2024年6月14日放送 0:25 - 0:55 フジテレビ

私のバカせまい史
バカリズム研究長の発表「グルメ漫画リアクション史」

出演者
バカリズム せいや(霜降り明星) 杉原千尋 森田哲矢(さらば青春の光) 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

私のバカせまい史
グルメ漫画リアクション史

本日はグルメ漫画リアクション史を紹介。バカリズムがグルメ漫画の中で登場人物が料理を食べたときに起こす漫画ならではの反応をみていく。また料理漫画に近い作品もあるがここではグルメ漫画として紹介していく。日本でグルメ漫画が登場したのは1970年。日本が豊かになる高度経済成長期のこの頃、週刊少年ジャンプにて連載されていた突撃ラーメンではトップスターの主人公が父親を死においやった伝説の料理人への復讐を行うためにラーメンの修行に出て料理の世界でかたきを討つ内容だという。その第一話にて日本で最初に描かれたグルメ漫画リアクションでは主人公の祖父が日露戦争の中で兵隊たちに鍋料理を振る舞うという回想シーン。鍋をひとくち食べた中隊長のグルメ漫画リアクションを紹介した。次に1973年に伝説のグルメ漫画の包丁人味平が連載。このグルメマンガではその時代にはなかった料理の対決形式を採用。のちにグルメ漫画やグルメ番組の定番となっていった。その第一リアクションは。第一巻で主人公が働いている飲食店のチーフが作ったカレーをクレーマーが食べるシーン。12コマを使って美味しさを伝えたシーンとなった。

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次に1983年に登場したのは美味しんぼ。グルメ漫画初の食べる側が主人公という画期的なマンガだったがその食べたあとのリアクションもそれまでのグルメ漫画とは一線を画す。第5巻では主人公の父がすき焼きを食べるシーンがあるが、このマンガの特徴はひとくち食べた後のその味について長く喋るシーン。また24巻のカレー勝負では至高のカレーを食べた人の超長喋りが展開される。カレーの一言に使ったページ数は13。次にミスター味っ子は包丁人味平グルメバトルの系譜を受け継ぐグルメ漫画。日本の料理人の組織を束ねるボスが存在し、毎回そのリアクションがバトルの勝敗を決める。味の感想は言葉を中心だがアニメ化された所、そのラスボスのリアクションは漫画版とはかなり異なっていたという。そのアニメでは裸になったり、海の上を走ったり、口からビームがでていた。ここまで作品が変わってくると原作者は怒るかと思いきや作者の寺沢大介は自分の漫画にも取り入れたという。次に1997年から連載が始まったのは寺沢大介の将太の寿司 全国大会編。新人寿司職人のコンクールの全国大会の決勝という場面で、挑戦者がアジの白子の握りを審査員が食べた瞬間を紹介。審査員があまりの美味しさに溶ける様子を紹介した。また別の挑戦者が握った新鮮なエビの握りを審査員が口にいれた瞬間、その新鮮さにエビが暴れるほど美味しくて新鮮と絵で過剰に表現した。こうして90年代後半はグルメ漫画はオーバーリアクション時代に突入した。95年に連載がスタートした中華一番!では主人公が作ったチンゲンサイ炒めを料理人が食べるシーンではあまりの美味しさに箸が伸びるシーンを紹介。手がたくさん伸びるためハシが乱舞するという状況で美味しさを伝えた。さらに食欲が減退していた知事に主人公が特大チャーハンを振る舞うシーンでは、そのチャーハンを食べた知事はあまりの美味しさにチャーハンを直吸いするほど虜になっている様子を紹介した。

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次に紹介するのは95年から始まった鉄鍋のジャン。主人公が所属する組織の品評会で料理人が熱々の揚げ春巻きを食べるシーンでは熱々の肉汁で喉が焼けるほど美味しいというダイナミックなシーンが展開された。他にはライバル店との対決4戦目で不老長寿の課題で主人公が出した珍味の料理を食べた審査員たちがあまりの美味しさに鼻血を出、その後力がみなぎるという展開を紹介した。2000年代に入るとファンタジーリアクション時代になっていく。2001年に連載されていた焼きたて!!ジャぱんでは主人公の作ったヤギのミルクを使ったフランスパンをひとくち食べた同期が美味しすぎて山羊座に。さらに水分量の多いタイプのフランスパンをたべた審査員の頭から孔雀の羽が開いたシーンを紹介した。他にもねじれパンを食べた客が美味しさで首はねじれるなどするシーンを紹介した。次に2006年から連載がスタートした天使のフライパンでは第二巻にて主人公が勤めるホテルのキッズバイキング代表決定戦にて、対戦相手が作ったハンバーグを食べた社長と同僚たちがその美味しさに泡の玉に入ってしまう。このような表現になったのはハンバーグの中に炭酸が含まれているため。

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次に2013年からスタートした将太の寿司2 World Stage ではさらに作者の寺沢大介 がリアクションをファンタジーにした。マグロとワインを口にした審査員がその相性の良さににマグロと全裸で会話するという展開に。またセリフも擬音もないまま、いかに相性が良かったかをオーバーに表現した。次に2015年から連載がスタートしたさぼリーマン 飴谷甘太朗では、第一話にて主人公が仕事後に立ち寄った人形町の名店でおしるこを食べたがそのリアクションはどうなる?と問題が出た。

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さぼリーマン 飴谷甘太朗では、第一話にて主人公が仕事後に立ち寄った人形町の名店でおしるこを食べたがそのリアクションは頭上からおしるこがかかり、その餅もおちてきて最終的におしるこで描かれた地上絵が完成した。バカリズムはさらにグルメ漫画は2010年代以降についてまた新たな時代を迎えたという。それがセクリーリアクション時代。料理の美味しさを官能的に表現するマンガが増え始めている。2012年に連載していた食戟のソーマでは、登場人物がセクシーに美味しさを表現。さらに美味しいと感じると服がなくなってしまうという。次に2016年に連載が始まっためしぬま。では主人公がアツアツのたこ焼きを食べた表情がなにか性的なものを感じさせると紹介。次に2019年から連載がスタートした食べる女では主人公たちが部活終わりにアイスを食べるシーンもまたなにか性的なものを感じさせるような描写と紹介した。

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(エンディング)
エンディングトーク

森田は感想に下ネタに走る必要はあったか?と答えた。

エンディング

エンディング映像。

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