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腕時計にはたくさんの小さな部品がって、どれも正確に時を刻むのに欠かせないものばかり。これらを作り上げているのが自動旋盤と呼ばれる工作機械。自動旋盤とは棒状の素材から同じ部品を大量生産することができる工作機械。円柱型の金属を回転させて、そこに刃物を当てて作りたい形に加工していく。今回のガリバーは自動旋盤の工作機を作るシチズンマシナリー。
シチズンマシナリーの年商は743億円、従業員数は830人。国内外に6つの生産拠点を構える。自動旋盤で作られたメリーゴーランドのサンプルは複雑な形をしているが、わずか3つの部品だけで構成されている。
シチズンマシナリーの自動旋盤には10軸の可動部がある。これらを使い分けることでスクリューのような複雑な形もお手の物。一つの素材の両側をそれぞれ違う形にすることもできる。可動部の中には同じ形状の穴がいくつもある。ここに様々な刃をセッティングすることで顧客が求める形状を自在に作ることができる。シチズンマシナリーの自動旋盤は世界トップクラスのシェアを誇る。自動旋盤で重要となるのが素材の金属を回転させる主軸部分。表面の歪みは0.04μm以内に収められている。2023年に新設された精密加工工場では自律走行ロボットを稼働し24時間体制で製造している。主軸を真円に近づける超仕上げで粗さを0.04μm以内に抑えることができる。工場内の温度が変わると精度が安定しないため、徹底した温度管理が行われている。一方で人の手が必要な作業もある。機械の土台部分は滑りを良くするために油を使うが、その油を残すための溝をきさげで彫っている。旋盤自体のサイズや扱う装置の大きさによってきさげの彫り方を調整する。
1918年、純国産の時計を目指して創立したのがシチズン。そのために必要だったのが小さな歯車を製造するための旋盤。工作機に至るまですべてを国産で作ることを使命に自動旋盤の開発を始めたのがシチズンマシナリーの源流。
時計で培った旋盤の技術は様々な分野で活かされ日本のモノづくりを支えてきた。1970年、世界で初めて自動旋盤にコンピューターを導入。自動旋盤には宿命とも言える問題があった。切削加工では材料に刃を当て続けるため、切りくずがつながって出ることでトラブルに。刃に僅かな振動を与えることで切りくずが途切れるようにした。この技術は業界内で革命と評されるほど大きな注目を集めた。シチズンマシナリーにはこうした新機能を次々と生み出す技術開発室がある。目指すのは自動旋盤に様々な加工技術をプラスすること。
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「部品が搭載されたモノが世界中に展開されることで私たちは喜びを感じる」と伊奈社長は語った。
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知られざるガリバーの次回予告。
