- 出演者
- ホルコムジャック和馬
とあるスーパーマーケットのバックヤード、カートが向かった先は冷凍食品。国内消費金額は1兆3000億円超(2024年)。そんな冷凍食品業界のバックヤードに潜入。
- キーワード
- 日本冷凍食品協会
オープニング映像。
スタジオには平野レミさん。スタジオには冷凍商品が並んでいる。
東京郊外のベッドタウン、駅に併設した商業施設の自動ドアを抜けると一面に広がる冷凍食品売り場。イオンが手掛けてるのが広さ約120坪、冷凍食品専門店。こだわりは多彩な品ぞろえ。約1500品目が並んでいる。
店のレイアウトに仕掛けを施し、売上アップしたのはイトーヨーカドー。スーパーの花形・惣菜売り場のすぐとなりに冷凍食品。これが戦略。惣菜といっしょについで買い、まとめ買いが狙い。冷凍食品を約1.5倍に拡大した。「個食」の時代、ワンプレート商品も揃えている。プライベートブランドでは中華粥など汁物など新たな選択肢を。冷凍食品の売上は約20%あがった。
平野レミさんは「冷凍食品の数。あんなにいっぱいあるの。おいしいのかな、みんな」などと話した。冷凍食品ジャーナリストの山本純子さんが解説。冷凍食品の転機となったのはコロナ禍。コロナ禍で中食需要が急拡大。外食産業など専門店の進出も相次いでいる。山本さんが持ってきたのは冷凍食品消費品目ランキング。1位はダントツでポテト。うどん、コロッケ、畜産フライと続く。7位はブロッコリー。野菜も高くなってきたため、スーパーの売上1位がブロッコリーになったそう。生野菜は猛暑などの影響で価格変動が大きい。冷凍食品は安定した価格で人気があがっている。
冷凍餃子のトップシェアを争う業界大手の舞台裏。味の素冷凍食品の研究所で密かに行われる商品開発を直撃。案内してくれたのは餃子開発チームの瀧澤さん。この日は新作餃子の開発のための会議が開かれる。会議には各部門のスペシャリストたちが集まった。ライバルの商品を分析。新作開発のヒントにつなげる研究会。市場規模700億円超。メーカー間の競争も日々激化している。この会社では餃子の固さを数値化している。冷凍餃子業界は外食チェーンの躍進やご当地餃子などの新規参入の相次ぎ、大手メーカーと言えでも油断できない。会社が大事にしているのは永久改良。2年前SNSで餃子を焦がしたという投稿を目にして、消費者から集めた3500個以上のフライパン。1つ1つを徹底的に分析し、小麦粉と油のバランスなど調整。いまでは以前より5割増でキレイに焼けるようになったと自負している。
平野レミさんは「永久改良していくのは大変。」などと話した。スタジオには各社の冷凍餃子が。韓国企業が日本に進出。ボリュームの多さが特徴。キムチ入りのものもある。イートアンドフーズは主力消費のギョーザ以外にもスナック感覚のギョーザで市場拡大を狙っている。
- キーワード
- イートアンドフーズ
ここからは冷凍食品の未来の話。横浜市内にある冷凍食品専門店。握り寿司にフルーツ、生酒など。自慢の冷凍技術はマイナス30℃のアルコールに食品をつけて冷凍する。急速冷凍によって食品の中に生じる雪の結晶を小さくすることができるため、食品に与えるダメージが少ない。一般的な冷凍方法だと解凍時にドリップが出るが、アルコール冷凍ではほとんど漏れ出さないという。36年前からこの技術を売りに機械を販売してきた会社。コロナ禍でネット販売参入の飲食店が相次ぎ、需要が急増。コロナ禍以降、売上高が約3倍となった。
訪ねたのは北海道・広尾町の牧場。付加価値の高い牛乳を生産。この牧場の牛乳の賞味期限は10日間。広く流通させられないことが悩みだった。酪農家の間では牛乳は冷凍に向かないものとされてきた。しかし、アルコール冷凍の技術で賞味期限1年間に成功。賞味期限を伸ばしたことで全国各地から受注が増加。来年には香港への輸出も計画しているとのこと。
山本さんは「自分用に冷凍食品を発注することができるかもしれない」とした。ニチレイフーズが大阪・関西万博で披露した未来の可能性を秘めた冷凍飯をスタジオで紹介。米も入っているが、たんぱく米チャーハン。平野レミさんが試食、全然ご飯だと話した。
サキモノNHK。名宝消失、日本最強の城スペシャル、LIFE!秋、解剖!マスターピースの番組宣伝。
