- 出演者
- 伊藤雅之 牛田茉友
国会で予算審議の舞台となるのが予算委員会である。予算に関する政策全てについて質疑が行われるため、国政の重要課題など幅広いテーマを議論する。衆議院予算委員会では新年度予算案審議が始まっており、政府・与党は野党の協力を得て年度内の予算案成立を目指す方針となる。衆議院予算委員会では自民党の政治とカネの問題について旧安倍派の会計責任者への参考人招致の採決が行われ、野党側の賛成多数で議決された。
今後焦点となるのは与野党で行われている政策協議の行方と予算案修正が行われるかどうかとなる。まずは与野党の政策協議の状況から。与党の国民民主党の間では年収103万円の壁の見直しで協議が続いている。与党は123万円まで引き上げる方針だが国民民主党が主張する178万円の間には溝がある。また与党は日本維新の会との間で高校授業料無償化について、立憲民主党とは給食費無償化などについて協議を行っている。もう1つは予算案修正がおこなわれるかどうか。石破総理大臣はおとといの予算委員会で野党側の修正要求に対して”議論しながらよりよい方法を目指したい”と応じ、野党の主張も可能なものは柔軟に取り入れる考えを示している。そして新年度予算案などについてスタジオで議論した。
ここからは充実した審議のために何が必要なのか考えていく。去年の衆議院選挙を経て予算委員会の与野党の割合は変化した。衆院解散前は与党が過半数を占めていたが選挙後は逆転した。またこれまで与党が担ってきた委員長ポストも30年ぶりに野党が確保した。こうした中、省庁別審査という予算審議を充実させる取り組みも新たに始まり今週から質疑が行われる。府省庁を6つのグループに分け専門的な質疑をし、予算の議論を深めるねらいがある。そして審議充実などについてスタジオで議論した。
最後にこれからの予算委員会の議論で何を重視して臨んでいくかについて。それぞれの出演者が順番に意見を述べていった。
けさは与野党の予算審議の担当者に議論していただいたと話してエンディングとなった。