2024年3月31日放送 7:30 - 8:55 フジテレビ

日曜報道 THE PRIME
【死者相次ぐ「紅麹」問題の行方は】

出演者
梅津弥英子 松山俊行 安宅晃樹 橋下徹 田村憲久 山井和則 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
桜、東京で開花 過去10年で最も遅く

靖国神社にある桜の標本木を気象庁の職員が目視で確認し、ここ10年で一番遅い開花宣言となった。開花宣言の翌日、飛鳥山公園では満開を待てない多くの花見客で賑わった。開花が遅れたことで入学シーズンまで楽しめるという。満開の予想は、東京は4日と各地来週末まで楽しめるという。橋下さんは、開花宣言のやり方にデジタルにすればこういう儀式はいらないなどと述べた。東京は今日暖かくなっているが、都心は26℃まで気温が上がる予想。

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2024年問題…あすから暮らしどう変わる/あすから4月…物流が変わる?暮らしは/残業時間に上限が…2024年問題×物流/ドライバーの現状

明日からトラック運転手の時間外労働規制が強化されることで輸送力不足が懸念される物流の2024年問題が現実になりつつある。そこで視聴者に「「翌日配送ナシ」や「送料UP」であなたの宅配利用は?」と質問。佐川急便は、明日から宅配運賃を平均7%値上げ。日本郵便はゆうパックの一部地域の配達日数を変更。メルカリでは置き配専用サービスを開始し、再配達削減しようとしている。ZOZOTOWNは、ゆっくり配送を利用でポイントが付与される。このように物流業界が動いているのかについて、トラック運転手の時間外労働の規制が始まるから。現状は規制がなかったが、明日からは年間960時間の制限ができる。これにより労働時間が短くなりモノが運べなくなる可能性もあるという。規制をかけるのは、トラック運転手に居眠り運転について聞いたところ、よくある・時々ある合わせて4割近くがあると回答。また脳・心臓疾患の労災支給決定件数上位5業種の中でも、道路貨物輸送業がダントツで多い。このような状況を改善する為にも時間外労働に制限をかけようとしている。一方で賃金低下により離職者が増えるという懸念もある。専門家によると、賃金を上げるには生産性を上げる必要があるという。コストの価格転嫁を消費者が負担していくことが必要だという。

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2024年問題×物流…ドライバーの現状/荷物が届かない?!

明日からトラック運転手の時間外労働の規制が強化されることで輸送力不足が懸念される2024年問題。「「翌日配送ナシ」や「送料UP」であなたの宅配利用は?」との質問の視聴者の投票結果は、減ると思うが31%、変わらないと思うが66%、増えると思うが3%という結果。田村さんは、今回物流効率化法の改正に取り組んでいて、荷主や元請業者に対して義務を課していこうとしているという。若い方々に一定程度来てもらうと思ったらば、働く時間と賃金とそれ相応に合うものに変えていかないとならないと業界全体で取り組んでいるという。山井さんは、送料無料などが結果的にしわ寄せがトラック運転手の方に行ってしまっているので、一定の規制が必要などとした。今回の働き方改革の一つのきっかけになったのが、2014年の過労死防止法の議員立法を超党派で成立させ、その中で問題になったのは過労死の4人に1人はトラック運転手だったこと。今回の働き方改革を通じて、価格に転嫁して魅力ある仕事とイメージを変えていかないといけないし、国民が価格転嫁を受け入れる必要があるなどとした。外国と比べ日本のドライバーの過酷な労働環境の背景に、多重下請け構造があると言われている。アメリカでは多重下請けがよくないと2次下請け以降は認めないという法律改正を行った。全日本トラック協会は、2次下請けまでに制限すべきと提言も出している。田村さんは、どういう下請構造になっているか示すようにすると同時に、元請業者は下請けを出す場合に責任者を置くことを法律に盛り込みながら、多重下請けを見える化して多重下請けを無くしていこうと考えている。それとトラックGメンに動いてもらっていて、多重下請けなどでおかしいところがあったら見つけられるような仕組みを進めている。

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夜間救急の医師 長すぎる夜に密着

月80時間の時間外労働、年960時間の上限規制は医療界でも始まる。埼玉県川越市にある夜間救急専門クリニックにはひっきりなしに患者がやってくる。救急外来は4時からで午後3時過ぎに訪ねると副委員長は仮眠をとっている。滞在時間は33時間以上だという。まず、発熱外来に向かった。すぐに医院にもどり整形外科の診察をレントゲン撮影を自ら行った。次は脂肪腫の痛みが出た患者を見た。すぐさま、外科手術を行い大部分の摘出は完了したが今後も定期的に通う必要がある。1時間半で10人以上を診察した。午後8時前に訪れた男の子は金属に頭をぶつけたといい針で縫った。午後10時過ぎ、36組の診察を終え、夕食をとった。仮眠室に入ったのは午前3時過ぎである。午前6時にアラームがなり、別の病院での勤務が続く。

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難病治療も 夜間救急の後も診療へ

向かう先は川越市内の中核病院。午前7時から業務を引き継ぎ外来の診察を行う。これが木川医師の日常。この病院での役割は糖尿病や高血圧などの疾患を抱える患者のかかりつけ医。この日は5年以上診察を続ける原因不明の難病を抱える患者が。太ももの一部が大きく腫れ上がっている。病名も付かず水がたまる部分が重要な神経や血管と癒着し切除もできない。定期的に水を抜く以外に手がないという。午後6時に勤務を終えた。木川医師の1週間のスケジュールは日曜日から3日間の勤務時間は20時間。しかし、水曜日からは連続60時間。「週80時間をフルで作業・診察しているわけではない。待機時間や仮眠時間を含めてということです」と話した。

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医療危機も?医師の“残業規制”あす開始

木川医師のように別の病院と掛け持ちをする形の勤務が地域医療を支えている。しかし、明日からは医療の維持が困難になるという。「医師の働き方改革」により大学病院などで働く勤務医の残業時間の上限が年960時間に。月に換算すると80時間。木川医師は「大学病院などが人材不足になっているので派遣ができないというところも結構あるみたいですね」と明かした。

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過重労働が支える医療 過酷な現実/2024年問題×医師…医療体制崩壊も?/医療現場の課題

明日から始まる時間外労働、年986時間の上限規制によって、1303機関の救急医療の縮小や撤退の懸念、867機関の専門的な医療の縮小や撤退など長時間労働になりやすい科の体制維持が疑問視されている。働き方改革は2019年から行われ、医療分野では5年間の猶予があった。田村さんは「地域医療や専門医療では、最終的には960時間になるものの、まだ猶予があり1860時間が上限になっているところもある。ただ以前はそれすら超えている人もいた。大学病院は他の病院と比べて給料が安く、長時間労働のため、大学病院で働く人は減っている。大学病院を残すために長時間労働の是正をしながら賃金を保証しなければならない」などと話した。山井さんは特例の1860時間について「規制しているのに過労死ラインの2倍の時間となっている。時間外労働を減らすため医師を増やす必要があるのに、政府が言う医療予算節約はせず、必要な医療にピンポイントで増やす必要がある」などとした。10年間の医師数の推移を見ると外科が激減している。橋本さんは「韓国でも医師を増やすかどうかで揉めているが、免許業は新しい人の参入で自分の仕事が奪われると考える人もいる」などとした。田浦さんは「地方が嫌だとか、特定の診療科は嫌だとか言う人がいる。地域連携のプログラムは2026年から始める。適正に医者の数が配分できなければ医療は崩壊する」などとした。

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