- 出演者
- 梅津弥英子 松山俊行 安宅晃樹 橋下徹 吉村洋文 長妻昭
オープニング映像。
けさは大阪・関西万博について生激論。ゲストの大阪知事・吉村洋文さんを紹介した。知事時代に万博開催のきっかけを作った橋下徹さんは大阪府・大阪市に金はたっぷりあると全国の人に分かってもらいたいと語った。もう1人のゲストは立憲民主党・政調会長の長妻昭さん。長妻が行こうと思わないとコメントすると、橋下は番組が終わる頃には行きたくなっていると自信を見せた。
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視聴者アンケートの告知。大阪・関西万博行ってみたいですか?ぜひ行きたい、見どころあれば検討する、行きたいと思わない。リモコンのdボタンから参加してください。
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岡本太郎作「太陽の塔」、アポロ計画で米国が持ち帰ってきた「月の石」。今から54年前に開催された大阪万博、来場者はのべ6400万人以上、未来への期待感が満ち溢れていた。入場料大人800円、当時サラリーマンの平均月収5万8000円だったがお土産店では1万円札が飛び交っていた。
大阪万博で人々の胸をときめかせたのが最先端技術のお披露目。注目されたのは電気自動車、トラベーター(動く歩道)、ワイヤレステレホン。あれから半世紀以上、万博で夢見た世界が日常となる中、実用化されなかったものが。
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大阪万博で展示されながら実用されなかったものが通称「人間洗濯機」、洗浄から乾燥まで全自動、しかし開発は進まず。ところが半世紀以上の時を経て新たな扉が開こうとしている。
54年前に大阪万博で展示され実用化には至らなかった「人間洗濯機」。新技術を取り入れ大阪万博で再挑戦しようと取り組む企業があった。来年の大阪・関西万博で展示予定の「ミライ人間洗濯機」、約15分で頭部や体の洗浄から歯磨き、乾燥まで全自動で行う。この開発には当時の技術者たちに助言をもらった。前回は汚れが落としきれない課題があった。半世紀にわたる課題を解決したのが毛穴よりも小さな泡、汚れが吸着し水に流れることで洗浄する技術。将来、介護施設などへの設置も目指す。今回の万博では入浴体験ができる計画も。
大阪万博では「空飛ぶクルマ」、3Dプリンターを使い培養肉で和牛の霜降り肉を再現、来場者への試食提供を目指す。ゲストの大阪府・吉村知事は2022年のドバイ万博を視察し、招請活動を行うなど万博開催に力を入れてきた。
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来年4月から半年間にわたり開催される大阪万博、チケットは一番安いもので大人1人4000円から。販売枚数は伸び悩んでいる。前売り券の販売枚数の状況を見ると2005年の愛知万博は開始1年前の時点で約719万枚販売されていたが、大阪万博は約156万枚にとどまっている。大阪府・吉村洋文知事は「これからだと思います。民間企業の皆さんも700万枚購入するとおっしゃっている。これから1年かけて、しっかり発信していきたい」と語った。
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視聴者投票の結果を紹介。大阪・関西万博行ってみたいですか?ぜひ行きたい27%、見どころあれば検討する23%、行きたいと思わない50%。立憲民主党・政調会長の長妻昭さんは「民間がやる分には良いが、国の事業でもあって税金が投入される。これだけのコストをかけてまでやる説明が聞けていない」と語った。大阪府・吉村洋文知事は「未来を作っていくことに大きな意義がある。50%の方に行きたいと思ってもらえるように今後1年努力していきたい」と語った。橋下徹さんは「全員が行くわけではないし、十分だと思います。政権支持率よりも遥かに高い」と語った。
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「海外パビリオン」について、中国は中国古代の木簡をモチーフにした外観、ドイツのパビリオンのテーマは「わ!ドイツ」、オーストリアのテーマは「未来を作曲」、AIを使った楽曲体験やウィーン少年合唱団のパフォーマンスも予定されている。日本のパビリオンは日本館、ウーマンズパビリオン、吉本興業など様々な趣向のパビリオンが作られるという。吉村知事は「1年前なので目玉はまだ内緒。先ほどVTRに登場した人間洗濯機は大阪パビリオンでやる。他にもiPS細胞の展示、iPS細胞や3Dプリンターで作った肉など色々展示していこうと考えている。社会課題の解決が万博のテーマ」だと語った。長妻氏は「メタバースやバーチャル空間で可能であるのに、これだけのコスト・手間をかけて物理空間でやる意義が説明されていない」と語った。橋下氏は「メタバースで済むなら国会もそうすればいい。実際に見て感じることが大事」と語った。ドバイ万博を視察した吉村知事もリアルの重要性を語った。さらに橋下氏は「課題解決とセットにして発信することが大事」と語った。
次世代の交通手段として期待されている「空飛ぶクルマ」、客を乗せ万博会場と関西空港を往復する商用運行を目指しているが運賃はいくらになるのか。現在、米国×ANA、英国×丸紅、ドイツ×JAL、日本ベンチャー「スカイドライブ」が開発を進めている。吉村知事が「車に乗るような感覚で空を移動する時代が来る」と語ると、橋下氏は「ごまかしは良くない。クルマじゃなくてドローンでしょ?」と指摘し、吉村も「技術的にはドローンです」と認めた。長妻氏が多額の税金が投入されていることを問題視すると、橋下氏は長妻氏が東京選出の国会議員だと前置きした上で、東京オリンピックにも莫大な税金が投入されたと指摘した。
大阪万博の会場建設費について。当初2017年は1250億円だったが、3年後、600億円増え、1850億円になった。そこから資材価格、人件費の高騰などで2350億円、当初から2倍近く上振れしている。負担するのは国、大阪府、大阪市、民間、3分の1ずつ負担する。会場建設費の中でも物議を醸しているのが「大屋根リング」、完成すれば世界最大級の木造建築となる。京都の清水寺を彷彿となせる木材を格子状に組んで作られているリング、当初は非中心の離散型だった。しかし多様でありながら、ひとつを表現するためリング状になった。約350億円の建設費は世界最大級の無駄遣いと批判され、リングの設計者選びの不透明性も指摘されている。吉村知事は「透明性は重要だと思う。専門家が選んだものなのでしっかり進めていこうと思っている」と語った。
大阪万博「大屋根リング」、閉幕後はどうするのか。高速道路の料金所のゲート、歩行者デッキ、仮設住宅、家具、ベンチ、ボルタリングの壁の案が。運営費の問題も。当初、運営費は809億円とされていたが、今年2月には1160億円まで上振れしている。しかも8割超がチケット収入で賄うことになっている。もしチケットが売れなければ赤字が出る状況になってしまう。国民民主党・玉木雄一郎代表は「赤字が出たらだれが負担するのか決まっていない、不透明なまま事業が走っているのが問題」と指摘。
大阪万博で象徴的なものとされている「万博リング」、もともと象徴的な建物は作らないとしていたが、350億円がかかり、世界最大の無駄遣いとの指摘もある。吉村知事は「万博は150の国々が集まる。多様性を認めつつも、社会課題の解決に向けて1つになろうがコンセプト。日本が持つ木造建築の高い技術を世界に発信する意図もある。万博後の活用方法も重要」と語った。長妻氏は「リングを作ることで予算が増えた。その際に吉村知事はこれが最後だと言ったのに、そこからさらに予算が増えた。赤字になった際に誰が負担するか、あらかじめ決めておくべき。愛知万博を見習って予算の削減にも取り組むべき」と語った。赤字が出たらどうするのか。国も大阪府も補填は考えていないとしている。吉村知事は「チケットの値上げはない。CFOを置いて赤字が出ないよう収支をしっかり管理する。黒字になる可能性もあり、誰が責任を負うか、はっきりさせないといけない」と語った。CFOには財務省出身の小野平八郎氏が就任した。橋下氏は「国政では赤字になった事業で誰が責任を負うかなんて議論は起きない。万博の経済効果には3兆円の経済効果があるとされていて、国の事業でこれだけの経済効果があるものはない。それでもぐちゃぐちゃ言われるなら、国に頼らず、大阪府・大阪市で全てのコストを負担すればいい。その代わりに黒字が出た場合はもらう」と語り、大阪府・大阪市の貯金の現状をフリップで紹介した。大阪・関西万博の経済波及効果の試算は経済産業省で約2.9兆円、アジア太平洋研究所で約2.7兆円。貯金は大阪府が2262億円、大阪市が2452億円。吉村知事は「日本を良くするために万博をやる。黒字が出た場合も大阪がもらうという議論はちょっと乱暴かな」と語った。長妻氏は「当初の予算から1000億円以上増えている」と語り、万博は国・大阪・民間の3すくみで誰も責任を取らない構図になっていると指摘した。
梅津キャスターが万博の全国的な関心をどう高めていくのか様々な課題がある。長妻さんが会場に行かれるのかどうかも注目したいとコメントして討論を締めくくった。
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19日のニューヨーク外国為替市場では1ドルが154.64円と34年ぶりの円安となった。浅草つる次郎は訪問客の5割が外国人客。3月の訪日外国人客数は308万1600人。2019年同月比11.6%増。消費者物価指数(19日発表)は宿泊料27.7%増、全体2.8%増となった(前年度比)。
群馬・みなかみ町のホテルはコロナ禍以前は団体旅行中心で1人8000円だったが、現在は家族・個人客を中心に1人1万8000円〜4万円。原材料費や光熱費が高騰する中、サービス継続のために客室稼働率を下げ、客室単価を上げた。
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群馬・みなかみ町のホテルでは布団敷き係は人手不足のため常にスタンバイできない。ホール要員削減のため、食事はバイキングスタイルになった。
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出張費を抑えたいビジネスマンの強い味方となっているコンテナホテル「HOTEL R9 The Yard」を取材。全国に83拠点約3000室。動かすことのできるコンテナは災害時にレスキューホテルとなり被災地に移設して仮設宿泊所として利用できる。