- 出演者
- 後呂有紗 伊藤遼 桝太一 井上咲楽 宮田裕章
閉幕まで約2週間となった大阪・関西万博。駆け込みで大勢が訪れる中、深夜から行列を作る人たちも。死に券の現状を取材した。
オープニング映像。
今夜のゲストは宮田裕章と井上咲楽。
自民党総裁選をめぐり、小泉氏の陣営が配信動画に他の候補を中傷するようなコメントの投稿を陣営関係者に依頼していた。きのう都庁の会議室に集まった女性経営者たち。東京都・小池知事に呼ばれ、女性の活躍をテーマにした会合に小泉進次郎氏が参加。総裁選が本格化する中で明るみに出た今回の問題。発端は1通のメール。小泉陣営の広報班長を務めていた牧島かれん元デジタル大臣の事務所が陣営関係者に送ったもの。小泉氏の記者会見動画に応援コメントを書き込むよう呼びかけ、他の候補を中傷するようなコメントも挙げられていた。これが「ステルスマーケティングだ」と指摘されている。
おととい高市早苗前経済安全保障担当大臣は名古屋へ。約150人の支援者を前に決起集会を行った。勢いづく高市陣営。高市氏の顔がラッピングされた車で全国を回り支援を呼びかけている。
「ステマ」と指摘される問題に揺れる小泉陣営。どのような応援コメントを依頼したのか、文面に挙げられたのは称賛するような例に加えて他の候補者への中傷ととれるような例もあった。コメント例は投稿されたのか、「バンキシャ」は今月20日に配信された立候補会見の動画をチェック。メールに挙げられた例と同じコメントを7件確認。7件は同一のIDから投稿されていたことも分かった。
この問題を他の候補者はどう考えているのか。きのう生配信された討論会で進行を務めた西村博之がステマに切り込み、小泉氏が陳謝した。小泉氏の地元、神奈川県横須賀市、小泉氏を支えてきた市議会議員は複雑な胸の内を明かした。
日本テレビ・井上幸昌政治部長に聞く。「ステマ」とも指摘されている不適切投稿の依頼。総裁選への影響は。問題が広く知られるようになったのは木曜日。小泉大臣が陳謝したのは金曜日。党員に投票用紙が届いた直後に問題が発覚。党員票の締切は10月3日。22日からきのうまでにXで「小泉氏」と「ステマ」が一緒に書かれた投稿はおととい、きのうと高止まり。土曜日になっても約38万件(Meltwater)。投稿内容をAIで判定、半数以上がネガティブな内容の投稿だった。投票先を決めていない国会議員への影響や各陣営の戦略、勢いに影響が出てくることも想定される。小泉陣営の関係者からは「今後SNS戦略が展開しづらくなる」と影響を懸念する声が出ている。高市陣営からは「向こうが崩れていくからこちらからは何も言わない」というような声が聞こえている。
日本テレビが25日に発表した党員、党友への電話調査を換算した結果、トップが高市氏になった。これに日本テレビが支持を固めたと判断した国会議員票を加えると小泉氏がトップの152票、高市氏が139票、林氏が98票だった。決めていない人も多く、情勢が変わる可能性がある。慶応大医学部教授・宮田裕章が「日本の選挙におけるSNS活用の適切さを考えていかなければならない。今、ルール化されている部分は非常に曖昧」、井上咲楽が「今回の選挙はいわば前回の敗者復活戦だが、前回に比べてかなり発言を調整されている印象。皆、詰めが甘い」などと述べた。
きのう午前3時40分ごろ、大阪・関西万博の東ゲート近くに行列ができた。予約枠が閉幕まで全て埋まってしまい、チケットを持っているのに入場できない“死に券”が生じている。万博協会はきのうから、使えない入場券を1日数百枚、先着順で当日券と交換する措置を始めた。閉幕まで約2周間、来場者の駆け込みで連日20万人超が訪れている。
きのう午前3時頃、島根県から来た3人を取材。3人が持っていたのは“死に券”。先着で当日券に交換できることを知り、駆けつけた。午前4時半前、入場可能チケット所持者を含め174人が並んでいた。午前10時半ごろ、チケット交換が始まった。閉幕前の駆け込みで、連日20万人以上が訪れている万博。“死に券”を交換できなかった女性は、海遊館を訪れた。
昨日“死に券”を交換できなかった女性は、きょう午前4時半から並び交換できたという。井上咲楽が「1個か2個しか入れなくても大満足で帰ってきたという話を聞いて、すごいと思った」、宮田裕章が「関係者としては、来たい人を1人でも入れて満足してほしい。今回の仕組みは近隣に住む人に有利だった。関西圏が熱狂した」などと述べた。
「news zero」の番組宣伝。
水曜日、東京・江戸川区の路上で飲食店の店員3人が覆面姿の2人組に催涙スプレーのようなものをかけられ、病院に搬送された。いま催涙スプレーを使った事件が相次いでいる。防犯グッズ取扱店(東京・秋葉原)を取材。約10種類の催涙スプレーが並んでいた。催涙スプレーの主な成分は唐辛子等に含まれるカプサイシン。19日には東京・江戸川区で現金5000万円を運んでいた男性が男2人にスプレーをかけられ軽傷を負った。強盗などの事件後、護身用に購入する人が増えるという。元神奈川県警捜査1課長・鳴海達之氏は「催涙スプレー自体が手軽に入手できる。ネットでも買える。犯罪目的で買う人もいる。職務質問する警察官も判断が難しい」などと述べた。アトム市川船橋法律事務所・高橋裕樹弁護士は「正当な理由」なく催涙スプレーを携帯することは、軽犯罪法に触れるリスクがあると警鐘を鳴らしている。
催涙スプレーを持つ人が増えている。
滋賀県を訪問中の天皇皇后両陛下は国民スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ2025」(滋賀・彦根市)の総合開会式に出席された。
大相撲秋場所優勝決定戦:大の里○-●豊昇龍。大の里が通算5度目、横綱昇進後、初優勝を果たした。両国国技館では大の里の優勝パレードが行われた。
東京・汐留の今の様子を背景に気象情報を伝える。
民間平均給与の推移(国税庁・民間給与実態統計調査)。2015年は約423万円、去年は約478万円と統計開始以降、過去最高。業態別では電気、ガス、熱供給、水道業が最も高く約832万円。最も低いのは宿泊業、飲食サービス業で約279万円。
エンディング映像。