- 出演者
- 黒柳徹子 村木風海
今日のお客様は村木風海さん。
村木風海さんは二酸化炭素の研究に邁進し、政府にも認められている。炭素回収技術研究機構の代表理事でもある。二酸化炭素を回収するマシーン「ひやっしー」をスタジオに用意した。小学4年生で二酸化炭素の研究を始め、高校2年生で総務省のプロジェクト「異 能vationプログラム」に採択された。大学1年生のときには日本発の「世界を変える30歳未満30人に」に選出された。昨年には地球温暖化を防ぐための会議COP27に国連の要請で出席した。村木さんは根っこからの文系で、あえて日本独特のアニメのようなゆるふわな価値観で科学を広めたいと考えている。科学界の池上彰さんになるのが目標。地球温暖化の最大の要因は二酸化炭素。「ひやっしー」は1年間稼働させることで、500ミリのペットボトル1万2500本くらい集めることができる。スタジオで「ひやっしー」の中身を公開して仕組みを解説した。貯まった二酸化炭素は研究所で燃料に変える実験をする。研究室の映像の一部も公開した。軽油やガソリンのような燃料で乗り物を動かそうと巻がている。
実験が大好きでそれに時間をかけたかったため、大学進学を高校3年生の秋まで迷っていた。大学は研究室の内容で決めようと調べたところ、東京大学に決めた。模試の結果もE判定だったため、論文の推薦入試に挑戦して見事合格した。しかし、学位のためではなく、待ったなしの温暖化を解決するために今年3月で自主退学した。単位は取っていたため、文科省の制度で学士号をいただいた。二酸化炭素研究のきっかけは、祖父からもらった「宇宙への秘密の鍵」という本だった。本で紹介された火星から見える青い夕日を見たいと思い、火星の二酸化炭素を吸い取る技術を研究する中で、この研究で地球温暖化も守れると気づいた。祖父には初著書を亡くなる直前にプレゼントすることができた。両親について、父は仏のような穏やかで、母は時に厳しく時に優しく教養を教えてくれたと語った。村木さんの好奇心も尊重してくれたという。
村木さんの幼少期の夢はパイロットになることで、趣味で研究していたが、飛行機がいっぱい二酸化炭素を出してしまうと知り、パイロット兼科学者になることを目指した。船の免許はすでに持っている。技術は解決できるところまで来ているのに、意識が変わらないと国の予算もつかなくて科学者に予算が回らないため、あえて家庭用に装置を作っている。現在、村木さんは自分のやっていることが楽しくてしょうがないと語った。
エンディング映像。
DAIGOも台所 ~きょうの献立 何にする?~の番組宣伝。