- 出演者
- 有働由美子 片岡信和 千々岩森生 山本雪乃 紀真耶 浅尾美和 武隈光希
番組側が作成した「黒柳徹子の“幸せグラフ”」が紹介された。黒柳徹子のキャリアの中での幸福度を、年ごとに-10~10に数値化し、グラフにしたもの。ほとんどが最大の10となっている。これについて黒柳徹子は、あまり思い煩わないので、グラフの通りだいたい幸せだなどと話した。しかし、どん底の時期もあった。1953年にNHK放送劇団に入った直後がそれで、自分の口調がNHKの方針と合わず、先輩に「明日から日本語を直してこい」などと言われることもあったという。「個性が邪魔」と言われたこともあり、困惑する日々を送った。どん底のさなか、ラジオドラマのオーディションで、飯沢匡という劇作家との出会いがあった。飯沢匡は黒柳徹子の個性に肯定的だった。初めて自分の個性を必要としてくれる人に出会えた。個性を取り戻した黒柳徹子はラジオドラマ「やん坊にん坊とん坊」の主役に抜擢された。これを機にスターへの階段を上り始めた。1961年にNHKを退局し、その後始まった番組は子どもたちの間で大人気になった。人気絶頂の1971年、演劇を学ぶため単身、ニューヨークへ留学した。その翌年、テレビ朝日から番組オファーが来た。「ニュースショーの司会をやってほしい」というものだったが、白いブラウスに紺のタイトスカートを履いて男性の話に頷くなど、みんなと同じ感じになることを嫌って断った。私は私なりのやり方でやりたい黒柳徹子は、1976年に「徹子の部屋」をスタートさせた。第1回目のゲストは森繁久彌だった。初回放送からゲストが歌唱するコーナーがあった。「徹子の部屋」は同一司会者によるトーク番組の最多放送のギネス世界記録を保持している。
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- NHK紅白歌合戦おかあさんといっしょギネス世界記録テレビ朝日ニューヨーク(アメリカ)ヤン坊ニン坊トン坊レディー・ガガ夢であいましょう徹子の部屋日本放送協会東京放送劇団森繁久彌続 窓ぎわのトットちゃん飯沢匡魔法のじゅうたん黒柳徹子
有働由美子は「徹子の部屋」を見るときに、黒柳徹子の手元のメモが気になっていることを本人に伝えた。今回、そのメモを見せてもらえることになった。レディー・ガガ、マツコ・デラックス、ミハイル・ゴルバチョフがゲストで来た回のメモが用意された。「徹子の部屋」に台本はなく、打ち合わせだけしている。メモには黒柳徹子が打ち合わせの中から引き出したものをメモしている。話しながら書いているので、綺麗な書体ではない。こうした準備が大事だと考えている。相手と向き合う前に相手を知り尽くすことこそが、黒柳徹子流のインタビューの極意。話題はミハイル・ゴルバチョフ出演回に移った。黒柳徹子はゴルバチョフに会いたかった。ロシアを変えた人物であり、男性としてもタイプだった。覚えている詩はあるかと聞くと、ゴルバチョフは朗々と詩を詠んだ。黒柳徹子は詞章をすぐ言える文化がなんとも羨ましく思った。
有働由美子は「徹子の部屋」で見られる黒柳徹子の鋭い質問について聞くため、まずはそのシーンを集めたVTRを観てもらった。原田龍二の出演回は、「マイカー不倫で世間を騒がせた俳優の原田龍二さん」と紹介し、不倫の話を避けることなく話した。「火花」がヒットした後の又吉直樹の出演回は、「印税はどうしました?」と質問した。スケートの高橋大輔の出演回は、「お尻の筋肉がすごくいいって本当?」と質問し、お尻の筋肉を触らせてもらった。「五体不満足」の乙武洋匡の出演回は、電動車いすについて詳しく聞き、結果的に2人乗りもさせてもらった。有働由美子が不倫などの話をさらっと切り出せるのはどうしてかと聞くと、黒柳徹子は「あの方が不倫をなさってそのためにお休みになって、それでやっと出ていらしたんだとしたら、なぜ不倫がおこったのかということは伺っておいた方がいいと私は思うんです。伺えない方は出ていらっしゃらないと思うんです」などと答えた。また、黒柳徹子はたくさんの視聴者がいるということは収録中は特に意識しない、「徹子の部屋」は編集をしていないことを出演者は知っているので本当のことを話してくれるんだと思う、などと話した。隔離政策が廃止された直後に元ハンセン病患者をゲストに招き、自ら患者の手に触れるなどし、ハンセン病について正しい情報を発信したこともあった。黒柳徹子はテレビを通して「真実を伝える」ことに使命感を持っている。差別などの被害者が、少しでもテレビによって気が楽になればと考えている。テレビを観ない人が増えているというが、黒柳徹子はテレビは無くならないと思って信じている。
テレビとともに歩んできた黒柳徹子。その人生の中には多くの別れもあった。先日の「徹子の部屋 」では西田敏行の追悼回もあった。年を重ねることについて有働由美子から問われた黒柳徹子は、仲の良かった野際陽子も亡くなってしまったことに触れつつ、だからと言って「どうせ私もいずれは死ぬんですからね。誰かが死んだからどうしようとかあんまり考えないですね。ただ、野際さんがいないのはつまらないなとすごく思います」などと話した。「徹子の部屋」を通してこれまで1万人以上の人と話してきた黒柳徹子。「人の話を聞きたいという気持ちは失せないんですか」と有働由美子から聞かれると、「失せないですね。失せたらやめようと思ってます。私の世界ではやりたいからやるという感じ」などと答えた。
スタジオトーク。有働由美子は黒柳徹子から学んだこととして、「自分のやりたいことをやることをどの時代も貫いていくのは本物の覚悟がないとできることではないと思う。私も肝を据えて放送に臨まなきゃなと思った」などと話した。
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今日までの3日間、沖縄の奄美地方では記録的な大雨になった。線状降水帯も発生した。鹿児島県の与論町に11月として初の大雨特別警報が発表された。きのう、与論島では1年間の総雨量の3分の1が降った。
スタジオ解説。奄美地方での記録的な大雨の原因は海面水温にある。日本の南の方では空気は涼しくなってきているが、海面水温は夏のまま。温かい海面水温によって作られた「温かく湿った空気」にさらに台風によって別の熱帯由来の湿った空気が絡み、活発な雨雲の発生につながった。
気象情報を伝えた。九州南部はあすにかけて雨量が多く、土砂災害や河川増水に注意。東京、千葉、茨城もあす朝にかけて警報級の大雨の可能性がある。また、日本列島に暖気が押し寄せていて、来週は全国的に寒暖差に注意が必要。
片岡信和が弾き語りしながら全国の気象情報を伝えた。北海道の留萌地方に暴風警報が出ている。来週半ばは全国的に暖かくなるため寒暖差に注意。
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