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2019年に放送されたドラマ『グランメゾン東京』がこの冬映画『グランメゾン・パリ』として帰って来る。映画撮影前、出演する木村拓哉、沢村一樹、中村アンの3人がパリでフランスの食文化を体感。アジア人として初めてパリでミシュラン三つ星を獲得した小林圭シェフを直撃。木村拓哉自ら極上の一皿を作るという展開も。
木村拓哉は『グランメゾン・パリ』の料理監修を務めたシェフ・小林圭に会うため「レストランKEI」を訪れた。小林圭は2020年にアジア人として初めてフランス版「ミシュランガイド」で三つ星を獲得。小林は「パリでの三つ星は苦しさが98％、嬉しさが2％。楽しさはない。フランス料理は心を満たす料理であって、お腹を満たす料理ではない」と話した。食材については、「毎日、食材が届いてからの出会いをどこまで育てるか」と話した。
当初、この番組はキャスト陣が本場フランス料理を味わう企画だったが、ここで小林圭がパリで三つ星を狙う尾花演じる木村拓哉に「フランスのトップの場所に行って、食材を買ったり、自分で選ぶという事を体験してもらいたい」と課題を突きつけた。この挑戦を引き受け、木村たちは食材探しの旅に。トリュフ選びの現場などを訪れた。
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フレンチの食材を巡る旅。フランス料理に重要なキャビアは、チョウザメの卵を塩漬けにした世界三大珍味のひとつである高級食材。木村拓哉・沢村一樹・中村アンは「キャビア・カスピア」は世界屈指のキャビア専門店を訪れた。キャビアが高級なのは、卵を生むまでの期間が長く数が限られているため。最高級品種のベルーガは“キャビアの王様”と言われ、キャビアが採れるまで20年を要する。一行は高級キャビアを体験した。
映画『グランメゾン・パリ』の撮影に先駆け、物語の舞台であるフランスで食文化を巡る旅をする木村拓哉たち。旬のジビエ料理を堪能し、一流レストランに欠かせない卓上の芸術品と評される銀食器の世界的専門店を訪れた。
続いてはチーズ。フランスでは1年に1人あたり25キロのチーズを消費すると言われるほど生活に密接なチーズ。3人はパリを拠点に展開する「フロマージュリー・ヒサダ」を訪れた。日本人として初めてチーズ熟成士の最高位を受勲した久田早苗さんと娘の惠理さんが手掛けるチーズ専門店。世界のチーズを食べ尽くした久田さんオススメのコンテ、ロックフォールなどのチーズを3人は試食した。
続いての食材は野菜。フランスは国土の50％以上が農用地で、EU全体の農業生産額5分の1を占める農業大国。多くの農作物の食料自給率が100％超。3人は野菜をメインに据えた店「ナロー」を訪れた。竹田シェフは2015年に渡仏しこの店では1年ほど前からオーナーシェフを務めている。3人は「キクイモのポタージュ」や「根セロリのタリアテッレパスタ仕立て」などを味わった。
「グランメゾン東京 スペシャル」の番組宣伝。
映画『グランメゾン・パリ』の中で目指す三つ星。そのヒントを掴むため、撮影前にパリにやってきた木村拓哉たち。作品の料理監修を務める小林圭のレストランで三つ星店の営業の様子を見学した。まずは営業前のミーティング。そして厨房の中で世界最高峰のチームワークを見学。この体験はその後の撮影でも生かされた。沢村一樹は「いろんな人種の人がいて、一糸乱れずあうんの呼吸で動いているのは綺麗だった」と話した。今回の映画でも国境を越えた人間ドラマが描かれる。
映画『グランメゾン・パリ』撮影前にパリにやってきた木村拓哉たち。最高の一皿を作るため、極上の食材たちと触れ合ってきた。最後にやってきたのはパリ16区のイエナ・マルシェ。木村はレシピを考えながらマルシェを回った。木村が目を留めたのは日本ではアカザエビや手長エビと呼ばれるラングスティーヌ。ドラマで尾花が最初に倫子に振る舞った「手長エビのエチュベ」に今回の旅の経験を加えたマリアージュを行う。木村は着替えて厨房へ。この模様はU-NEXTで見ることができる。
その夜は小林シェフが料理を振る舞ってくれることに。他のお客様や木村たちに最高の時間を過ごしてほしいということから撮影はNG。3人が撮影した写真と音声で食事の模様を伝えた。
旅の終わり、木村拓哉は「キャラクターを演じる肉付けを、ものすごくさせてもらった」と話した。その後の撮影では旅で得たたくさんの学びが落とし込まれ、料理人たちの姿がリアルに紡がれていった。
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