- 出演者
- 福澤朗 今田耕司 菅井友香 akane
オープニング映像。「兄弟揃って大の骨董好き。元の持ち主が2500万円で買った絵を格安で手に入れたが…」、「太平洋戦争で消失したと言われる幻の隕石がこの世に存在していた?」など。出張鑑定は島根県江津市から。
- キーワード
- 江津市(島根県)
SDGsについて聞かれた今田は「ペットボトルのラベルを外すなどの分別」などと答えた。
本日のゲストはバブリーダンスの産みの親 振付師 akane。ダンスを始めたのは3歳の時。大阪の登美丘高校在学中、学校に直談判しダンス部を創設。日本女子体育大学では舞踊学を学ぶ。卒業後はプロの振付師として活躍する一方、母校の登美丘高校ダンス部のコーチに。持ち前の指導力で全国大会連覇に導いた。そして2017年に発表したバブリーダンスがSNSで拡散されると大バズリ。一躍人気振付師となり、次々とオファーが舞い込んだ。さらに2022年からは、謎の制服おかっぱ集団「アバンギャルディ」をプロデュース。圧倒的なシンクロ率を誇るパフォーマンスは、世界から注目されている。
アバンギャルディが「OKP Cipher」を披露した。
- キーワード
- OKP Cipher
アバンギャルディharuneのお宝は「南方熊楠のハガキと手紙」。南方熊楠が同じキノコ研究などの繋がりがあるharuneのひいおじいちゃんに宛てた手紙とのこと。予想額は15万円。鑑定額は120万円となった。南方熊楠はキノコの四天王の一人で、この手紙にはキノコの研究成果が書かれていて貴重とのこと。
今回の依頼人は千葉県・船橋市に住む兄弟で骨董収集が趣味の大久保美佐雄さん。お宝は4年ほど前にオークションで170万円で購入した林武の油絵。林武は1896年に東京市・麹町区に生まれ、幼い頃から絵の才能に秀でていた。家が貧しかったことから看板絵の工房に入って他人の描いた絵を売り歩く日々を送り、24歳の時に日本美術学校に入学する。しかしわずか1年足らずで退学し、松沢村の掘っ立て小屋をアトリエとして籠もり、画業に打ち込んでいった。その後道で一目惚れした渡辺幹子と結婚し、妻をモデルにした「本を持てる婦人像」で第9回二科展 二科賞を受賞する。1930年には二科会を退会して三岸好太郎や児島善三郎らと共に独立美術協会を創立し、53歳の時に描いた「梳る女」は構図にこだわった代表作として知られている。他にも静物画や風景画など幅広いモデルに挑み、特に赤富士は燃えるような赤と白い雲による対比で唯一無二の作品となっている。
島根・江津市の江津市総合市民センターで出張鑑定。島根県立しまね海洋館アクアスは約400種・1万点の生物を展示する中国・四国地方最大級の水族館。目玉は西日本で唯一見られるシロイルカ。日本初の取り組みで注目を集めているのは山陰本線の波子駅で、去年駅舎をクラフトビール工場にリニューアルした。今年開館30周年を迎えた今井美術館は話題の日本画家を多数展示。中でも松江出身の宮廻正明の大作は迫力満点。伝統芸能・石見神楽は絢爛豪華な衣装などが魅力で、1年通じて市内の3か所で観覧することができる。
税理士の田中昭一氏は焼き物が好きでコレクションは300点。依頼品は「河井寛次郎の茶碗2点」。1点は二十数年前に行きつけの骨董品店の店主の息子からすごい茶碗が入ったと連絡があり、数十万円で購入。もう1点はその十年後に同じ骨董店で、同じ茶碗が京都の近代美術館にあると言われ二十万円で購入した。本人評価額は2点で100万円。鑑定額は120万円で本物であると認定された。1点は中国の磁州窯を意識した大正9年頃の作品で80万円、もう1点は最初期の作品で40万円だった。
和紙製造業の佐々木氏の依頼品は「紙布で作った服」。近所の方から曾祖母の服だが和紙づくりの参考にともらったもので、脱穀する際に着用していたと聞いている。本人評価額は20万円。
佐々木氏の依頼品は「紙布で作った服」。本人評価額は20万円で鑑定額は50万円だった。
- キーワード
- 江津市(島根)
山口氏の依頼品は「円山応挙の掛軸」。蔵には骨董が約1000点残されており、中でも一番の自慢の品だという。本人評価額は800万円で、鑑定額は20万円。中国・清時代の画家・沈南蘋が伝えた写生的な花鳥画の技法で描かれた画に後から偽物の印を入れた作品だという。
紙芝居師・桧垣氏の依頼品は『長浜人形の「牛」』。長浜人形は石見の地で受け継がれてきた伝統工芸で、永見氏隆が朝鮮の陶工に陶器を作らせた事から始まった。10年ほど前まで実家が経営していた有福温泉の旅館の宴会場の床の間に置かれていた。誰も気にしていなかったが、その軽さから陶器と分かり長浜人形ではないかと期待するようになった。本人評価額は10万円で、鑑定額は20万円。明治初期に作られたとみられる貴重なものだという。
占い師・菊池氏の依頼品は「織田頼長が作った茶碗」。10年ほど前に訪れた骨董品店で一目惚れし30万円で購入。文書が3点添えられており、織田という記載があった。本人評価額は100万円で、鑑定額は15万円。織田頼長の作品ではなく江戸半ば以降に焼かれた萩焼の茶碗で、文書にも頼長が作ったという記載はどこにもないという。
続いての依頼人はは兵庫県芦屋市の田邉道雄さん。お宝は、祖父加多丸さんが手に入れたもので太平洋戦争の空襲で焼失したと思われていたもので、小城隕石・ヘスル隕石・関連文書。小城隕石は1741年に今の佐賀県小城市に落ちた隕石。明治時代には2つ残されており1つはイギリスの大英自然史博物館に寄贈されたという。あと1個が戦災で焼失したと言われているが田邉さんはこれではないかと話す。ヘスル隕石はイギリスの博物館に送ったお返しではないかという。その時のやり取りと思われる文書があるが田邉さんは読めないと話した。小城隕石は小城藩に回収され七夕石として珍重され、明治時代になるとイギリスの科学者エドワード・ダイヴァースが成分分析などの調査を行い論文にしている。4.6kgの隕石は駐日英国公使パークスの仲介で鍋島直虎から大英自然史博物館に寄贈された。5.6kgの方の隕石は鍋島家で保管されてきたが太平洋戦争で被災して所在不明になっている。依頼品は5.64kgでほぼ同じ。約100gのヘスル隕石は1869年にスウェーデンに落下したもので、関連文書はパークスから当時の外務卿井上馨に宛てたもの。
小城隕石・ヘスル隕石・関連文書の本人評価額は全部合わせて100万円。鑑定結果は3000万円。川上紳一は小城隕石に間違いないと話した。増田孝は、文書一式がパークス、井上馨、鍋島直虎のやり取りであることを解説した。田邉道雄さんは、これが何か分かればホッとするかと思っていたが逆に緊張すると話した。
お宝鑑定の依頼を募集している。宛先は106-8007 テレビ東京 開運!なんでも鑑定団係へ、住所や氏名などとともにお宝の写真・エピソードを添えて応募する。詳しくはテレビ東京 鑑定団で検索。
「開運!なんでも鑑定団」はTVer・U-NEXTでも配信される。
- キーワード
- TVerU-NEXT開運!なんでも鑑定団