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オープニング映像。
高齢化が進む日本。総人口の約30%が65歳以上で今後さらに増えると予測されている。高齢化に伴って使用済み紙おむつの排気量が増えている。使用済み紙おむつのごみ処理は高いコストと焼却炉へのダメージが課題となっている。そんな使用済み紙おむつをリサイクルする実証実験が、廃棄物リサイクル業者と相馬市、大学などで行われ、石油・石炭などの代替燃料として再生されている。今回、この実証実験の旗を振るTREホールディングスを取材した。
成城大学の稲葉美羽がTREホールディングスを取材。年商は1186億円。従業員数は2393人。グループ傘下には35の企業がある。主力事業は、廃棄物処理・再資源化事業、資源リサイクル事業、再生可能エネルギー事業。
川崎リサイクルセンターには多い日で一日700tの産業廃棄物が持ち込まれる。主に首都圏で行われている建設現場の解体工事・内装工事から発生した廃棄物を受け入れている。この廃棄物には紙・木材・金属・樹脂製品などが混在している。
TREホールディングス傘下のタケエイやリバーは、リサイクルセンターなどに持ち込まれた廃棄物の選別を行っている。タケエイは建設現場の解体工事・内装工事から発生した廃棄物を重機で選別。選別しきれなかった廃棄物を機械で選別。光学選別機は廃プラスチックの中でも塩素濃度が高いものと低いものを高速で選別している。リバーは自動車や小型家電を砕いた廃棄物からアルミニウムだけを取り出すため、重液選別機を使用していた。
タケエイは建設系廃棄物の処理事業に強く、リバーは鉄・非鉄のスクラップから資源を取り出すことと家電のリサイクル事業に強い。2021年、違う強みを持つ2社が持ち株会社を設立。そして、TREホールディングスが誕生した。
今後増えるとされている太陽光パネル。太陽光パネルは金属・廃プラスチック・ガラスくずの複合品。それらが接着されているため、太陽光パネルのリサイクルは難しいとされている。しかし、TREホールディングス傘下の企業では太陽光パネルからの資源回収を行っている。
TREホールディングス 代表取締役社長 COOの阿部光男さんは、次のリサイクルについて、自動車から自動車の原料に戻すCar to Carを目指していると話した。
エンディング映像。
次回予告が流れた。
