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オープニング映像。
福岡県にある辛子明太子の工場では、たらこを見た目や形などでグレード分けしている。以前は従業員の中でも熟練の目利きが選別していたが近年、人材不足の課題に直面していた。そこで登場したのがたらこを自動で選別する機械。たらこを全方向から撮った画像をAIが1秒で判断する。このAIの開発に協力したのが今回のガリバー「日本IBM」。天然の水産物であるたらこは一つとして同じものがない。そのため、大きさや形が決まっている工業製品の4000倍、40万枚の写真をAIに学習させて熟練の従業員と変わらない精度の選別を実現させた。日本IBMはパソコンを製造する事業から撤退し、課題解決のためのシステムやソフトウェア開発などに力を入れる企業へと変わった。
日本IBMはIBMの日本法人として1937年に設立された。日本IBMの年商は8537億円、175以上の国と地域にあるIBMグループと連携している。製鉄業では早期復旧を支援するAI管理システム、金融業ではセキュリティー対策を強化するシステムなどを手掛ける。
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- IBM中央区(東京)日本アイ・ビー・エム
視覚障害者のためのナビゲーションロボットを紹介。センサーやカメラが備え付けられていて、スーツケースの中にはコンピューターなどの機械が入っている。AIが判断しながら人や障害物を避けて利用者の前を進んで誘導してくれるという。このロボットは日本IBMが中心となって、いくつもの企業の協力のもと作られた。AIなどソフトウェア全般は日本IBM。AIスーツケースの開発者でチームを率いるのは日本IBMの浅川さんで自身も視覚障害者。大阪・関西万博で大規模な実証実験が行われた。AIスーツケースの社会実装を目指して開発が進められている。
日本IBMの始まりは1937年。IBMの日本法人として統計や会計処理を行う計算機の会社を設立。1958年には量産型コンピューターで企業からの計算業務を請け負う計算センターを開設。1959年、日本IBMに社名を変更。1963年にはコンピューターの国内生産を実現。1965年、日本初のオンライン勘定システムを開発。1971年には日本語対応の新聞製作システムを稼働。1979年には新聞以外の分野にも使えるシステムを開発したことで、コンピューターが世界中の言語に対応する契機となった。1992年に登場したのがノートパソコン「ThinkPad」。
日本IBMが今注力しているのが量子コンピューター。ミクロな物質の物理法則を利用したのが量子コンピューター。複雑な分子構造や化学反応を計算するのが得意で、新薬の開発を大幅に短縮、新素材の開発や流通、金融といった分野のイノベーションも加速させると言われている。スーパーコンピューターの方が得意な分野もあって、2つをつないだハイブリッドなシステムで企業や研究施設などがアクセスして使うことが見込まれている。量子コンピューターの運用にはまだ課題が多いのが現状だという。エラーが出ないチップやソフトウェアの開発にはIBMが長年培ってきたコンピューターのノウハウが活かされる。東京大学は量子コンピューターの社会実装を目指す協議会を設立。そこにIBMも参画した。世界中に研究施設を持つIBMだが、ハードウェアを検証する施設は日本だけだ。IBMは量子コンピューターの実用化に向けて積極的に取り組んできた企業。
「みんなが楽しく生活ができる世界をテクノロジーを活用してつくりあげたい」と山口社長は語った。
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知られざるガリバーの次回予告。
