- 出演者
- 井口浩之(ウエストランド) 久保田かずのぶ(とろサーモン)
これまでに街裏ぴんく、ハンジロウら苦労芸人にスポットを当ててきたが、今回は芸歴1年目で「THE W」決勝に駒を進めたはるかぜに告ぐのとんずが出演。世に出るのが早すぎたことのデメリットについて、文章をしたためたという。久保田ははるかぜに告ぐの存在を知らなかった頃、東京、大阪の作家が太鼓判を押していたのを覚えていた。
とんずは「M-1グランプリ」で浮かび上がった課題、ミスを修正し、「THE W」に臨んだところ、はるかぜに告ぐは決勝へ駒を進めた。テレビのオファーも舞い込み、認知度を上げるべきだと、コメンテーターやレポーターと仕事をこなした。収益面、周囲からの期待に応えようとするなか、お笑いエリートのような存在になってしまい、多忙を極めてネタを書く暇すら無いという。とんずは賞レース優勝、結婚・出産からむしろ遠ざかっているのではないかと焦りを覚えているという。
久保田は若さの特権に言及し、年を重ねると体力は衰え、プライドも邪魔すると話し、井口は「結果を出してない方がしんどいから。もうちょっと愉しめばいい」と助言した。相方、YouTubeのスタッフなど背負う必要がないといい、井口、久保田は20代は暴れまくるべきと提言した。2人は若手時代、「売れたい」と意気込んでいたが、YouTube、TikTokなど今ほどお笑いの教材は充実しておらず、井口はネタを書いては、所属事務所を探していた。久保田は同期のキングコングについて、「あんだけ速いスピードで漫才やっている人いなかった」と話し、ブレイクが早すぎて苛つくこともなかったという。ただ、キングコングよりも早くテレビに出ていたのはなかやまきんに君で、久保田は今でも活躍が目覚ましいと舌を巻く。
久保田、井口はプライドを捨てた仕事を振り返り、テレビに出ずっぱりでお金を稼ぐほうがはるかにマシだという。
とんずによると、相方が河本太に近いというが、井口は「一緒にすんなよ。噛みついてないだろ。めちゃくちゃできるよ!お前の相方は」などとツッコミ。
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- 河本太
「耳の穴かっぽじって聞け!」の次回予告。