- 出演者
- -
オープニング映像。
道路標識に使われる再帰反射シートは反射した光が光の出た場所に戻る特殊なシート。再帰反射シートを製造・販売しているのが今回のガリバー「日本カーバイド工業」。
日本カーバイド工業の年商は487億円、従業員数は3312人。国内に営業所や工場、研究所など6拠点を展開している。カーバイドは生石灰と石灰を高温で反応させてつくる人工的な化合物。カーバイドは水と反応させるとアセチレンガスを発生させる特徴があって、アセチレンガスが街灯の燃料となった。創業当初はランプの燃料を生産。やがてカーバイド由来のプラスチックの原料から屋外広告用シートを製造。現代ではスマホのセラミック基板や医薬品原薬の製造も手掛けている。再帰反射シートはカーバイドからできるアセチレンと塩化水素を反応させることでフィルムに使われる塩化ビニルを開発して作っている。シートの表面を拡大するとプリズムと呼ばれる特殊な形状が。
再帰反射シートの表面を顕微鏡で見ると一辺が0.1mmの正三角形が3つ組み合わさったものが無数に並んでいる。この形が光を強く跳ね返すために重要なプリズム。日本カーバイド工業が独自に作り上げた金型製造装置でプリズムの金型を作っている。高温で溶かした樹脂を金型に押し付けて冷やして固めることでシートの表面がプリズム状になる。再帰反射シートは28カ国のナンバープレートで採用されていて、日本カーバイド工業のシェアは3割以上。ナンバープレートはドライバーだけでなく広い範囲から見えることが求められる。シートの内部には0.1,mmのビーズが大量に敷き詰められて広範囲に反射する。
- キーワード
- 日本カーバイド工業
創業者の奥村政雄は1935年、現在の富山県魚津市に日本カーバイド工業を設立。カーバイドの製造・販売を始めた。1944年、カーバイド由来の石灰窒素からメラミンの製造方法を開発。メラミンはプラスチックの原料になり戦後の復興期を支えた。1950年、アセチレンから塩化ビニルを合成して食品用包装フィルムなどを製造販売。1961年からはメラミンを活用した食器用材料の製造を開始。さらに塩化ビニル樹脂から高耐久フィルウを開発。1991年から再帰反射シートの製造販売を開始。今では半導体製造に欠かせない製品も作り出している。金型専用のクリーニング材は半導体製造の金型に付着した汚れを固めて除去する。
「社会から一目置かれる存在であったらいいなと思う」と杉山社長は言った。
- キーワード
- 日本カーバイド工業
知られざるガリバーの次回予告。
