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オープニング映像。
兵庫・三田市に走っているバスは自動運転で走行している。自動運転に必要なセンサーやレーザー光を活用したライダーなどの機能に加えて、安全性を高めるため「ターゲットラインペイント」の実験を行っている。ターゲットラインペイントは道路に塗られた特殊な塗料の事。アスファルトと同系色で塗装するので自家用車では気にならない。行政もこの技術に注目している。ターゲットラインペイントが今回のガリバー、日本ペイントホールディングス。
本日のガリバー企業は日本ペイントホールディングス。リポートするのは清水玲花。案内してくれるのは若月雄一郎共同社長。塗料は「守る」「彩る」「技」という特徴がある。守るは錆止め など。技は付加価値を提供する。日本ペイントホールディングスの本社は東京・中央区にあり年商は1兆4426億円。従業員は34393人。47の国と地域に事業を展開。200以上のグループ会社を持っている。中でも高い技術力を誇るのが自動車補修用塗料。微妙な色の違いをかのうにする技術。その秘密は目にあるという。加藤千晶さんは調色を行っている。自動車修理工場ではレシピを基に色を作るが、補修する車に合う色がない場合は、新たに作る必要がある。0.1%単位で配合を変え色を調整していく。
自動車や外壁の塗料を手掛ける日本ペイントホールディングス。調色によって生まれた塗料はどう作られるか研究所で見せてもらった。「樹脂」「顔料」「溶媒」「添加剤」の4つのパートで形成している。塗料の製造だけでなく塗り方まで研究している。色は何度かに分けて塗る。1回めは浅く薄く塗ることで状態を確認している。2回目以降は色を染めることに専念ししっかりと染めていく。塗り方のマニュアルも自動車修理工場に提供している。そこまでしないと忠実に色を再現することはできないという。
日本ペイントホールディングスは1879年、茂木重次郎が鉛を使わないおしろいを開発するところから始まった。それが塗料の原料の原料として使われることに酔って塗料会社として発展していった。1881年、東京に会社を創業、これが日本ペインの始まりだった。飛躍のきっかけは輸入に頼っていた船底塗料の国産化だった。しかし戦争で大阪工場を消失、生産量が激減し国内5位まで転落した。1962年、アジア進出したことが転機となりさらなる成長を遂げた。
自動運転の安全性を高める塗料「ターゲットラインペイント」。ターゲットラインペイントをセンサーに認識させると線が見え、道路に描いたガイドで自動運転の安全性を高めている。手で塗ることができる塗料は素材を問わず上から塗ることができる。でこぼこした質感、しっくいのような風合いを演出することができる。体にも安全で化学物質を含んでいない。子どもも安心して使うことができる。
見つめる未来を聞かれ若月雄一郎は「あくなき成長をつ一級していきたい。変化を恐れず挑戦をし続ける」などと話した。
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