2024年1月19日放送 18:10 - 18:30 NHK総合

首都圏ネットワーク

出演者
井上裕貴 牛田茉友 片山美紀 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
障害がある人の避難を考える

大きな災害時での障害のある人の避難について考える。聴覚障害を持つ松森さんは新潟の実家に息子と帰省中に地震にあったという。古い木造住宅で津波の不安もあったため、息子とともに新潟駅に避難した。当時駅には多くの人が集まり混乱していた。そこで次のような困難に直面したという。駅員やスタッフが喋っていることや音声アナウンスなどを、聴覚障害のために受け取ることが出来なかったため、頼りになった視覚からの情報のみだった。新幹線の改札の近くでは文字情報はなかったが、在来線の改札近くにはホワイトボードが出してあった。文字情報として見ると安心できると松森さんは話す。そんな松森さんが助けられたのは文字起こしアプリだ。音声情報がリアルタイムで文字に変換されるため、松森さんはこれにより自身に関する詳しい情報を入手できたという。このアプリは通常無料で使える時間に制限があるが、今回の災害では制限なく使用できた。今回の震災で障害を持つ人へどうすれば必要な情報を届けられるのかについての課題とヒントが見えた。

キーワード
令和6年能登半島地震新潟市(新潟)新潟駅
聴覚障害がある人の避難

聴覚障害者にとって重要となるのは視覚からの正しい情報だ。専門家も災害時はパニックで音の情報は流れてしまうため、文字化して残す仕組みがあれば外国人や高齢者などにも有効だと指摘している。文字起こしアプリが今回は使えたが、災害時にこうしたツールは必ずしも使えるわけではない。専門家は障害者が自ら”文字にして””手話を使って”などと伝えることも重要だとしている。これが難しい場合には「耳が聞こえません」と書かれたバンダナなどがあれば有用だという。

溶連菌感染症 “合併症”に注意

都内在住の6歳男児、先月中旬に発熱した。症状は治まるも1週間後に異変が。血尿の症状が現れたという。足・顔のむくみも出て体重は2キロ増加。血圧も大きく上昇。病院を受診すると溶連菌感染症後の合併症で腎臓の働きが低下。2週間あまり入院し、退院後も経過観察を続けている。横浜市立大学附属病院の伊藤教授は溶連菌の合併症は腎臓に出やすいという。画面左が正常な腎臓、右が合併症の腎臓の写真。免疫細胞が集まって炎症が起きているのが分かる。合併症は感染後2週間から4週間程度で発症し、体のむくみや血尿・高血圧といった症状が特徴で重症化するケースも。合併症の患者は半年前まではほとんど見られなかったが、溶連菌感染症の流行に伴って増えている。合併症を防ぐためには溶連菌の感染を早く見つけて治療することが重要だが、全国的に検査キットや抗菌薬が足りていない。伊藤教授は溶連菌への感染が分かっていなくても発熱や喉の痛みなどの症状があったら4週間程度は体調に気を付けてほしいとしている。溶連菌感染症は主に冬に流行するので暫くは注意が必要。溶連菌の合併症では極稀に長期間に渡って腎臓の働きが元に戻らない場合もあるので伊藤教授は異変に気付いたらすぐに医療機関を受診してほしいと話していた。

キーワード
横浜市立大学附属病院溶連菌感染症
#わたしのいちオシ

番組では「#わたしのいちオシ」と題して写真とエピソードを募集している。頂いた写真は「首都圏ネットワーク」や「ひるまえほっと」などで紹介。

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ひるまえほっと首都圏ネットワーク
(気象情報)
気象情報

関東の気象情報を伝えた。

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