向かう先は川越市内の中核病院。午前7時から業務を引き継ぎ外来の診察を行う。これが木川医師の日常。この病院での役割は糖尿病や高血圧などの疾患を抱える患者のかかりつけ医。この日は5年以上診察を続ける原因不明の難病を抱える患者が。太ももの一部が大きく腫れ上がっている。病名も付かず水がたまる部分が重要な神経や血管と癒着し切除もできない。定期的に水を抜く以外に手がないという。午後6時に勤務を終えた。木川医師の1週間のスケジュールは日曜日から3日間の勤務時間は20時間。しかし、水曜日からは連続60時間。「週80時間をフルで作業・診察しているわけではない。待機時間や仮眠時間を含めてということです」と話した。