- 出演者
- 福澤朗 今田耕司 片渕茜 松村雄基
オープニング映像。
今回のゲストは俳優の松村雄基。1963年生まれの松村は祖母と二人暮らしで幼少期を過ごし、同級生に推薦されて俳優の道へ。16歳でドラマ「生徒諸君!」でデビューし、20歳では「スクール☆ウォーズ」に出演し話題を集める。現在も舞台「花盛り四人姉妹」に出演が決まるなど活躍中。
松村雄基のお宝は「八代 大樋長左衛門の壺」。知人のデザイナーから贈られたものだという。鑑定の結果、七代目大樋長左衛門の真作だが、火災に遭ったことで表面が荒れているため2万円となった。
最初の依頼品は友人のカラオケ喫茶経営者から友情の証に贈られたという大判と小判3枚。我が国で最初に発行された大判は豊臣秀吉が1588年に贈答用として発行した天正大判で、これは金工の名門であった後藤四郎兵衛家が鋳造を手掛け、金貨としては世界最大級の大きさだった。時代が下ると、1601年には徳川家康が贈答用の慶長大判と流通用の慶長小判を発行。これ以降、幕末期までには大判が5種類、小判が10種類ずつ鋳造された。大判と小判の大きさや金の含有量は時代によって変遷しており、徳川綱吉が改鋳した元禄小判は特に知られている。時代が下ると共に小判の金含有量は下がり続けていったが、庶民にとって高値の花であったことには変わりない。今回の依頼品はそうした大判小判の中でも、大判が幕末期の1860年に発行された万延大判、小判はそれぞれ天保小判、元文小判、文政小判となっている。果たして鑑定やいかに。
依頼品の大判と小判3枚、本人評価額は300万円。鑑定の結果、小判3枚はいずれも本物で65万円。しかし、万延大判は贋作のため金価値のみの価格として30万円。合計95万円となった。
1人目の依頼品は亡き姉が裕福な文筆家の家で住み込みで働いていた際に贈られたという勝海舟の書。本人評価額は100万円。鑑定の結果、残念ながら贋作であることが判明し鑑定結果は5000円。
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2人目の依頼品は行きつけのリサイクルショップからタダで貰った江戸時代後期の絵師・長谷川雪旦の掛軸で本人評価額は20万円。鑑定の結果、長谷川雪旦の真作で、評価額は80万円となった。
3人目の依頼品は香港で1年間だけ製造されていたという「香港トミカ」6台で本人評価額は12万円。鑑定の結果、箱付きで状態が良く不人気の車種も含まれていたことから評価額は46万円となった。
4人目の依頼品は織物業で財を成した先祖が手に入れた江戸後期の絵師・橘保春の屏風で、本人評価額は50万円。
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4人目の依頼品は織物業で財を成した先祖が手に入れた江戸後期の絵師・橘保春の屏風で、本人評価額は50万円。鑑定の結果、橘保春の真作に間違いなく評価額は150万円となった。
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- 橘保春
2人目の依頼品は困窮していた知人から150万円で購入したという平櫛田中の松尾芭蕉像。平櫛田中は1872年に岡山県で生まれた木彫家で、26歳で上京し高村光雲に師事。西洋彫刻の道具を用いた複雑な造形を手掛けて話題を集め、43歳からは塑像の研究に没頭。当時は邪道とされていた彩色を施すなど表現を磨き上げ、尾上菊五郎の協力の下で傑作と称される「鏡獅子」を製作。今回の依頼品は松尾芭蕉像だが、田中は1932年に蕉翁像の試作3点を製作している。果たして鑑定やいかに。
依頼品、平櫛田中の松尾芭蕉像の本人評価額は150万円。鑑定の結果、田中の真作に間違いない一品。彫りが浅いのは製作途中で手放したためと思われ、評価額は300万円となった。
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