- 出演者
- 福澤朗 今田耕司 菅井友香 オダギリジョー
(開運!なんでも鑑定団)
鴨居玲の油絵「裸婦」
鴨居玲は1928年に石川県金沢市で生まれ、18歳で金沢美術工芸専門学校に進学後、宮本三郎から「なぜ描くのか 何を描くのか 常におのれに問いかけよ」と叩き込まれ、鴨居は100枚ものデッサンを重ね、目をつぶっても同じポーズが描けるまでになるが、何を描くべきかの答えは見つからず、作風を確立できずにいた。37歳のときに焦燥感にかられて日本を飛び出し、ブラジル・パリ・ローマを放浪。心の混沌が少しずつ解かれ、「描くべきは人だ」と気付いたという。帰国後に「静止した刻」を発表すると、新人の登竜門である第12回安井賞を受賞。さらなる刺激を求めて、43歳の時にスペイン・バルデペーニャスに移住。帰国後、「1982年 私」を描いた頃から酒と睡眠薬が手放せなくなり、狭心症の発作で何度も入院。ひたすら心の闇を見つめ、人間の弱さや醜さを徹底的にさらけ出した末に1985年9月7日に57歳で自ら命を絶った。アトリエには、鮮烈な赤の自画像が残されていた。
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- 1982年 私おっかさんおばあさんバルデペーニャス(スペイン)パリ(フランス)ブラジルミスターXの来た日 1982・2・17ローマ(イタリア)兵庫県立美術館出を待つ(道化師)安井賞宮本三郎廃兵月と男東京国立近代美術館狭心症石川県立美術館祈り私の村の酔っぱらい笠間日動美術館美人画肖像膝を抱える少女自画像自画像(パレット)自画像(絶筆)芦屋市立美術博物館蛾裸婦踊り候え!金沢市(石川)金沢美術工芸専門学校長崎県美術館静止した刻鴨居玲
濱口さんが鑑定してほしいという依頼品は、鴨居玲の油絵「裸婦」。画面全体が暗い褐色に沈み、胴体だけが浮き上がっていて、横にそむけた顔も表情が判然としない作品だ。鴨居は49歳でスペインから帰国した際、新たな画題として裸婦に挑戦し、求めようとも満たされぬ愛の儚さや孤独の苦しみを表現しようと試行錯誤。依頼品は、その頃の作であるとされる。
(エンディング)
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