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日本全国に設置されている飲料自動販売機は約224万台とされる。また飲料のほか紙オムツなど飲料以外の自動販売機や販売のほか有事の際発電機としても利用できる自動販売機などが存在する。そんな自動販売機を取り扱っているのが今回のガリバー企業ダイドーグループホールディングス。
本日のガリバー企業はダイドーグループホールディングス。リポートするのは清水玲花で出迎えてくれたのは代表取締役社長の高松富也さん。まず紹介したのは録音機能があり挨拶安堵ができるおしゃべり機能がついた自販機。全国18の方言でお客さんを出迎えたりする。さらに日本初となる自販機での顔認証決済サービス「KAO-NE」などがある。ダイドーグループホールディングスは年商2130億円、従業員数5182人の企業で主力商品は缶コーヒーで商品開発は社員が試飲している。こだわりとしてコーヒー豆の複数の異なった特徴を持った豆をブレンドすることでいろんな味わいを作り出している。工場で作られているコーヒーは家庭で飲んでいるものと同じ作り方をしているという。
ダイドーグループホールディングスのコーヒー豆門来の味わいを出す製造方法は家庭のコーヒーと作り方は同じだという。ブレンドの割合は門外不出だが抽出液、液糖などが送り込まれてタンクで撹拌。蒸気で缶ごと殺菌している。販売に使用される自動販売機は富士電機が製造しており1日約340台を製造している。国内の飲料事業費の構成比をみると84.5%が自販機となっており戦略としてコラボ商品で売上UP、社会貢献、AIで効率化を行っている。
ダイドーグループホールディングスの創業者高松富男は戦後間もない頃衣料品はイチ販売業を始め1956年に大同薬品を設立し58年にキャップ式ドリンク剤の製造販売を始めた。73年にダイドージャマイカブレンドコーヒーを製造販売しこれが初の自販機販売だった。その後ドリンク部門は独立しダイドードリンコが設立。90年代行はコンビニの台頭などで売上も伸び悩む。高松さんは2004年にダイドードリンコに入社し14年に代表取締役社長に就任。創業者のチャレンジ精神を見習い2017年からチャレンジ部門の企画を募集し選考後良い企画などを表彰する「DyDoチャレンジアワード」を実施。
社員にチャレンジ精神を促すために始めた「DyDoチャレンジアワード」。チャレンジは手探り状態で開始し懐かしい商品を顧客に届ける「第1回 思い出商品総選挙」を実施。その後お仕事体験できる「自動販売機体験授業」などが行われモチベーション向上につながったという。
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ダイドーが2023年に販売したのは「かに鍋スープ 雑炊仕立て」。普通の米だと溶けてしまうため焙煎するダイドーならではの技術力で商品を開発。商品について高松社長は本当にやるのかと思ったが努力の結晶の一つと思ったという。そして自販機開発チームでは未来の自販機について考えていた。
ダイドーは2012年にたらみを買収しフルーツゼリーを製造販売、食品事業に参入するほかヘルスケア事業に参入したりしている。19年にはダイドーファーマを設立し希少疾病などの治療薬開発を行っている。
知られざるガリバーの次回予告。