- 出演者
- 草野仁 岡田圭右(ますだおかだ) 王林
オープニング映像。
徳島・牟岐町は漁業で栄えた町で、干物やかつお節が特産。枡富治町長は大島の内湾にはコブハマサンゴがある、牟岐町は世代を超えて支え合うやさしい長寿の町と話した。杉本建具店の大旦さん89歳は中3に贈る五角形の行灯を作っている。合格の語呂合わせで2013年から毎年寄贈している。地魚の干物が好物だという大旦さんに教えてもらった加工場を訪れた。「徳島スモーク」ではスモークした魚をお店やネットで販売している。続いては出羽島に向かった。
出羽島を訪れた。島の北側に港があるため台風の影響が少ないという。マグロ・カツオ船の基地として発展した。今人口は37人で診療所と簡易郵便局があるもののお店や学校はない。退職を機に1年前に芦屋から移住してきた美樹さんは、空き地を借りて野菜を育てながらのんびり過ごしている。ミセ造りの古民家が立ち並ぶ一帯は重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。
イギリス出身のニコラスさんは兵庫で英会話教室を営みながら1年の半分は出羽島で暮らしている。商店を買い取りゲストハウスに改装中。島で一番若い24歳の漁師・大輝さんは徳島の高校を卒業後とくしま漁業アカデミーで学び、18歳で単身出羽島に移住した。家は歴史的な町並みを保存する制度を使い、補助金で格安リフォームした。島の交流施設「波止の家」では月に一回「まぜくりの日」として100食「まぜくり」というちらし寿司を販売している。島の人たちが集まり、みんなでまぜくりを味わった。
北海道・北竜町は人口1606人で、お米やメロン、スイカなどが特産。佐々木康宏町長はひまわりが日本一と話した。北竜町にある「ひまわりの里」の広さは23ha。ひまわりまつりには毎年20万人以上が訪れる。世界のひまわりコーナーでは世界各地のひまわりが鑑賞できる。1991年から北竜中学校の生徒が栽培を担当しており、ひまわりまつり期間中はガイドとしても活躍する。
ひまわり畑の隣りにあるアイガモ牧場は地元の農協に勤めていた四辻さん88歳が作った。「道の駅 サンフラワー北竜」ではひまわりクッキーやひまわり油のドレッシングなどひまわり商品を販売していた。「お食事処 向日葵」ではひまわり油を使ったアヒージョやひまわりそばなどが味わえる。食用ひまわりを栽培する農家は町内で2軒。生産者の中山さんは油の原料に適したアメリカ産の食用ひまわり「コバルトII」を栽培している。また北竜町では中が黄色いひまわりすいかも特産。ひまわりすいかを栽培している佐藤農園の佐藤さんは自治体からの手厚い支援があることから北竜町での開業を決めたと話した。直売所「みのりっち北竜」ではひまわりすいかのほか、地元農家の野菜が並ぶ。
直売所で販売する笹だんごを作っている加工センター「パルム」で働くのは北竜町の女性農業者で結成された「北竜ふみの会」のメンバー。発足当時の代表が新潟出身だったことから笹だんごを作り始めた。
四辻さんは農協にいたときに海外研修でユーゴスラビアに行き、ベオグラード空港の脇に咲き誇るひまわりの美しさに目を奪われたという。ひまわりの油が健康に良いと聞いて農協婦人部に相談し、ひまわりのまちづくりがスタートした。
東京・新島村の人口は2439人で、年間平均気温は17.7℃。常春の島と呼ばれ、観光地としても人気のスポット。大沼弘一村長は日本一臭い食べ物が自慢の村と話した。リポーターの比嘉バーバラは水産加工品を製造販売する「池太商店」を訪ね、くさやを見せてもらった。漬け込むくさや液は塩と水と魚のエキスだけ。同じものを300年ほど使っている。昔はこのタレを雑菌が入らないように傷にも塗っていたという。比嘉は教えてもらった「焼とり 大三」でくさやの干物を味わった。また新島には様々なビーチが点在し、古代ギリシャをモチーフにした湯の浜露天温泉という施設も。近くの源泉から温泉を引き大小6つの湯船を楽しめる。新島には新島とイタリアのリパリ島でしか採れないと言われるコーガ石がある。昭和40年代には建材として広く使われた。コンクリートの普及などで衰退すると需要が激減し、新しい使い道を模索する村は新島出身のガラス作家にガラスの原料として使えないかと相談し新島ガラスが生まれた。
エンディング映像。
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2024年3月2日(16:00)