2025年10月5日放送 18:00 - 18:55 日本テレビ

真相報道バンキシャ!
舞台裏を徹底取材“総裁選”運命を分けた決断▽台風影響は?

出演者
伊藤宏幸 後呂有紗 伊藤遼 桝太一 高尾美穂 古市憲寿 
(ニュース)
目撃 女性初の総裁 高市氏選出の舞台裏

自民党総裁選で高市早苗氏が女性初の総裁に選出された。小泉進次郎氏との決選投票では議員票が1回目の投票から逆転。舞台裏を取材すると様々な人物の思惑が。

(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

ゲスト紹介

今夜のゲストは高尾美穂と古市憲寿。

(ニュース)
誕生 女性初の総裁 高市氏 期待と課題も

自民党総裁選を制した高市早苗氏。麻生太郎最高顧問と会談中の高市新総裁。きのう新総裁が決まった直後、投開票を見届けた議員たちが党本部を後にする。高市氏を推薦人として支えた松島みどり氏。高市氏は総務大臣など重要ポストを歴任。女性初の総理大臣となる見通し。

決戦当日の午前2時過ぎ、神奈川県横須賀市の老舗ベーカリー。法塔ベーカリー・森オーナーと小泉進次郎氏の交流が始まったのは15年前。選挙のときなどにパンを注文。この日届けるのはパンが3つ入ったセット。準備したパンは「選挙に勝つ」にかけたカツカレーパンのほか地元の和菓子店特製のあんこが入ったドーナツなど4種類。ランダムに3つずつ詰めるためカツカレーパンが入っていない物も。東京の陣営に届ける。決起集会の会場に現れた小泉氏。最大のライバル、高市氏も決起集会の会場に現れた。高市陣営の昼食はとんかつの弁当。

午後1時、新たな自民党総裁を決める投票が始まった。1回目では決着がつかず高市氏と小泉氏による決選投票へ。高市氏の地元、奈良に集まった支援者たち。小泉氏にパンを届けた森オーナーも車内で見守った。

議員票が勝敗を左右する決選投票。去年決選投票で石破総理大臣に敗れた高市氏がリベンジを果たし、総裁の座を勝ち取った。高市氏は「全世代総力結集で、全員参加で頑張らなければ立て直せない。馬車馬のように働いていただく。私自身もワークライフバランスという言葉を捨てる」などと語った。

高市氏は奈良県出身。大のヘビメタファンで学生時代からドラムを演奏。車やバイクが好きで、政界きっての阪神ファンとしても知られている。イギリス初の女性首相となったマーガレット・サッチャー氏を目標としてきた。初当選以降要職を歴任。初入閣は2006年の第一次安倍内閣。小池百合子氏から内閣府特命担当大臣を引き継いだ。2014年には安倍元総理大臣の下で女性初の総務大臣に抜てき。ついに女性初の自民党総裁に。次の臨時国会で女性初の総理大臣に指名される見通し。

高市氏がまず取り組むべき課題の一つとして上げた外交。アメリカ・トランプ大統領が今月下旬に来日する予定で調整が進んでいる。高市氏のアメリカ時代の同僚、キップ・シュロータスは「高市氏は自身が強いリーダーであることを見せつけるでしょう。トランプ大統領は強いリーダーを好む」などと話した。

速報 高市氏と麻生氏が会談 人事相談か

自民党本部から中継。高市新総裁と麻生最高顧問が会談。党の役員人事について、高市氏の周辺によると麻生派から鈴木総務会長を幹事長に起用する案が検討されている。茂木前幹事長の陣営の議員が政府や党の要職で起用される見通しで、木原稔前防衛大臣の名前が浮上している。高市氏は総裁選を戦った4人を全員要職に起用する考えを示していて、小林鷹之元経済安全保障担当大臣の党四役への起用が浮上している。不記載議員についても「しっかり働いてもらう」と話し、要職への起用があるかも焦点。

思惑 逆転劇の裏側 高市氏 勝利のカギは

高市新総裁誕生の裏側に何があったのかなど、政治部官邸キャップ・平本典昭に聞く。(1)議員票逆転の“舞台裏”、(2)野党との“距離感”、(3)米中韓との関係は。

1回目の投票での議員票は高市氏64、小泉氏80。決選投票では高市氏149、小泉氏145で高市氏が逆転。石破総理大臣、菅元総理大臣、岸田前総理大臣は小泉氏支持に動いたとみられる。麻生元総理大臣は投票前日、事実上高市氏を支持する考えを周辺に伝えた。茂木氏は麻生氏と行動をともにしたとみられる。小林氏の陣営の多くが高市氏にまわったとみられる。林陣営の一部は高市氏にまわったとみられる。旧安倍派の議員の多くが高市氏の支援にまわったとみられる。

戦略 高市政権が誕生へ 野党との連携は/手腕 米中韓“高市外交”の行方と課題/岐路 初の女性首相誕生へ 高市氏の決断

政治部官邸キャップ・平本典昭に聞く。立憲民主党・野田佳彦代表と高市氏は松下政経塾の先輩後輩。野田代表は周辺に「政治信条が全く違う」と話している。日本維新の会は小泉氏が勝つことを視野に連立に向けた水面下の協議を進めていた。国民民主党は近づく可能性がある。高市政権でキーマンとなる麻生氏、茂木氏は以前国民民主党との連立を水面下で協議。きのう公明党は高市氏に靖国神社の参拝や不記載議員の問題などで懸念を伝えた。

高市新総裁は15日の総理大臣指名選挙で総理に選ばれる見通し。2週間後にアメリカ・トランプ大統領が来日して首脳会談が行われる予定。外務省関係者は「トランプ大統領は就任すぐという高市政権の弱点を狙って防衛費増額などを要求してくるのでは」と心配。韓国では「極右の高市氏が当選」などと報道。靖国参拝問題などもあり中国、韓国が反発し、関係が冷え込まないか心配する声はある。高尾が「これまでの彼女の発信がこれからどのように影響が出てくるか。日本で初めての女性リーダーという見られ方をするので世界のリーダーたちがどのようなアクションを起こしてくるのか」などとコメントした。

実態 崩れた「擁壁」 身近に潜む危険

地盤調査などを行う会社では、擁壁に関する問い合わせが火曜日以降2倍に増えた。火曜日、閑静な住宅街で起きた家屋の倒壊。住宅の擁壁が崩れたことが原因とみられている。なぜ突然崩れたのか、擁壁が崩落するメカニズムを検証。杉並区は所有者に対し、複数回指導を行ってきた。地盤災害に詳しい京都大学・釜井俊孝名誉教授と現場へ。崩れる前の擁壁の写真、釜井教授が注目したのは擁壁の下の部分にある十数個の穴。釜井教授は水抜き穴が機能しなかった可能性を指摘する。先月都内は記録的な大雨に見舞われた。釜井教授監修のもと水抜き穴が機能しないと何が起きるのか、検証。幅60cm、高さ36cmの水槽を用意。土に見立てた砂を入れ、擁壁として木の板を立てる。水抜き穴が詰まった場合などを仮定して板に穴を開けずに検証。注いだ水が10リットルを超えたとき、板を押し倒すような形で崩れ落ちた。

警鐘 突然倒壊も 身近なリスク…対策は

高尾が「これから色々な課題が見えてくる。埼玉の道路の事故もあった」、古市が「空き家問題と同じで私有財産に行政が口を出すのが難しい。対策をしたら固定資産税を減免するとかインセンティブを作っておかないと難しいのか」などとコメントした。

佐々木朗希はキャリア初セーブ “投手”大谷翔平 プレーオフ初勝利

プレーオフ地区シリーズ初戦、ドジャース・大谷翔平が自身初のプレーオフ先発マウンドに上がり、6回3失点でマウンドを降りる。7回、T・ヘルナンデスが逆転3ランHR。9回、佐々木朗希がマウンドに上がりキャリア初セーブをマーク。大谷もプレーオフ初勝利をあげ、日本人投手が先発勝利とセーブを記録。メジャーのプレーオフでは史上初の快挙。逆転HRについて、大谷は「素晴らしい瞬間で、これこそポストシーズンのだいご味」などと語った。ドジャース5-3フィリーズ。

(気象情報)
気象情報

天気予報を伝えた。台風22号が発生。

(エンディング)
期待 ノーベル賞 あすから発表…今年は

あすからノーベル賞の発表が行われる。生理学・医学賞から始まり物理学賞、化学賞、文学賞、平和賞と毎日発表。最近受賞した日本人、日本出身の受賞者は2018年に本庶佑氏、2021年に真鍋淑郎氏などが受賞している。

エンディング

エンディング映像。

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