜め込んだ地層でそこから水が吹き出し作業は20分交代しないと体が持たない危険な工事となっていた。そのため1日最大10mを掘っていたが破砕帯では2カ月で10mも進まず、全長3.5kmの大町トンネルが貫通するのに1年6カ月かかった。これでもまだダム建設には着手していない状態となっていた。
大観峰へと到着。大観峰は黒部ダムを見下ろす絶景スポットで多くの観光客が訪れている。次に乗るのはロープウェイであるが支柱が無いことに気づく一行。これは雪崩が多い所なので設備が壊れないようにしている。ワンスパンでこの距離は最大となる1.7km。
地図にナイナイTOWNの番組宣伝。
立山ロープウェイを使って黒部平へと移動。伊達が気になるお土産コーナーへと足を運び「白えびチーズぱり」などの土産を購入し「ブラックとろ~り~ソフトMIX」を食べたりした。
黒部ダムへ向かうため最後に乗るのは「黒部ケーブルカー」。黒部ケーブルカーは標高差400mで最大勾配31度の急斜面を走り、日本唯一である全線地下式ケーブルカーとなっている。スタートから5時間黒部湖駅へと到着。黒部ダムの放水を真上から見たりした。
黒部ダムは正式名称「黒部川第四発電所」高さ186m、幅492m、総貯水量は約2億トンの日本一の高さを持つ日本最大級の巨大ダム。高度経済成長の関西の電力不足を解消するため1956年に着工し工事期間7年、作業員1000万人、総工費513億円と世紀の難工事となった。当時のダム建設は過酷に危険が伴い171名の尊い命が犠牲となり、1963年6月5日に完成。現在は年間100万人が訪れる人気観光地となっている。そして、旅のゴールはレインボーテラスと呼ばれる放水が真横で見られる。
旅のゴールである黒部ダムの放水を真横からみるレインボーテラスへと移動。コンクリートをワイヤーで吊る支柱がありそこでコンクリートを運んでいた。建設当時の貴重な映像が公開された。コンクリートは17万8千回を繰り返し、計370万トンのコンクリートが運ばれ堤体が完成した。
黒部ダムを真横から見るレインボーテラスへと移動。黒部ダム遊覧船「ガルベ」は今年でラストランとなっている。ダムには建設工事で犠牲になった171名の慰霊碑があり一行は手を合わせた。黒部ダムには飲食店や売店もありゴールへ向かう前に寄って「くろにょんソフト」などを食べた。
舞台「台風23号」の告知。
黒部ダムの大放水を真横から見るレインボーテラスへと移動して見学した。続いて今回特別に撮影許可が降りたケミカルトンネルへと移動。ダムを管理する関西電力の方に案内してもらう。安全のためヘルメットを装備、また途中は撮影禁止エリアとなり音声のみとなった。そして到着したエリアは現在残っている素掘りの岩ががむき出しとなっていた。このエリア以外はコンクリートで固められている。このエリアは年に数回行われる特別な見学ツアーで立ち入りが可能となる。