- 出演者
- 片岡信和 玉川徹 羽鳥慎一 齋藤寿幸 菊間千乃 松岡朱里
オープニング映像と挨拶。
先週金曜日は2か月に1度の年金支給日。今回は支給額が昨年度より2.7%アップし、バブル期以来最も高い伸び率だった。しかし物価や電気代が上がり節約していなければならないという。月額3万円の年金で生活している女性のケースを紹介。スーパーをハシゴして買い物し、エアコンも未だ使用していないという。約14万円の年金で生活している女性は日中は極力電気を消し、段ボールや遮光シートを日よけにしている。
1か月約20万円で生活している定年を控えた男性はエアコンや給湯器も使わないように節約しているという。月2回のご褒美飯「うな丼」を作っている。約15万円の年金で暮らす男性は2か月に一度行きつけの店でお酒を飲んでいる。夫と2人で月15万円の年金で暮らす女性。夫は6年前に難病を患い要介護5、自身も要介護2だという。自分のデイサービスを節約して厳しい生活をしている。
歯周病は15歳以上の日本人の2人に1人が罹患しており、放っておくと脳梗塞や動脈硬化を引き起こすこともある。歯周病菌をほぼ100%死滅させるという世界初の医療技術が開発された。弘岡歯科医院・弘岡秀明院長は「これは一つの機械で菌も殺せるし歯石も取れるし、プラークも取り除くことが可能になった」とコメント。
九州大学大学院の研究グループが、奥歯のかみ合わせの状態とアルツハイマー型認知症の関連性について調査したところ、一部噛み見合わせがない場合は認知症リスクが1.34倍高くなり、すべての噛み合わせがないまたは総入れ歯の場合は認知症のリスクが1.54倍高くなるという。九州大学大学院歯学研究院教授・鮎川保則は「歯の本数と認知症との関連は調べられてきたが、今回は噛み合わせも解析に含めた。噛み合わせのセット数で咀嚼にも影響する」、東北大学大学院歯学研究科教授・菅野太郎は「噛み合わせの調査は新しいトピック」とスタジオコメント。
奥歯がない人はあまり噛まなくて良いうどんやおかゆなど炭水化物メインの食事に偏りがち。すると筋肉を作るタンパク質が不足し足腰が弱くなる。外出をしなくなり刺激や人との会話が減り、認知症が進行するリスクが上がる。さらに奥歯を失うと食べ物を細かくできず詰まらせて誤嚥性肺炎を起こす可能性もある。一方、総入れ歯の場合も肉類や硬い野菜などを避けた食事をすることが多く、栄養が偏っている患者が多いという。九州大学大学院歯学研究院教授・鮎川保則は「奥歯は他にも発音、瞬発力、記憶力にも関わる。若いうちから歯を失わないよう心がけることが大事」という。
奥歯を失うと、認知症などの病気のリスクが高まるという。鮎川は、インプラントは、入れ歯に比べて、噛む効率が高いなどとし、奥歯で食べ物をすりつぶしたり、こねたりできなければ、うまく飲み込めないなどと話した。
歯を失う原因で最も多いのは、歯周病だ。歯周病とは、歯垢や歯石に細菌が生息し、歯茎が炎症を起こして、歯を支える骨が溶ける病気だ。15歳以上の約50%が歯周病と言われている。炎症が起こると、歯周ポケットが深くなり、深さ6ミリ以上になると、重度の歯周病とされる。口腔ケアを怠り、放置すると、歯の汚れが蓄積し、発症する。歯周病が進行すると、歯周病菌などが血液を経由して全身に流れ、疾患を引き起こす。高齢者は、持病の薬を長年服用していることで、口内乾燥が起こり、唾液量が減って、歯周病などのリスクが上がる。加齢により歯茎が下がることで、むし歯のリスクが上がる。鮎川は、日本人は、痛みなどが出てから歯科医院を受診することが多く、歯科治療は状態が悪いと年単位で時間がかかるため、早めに受診することが重要だなどとし、歯周病もむし歯も細菌感染のため、細菌を取り除くことを意識することが重要だなどと話した。高齢者の歯を失うリスクについて、鮎川は、高齢になると、口腔乾燥の患者が増えることや、歯茎が下がって、奥歯がむし歯や歯槽膿漏のリスクが高まることで、歯を失いやすくなるなどとし、歯槽膿漏をコントロールできれば、歯茎が下がることは防げるなどと話した。食いしばりについて、鮎川は、喋ったり食べたりする以外で、歯が噛み合っているときは食いしばりの症状であり、就寝時は、コントロールができないため、強い力で噛んでしまい、神経を取った歯などは割れてしまうなどと話した。
奥歯を守るポイントは、歯ブラシの選び方と適切な磨き方だ。歯ブラシは、ヘッドがコンパクトで、薄いものがおすすめだ。磨く時は、毛先をきちんとあて、鉛筆持ちで軽い力で磨く。小刻みに動かし、1~2本ずつ磨く。頬側の奥歯は、口を閉じ気味にして、「い」の口になるように、歯ブラシの柄で口角を軽く引っ張る。舌側の奥歯は、歯の並びと平行に歯ブラシを入れる。奥歯の奥は、歯ブラシの先端の毛先を使って磨く。フロスやテーパードタフトブラシなどのほか、歯周ポケットには、ペリオブラシがおすすめだという。タフトブラシよりも細く、歯周ポケットに入りやすい。鮎川は、ペリオブラシについて、歯科医院専売で、使い方が難しいため、歯科医院で習ってもらいたいなどと話した。
世界初の歯周病治療器「ブルーラジカルP-01」は、重度の歯周病に効果がある。去年7月、厚労省が医療機器に承認し、ことし1月から販売が開始された。従来の治療では、超音波振動によって歯石などを除去していたが、底部に届かず、細菌を取り残していたため、抗生剤を投与し、それでも改善しなければ、抜歯などが行われていた。「ブルーラジカルP-01」は、超音波振動によって歯石などを除去するだけでなく、3%の過酸化水素水とレーザーで殺菌し、1回の治療で99.99%の細菌が死滅するため、抜歯を避けられる。治療回数は1回で済み、費用は、保険適用外で1本約1万円だ。国内19軒の歯科医院が導入している。菅野は、治験では、治療後3ヶ月間、口腔ケアを徹底したことで、従来の治療法と比べ優位に奥歯を残せる可能性が出たことから、治療後のケアも重要になるなどと話した。鮎川は、手術は、歯科医院から足が遠のく原因でもあるから、手術をしなくて済むのは非常に大きいなどと話した。菅野は、麻酔をかけて行うが、手術と違って、術後の痛みも少ないなどと話した。
質問:子供がいて歯医者に行けません。自分で歯周病を自覚できる症状はありますか。回答:歯ブラシをしたときに出血をする。グラグラする。人に言われるくらいの口臭がある。質問:歯周病は男性より女性の方が多いのですか。回答:閉経後の女性は歯周病には良くない。女性の方が歯周病にたいしてはネガティブ要素がある。質問:奥歯を失ってしまった人はどうしたら良いのでしょうか。回答:補綴歯科専門医のところに行き義歯を入れる。
- キーワード
- 歯周病
かたおかポイント「低気圧での不調に耳のマッサージ」を教えた。
家事ヤロウ!!!の番組宣伝。
スカイキャッスルの番組宣伝。
日本維新の会は岸田総理大臣に対する問責決議案を参議院で提出する方向で検討している。国会議員に毎月100万円支給される旧文書交通滞在費をめぐっては岸田総理と馬場代表が使い道の公開などを義務付ける立法措置を講じることで合意。岸田総理は昨日も今の国会での法改正について明言しなかった。維新は「嘘つき内閣」と反発を強めている。
エンディング映像。