2025年9月14日放送 16:30 - 17:25 テレビ朝日

日曜マイチョイス

出演者
飯尾和樹 阿川佐和子 原沙知絵 菊川怜 
大人の趣味入門 建築デザイン
菊川怜&原沙知絵 グルメのついでに名建築を巡る!

東京には世界に誇る名建築がある。東京大学工学部建築学科卒業の菊川怜が20年来の親友・原沙知絵とともに絶品グルメのついでに楽しめる東京の名建築を訪ねる。

様式美と近代性の融合 日本橋高島屋

開店92年を誇る日本橋高島屋。買い物の前に名建築を堪能。

日本橋高島屋コンシェルジュ・岸和彦さんに話を聞く。東洋趣味を貴重とする現代建築というテーマが与えられたため、和洋折衷の造りになっている。格天井は神社仏閣などに用いられる和建築の天井様式。ロゼットは西洋建築で使われる丸い花形飾り。大正、昭和にかけて官公庁やホテル建築を得意とした建築家・高橋貞太郎が設計。創建当時のままの姿を今に残す建物は2009年、百貨店建築としては初めて重要文化財に指定された。名建築ポイント:創建当時のイタリア産大理石、アンモナイトの化石。

菊川怜&原沙知絵 グルメのついでに名建築を巡る!/教えてソウダネくん デパートの1階に宝石売り場が多いのはなぜ?

大人が楽しめる食、旅、趣味を提案する番組。今回は絶品グルメを楽しむ道中でついでに名建築散歩。菊川怜は東京大学工学部建築学科を卒業。なぜデパートの1階に宝石売り場が多いのかソウダネ・チョイスくんが回答。女性客を引き寄せるためや噴水効果の一環。噴水効果は1階に魅力的な商品を配置し、客を集め、上の階にも誘導する戦略。

心が弾む空間演出 日本橋高島屋

日本橋高島屋を訪れた菊川怜と原沙知絵。デパ地下に降りる階段にも見どころ。名建築ポイント:流れるような優美な曲線。HIBIKAは季節ごとに楽しめる焼き菓子が人気。LES TEMPS PLUSは今年6月にオープン。フランスの伝統菓子や季節に応じた菓子を中心に販売。焼き菓子の詰め合わせや旬の果物をあしらったタルトが人気商品。巌邑堂日本橋高島屋店は2018年オープン。創業150年を誇る老舗和菓子店。どら焼きが人気商品。日本橋高島屋の名物の屋上。エレベータは1階と2階だけあえて木目調の大理石を使用したアメリカ・オーチス社製。創建時(1933年)から使用している。案内係によるエレベーターを続けている。屋上は戦後、昭和25年から4年間、動物を飼育していた。

屋上でゾウが飼育されていた!?日本橋高島屋

戦後、日本橋高島屋の屋上ではゾウが飼育されていた。1954年、東京都恩賜上野動物園に寄贈。その際にゾウの高子が降りた階段は現存している。着物の客が昇降しやすいよう段差が低く作られている。

人気の絶品グルメを求め東京駅へ

東京駅丸ノ内本屋の中にある東京ステーションホテルは開業110周年。ビーフシチューが期間限定で提供される。駅舎は日本近代建築の父と言われている辰野金吾が建築。辰野賞は東京大学建築学科卒業制作の優秀作品に贈られる。日本銀行本店本館をはじめ、数々の辰野式の名建築を世に残し、重要文化財に指定(国指定有形文化財・旧日本生命保険株式会社九州支店、登録有形文化財・旧二十三銀行本店)されたり、地域で愛され続けたりしている。東京駅丸ノ内本屋は2003年に重要文化財に指定された。ゲストリレーションズ・荒木宏太さんに案内してもらう。1914年、開業当時の東京駅は鉄骨レンガ造りの3階建だった。1945年の東京大空襲で一時、2階建てに。2012年、創建当時の姿に復原。東京ステーションホテルの館内へ。創建当初の面影を残している箇所がフロント上部のアーチ。真鍮の装飾に使われているクレマチスの花言葉は旅人の喜び。アーカイブバルコニーはドームのレリーフを間近に鑑賞できる。東京大空襲で焼失したが、2012年に復原、創業当時のデザインを楽しむことができる。工事に5年半、当時のデザインを忠実に再現。クジャクが羽を広げたようなレリーフは豊臣秀吉の兜(一の谷馬蘭兜)がを再現したレリーフ。東京駅を設計した辰野金吾のふるさとの佐賀県唐津市は朝鮮出兵の拠点で先祖も武家だったため、秀吉の兜が使われたと推測されている。ホテル内にあるフランス料理レストラン・ブランルージュでは電車を見ながら食事ができる。ホテル伝統のビーフシチューは西洋料理店・精養軒で料理人をしていた総支配人のアイデアで完成。開業110周年記念コースは11月から。

一般客も見学可能な都内の”国宝”迎賓館

四ツ谷駅から歩いて7分の迎賓館赤坂離宮は116年前に建てられ、海外の要人などをもてなす場所として使われている。普段は一般客も見学することができる。当時の建築、美術、工芸界の総力を結集して造られ、2009年、国宝に指定された。迎賓館館長・吉住啓作さんに話を聞く。19世紀後半のネオ・バロック様式は豪華な装飾などに近代的な素材、技術を融合。設計したのは片山東熊で仁風閣、日本赤十字社中央病院病棟も設計。元々は東宮御所として建設され、随所に和の要素がある。阿吽の鎧武者。花鳥の間のシャンデリアは1125kgと迎賓館の中で一番重い。アンリ2世様式は古典に根ざしたフランスの宮廷様式。花鳥の間にある和の要素は七宝焼。世界的に有名な花鳥画の名手・渡辺省亭が下絵を描き、七宝焼の大家・濤川惣助が忠実に焼き上げた。彩鸞の間はナポレオン1世の時代のアンピール様式。真紅のビロードや金色の装飾が多く用いられている。

思わず見上げるど迫力の教会 東京カテドラル

菊川怜が都内でも一番好きだというアフタヌーンティースポットへ向かう。東京カテドラル聖マリア大聖堂は建築界のノーベル賞・プリツカー賞を日本人で初受賞した丹下健三が設計。東京大空襲で焼失したため、1964年に丹下健三の設計で現在の大聖堂が建築された。丹下健三は国立代々木競技場、広島平和記念公園など戦後の日本をリードする数々の建築を手掛けた世界的建築家。カトリック東京大司教区広報・赤井悠蔵さんに話を聞く。教会は誰でも入場可能。どの視点からも全貌を捉えられない空間を目指したといわれている。HPシェル構造と呼ばれる造り。国立代々木競技場とともに新たな空間を生み出したという点で共通。光の取り入れ方の天才的なテクニック。

唯一無二の工夫で光を演出 東京カテドラル

天才建築家・丹下健三が施した東京カテドラル聖マリア大聖堂の光の演出。窓ガラスではなく、薄く切った大理石を使用し、祈りを捧げる厳かさを演出。十字架が祭壇以外にもある。

光を使って十字架を演出!東京カテドラル

東京カテドラル聖マリア大聖堂には祭壇以外にも天井に十字架がある。

絶品スイーツでティータイム ホテル椿山荘東京

ホテル椿山荘東京のハーベストアフタヌーンティーでアフタヌーンティーをいただく。

教えてソウダネくん 都内でオススメの名建築は?

ソウダネくんが教える都内でおすすめの名建築は東京都庭園美術館。

(エンディング)
次回の日曜マイチョイスは

次回は椿鬼奴&草刈民代カメラ旅in熱海。

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