2024年11月8日放送 18:10 - 19:00 NHK総合

首都圏ネットワーク

出演者
押尾駿吾 片山美紀 宮崎あずさ 黒田菜月 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
「マイナ保険証」移行直前 戸惑いの声も

これまでの健康保険証は来月2日をもって新規発行が停止されてマイナ保険証に移行されていく。ただ1年間はこれまでの保険証を使うことができる。今、およそ7700万人に上る会社員や公務員などには各健康保険の組合から「資格情報のお知らせ」という書類が届けられているが、その用途が分からないなど戸惑いの声が上がっている。この資格情報はマイナ保険証を持っている人が自分が入る健康保険組合や自分の保険者番号などを確認するためのもの。マイナ保険証にはこれまでの保険証のように券面に保険者番号などが記されていないため簡単に情報を確認できるように資格情報のお知らせが交付されることになった。国はマイナ保険証とともに持ち歩くことで不測の事態に対応できるとしている。なお資格情報のお知らせだけでは保険診療は受けられず、マイナ保険証と一緒に提示する必要がある。またマイナンバーカードを持っていない人やマイナ保険証の利用登録をしていない人などに交付される資格確認書というものがある。厚生労働省の担当者も「分かりにくいといった声は把握していて浸透は十分ではないと認識している。今後も周知に力を入れていく」としている。

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X厚生労働省有楽町(東京)
全国約100事業所 神戸の法人に譲渡で合意

東京・港区に本社がある恵は、厚生労働省の特別監査で食材費の過大徴収が全国104の事業所のうち77か所に上り、ことし6月に連座制を適用された。これにより恵の事業所は順次、運営不可能となる。厚生労働省によると、恵は愛知や関東などの12の都県でおよそ100のグループホームを運営しており事業の譲渡先の調整を続けていたが、きょうビオネストに一括譲渡することで合意したとの報告を受けたと発表した。譲渡するのはグループホームを含め障害福祉サービス事業所など合わせて246か所で、ビオネストは現在のグループホームの従業員なども受け入れ運営を引き継ぐ方針だという。

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ひたちなか(茨城)ビオネストビオネスト ホームページ厚生労働省渋川(群馬)港区(東京)
首都圏のリアル
”女性相談支援員” 重要性を伝えたい

先月お伝えした女性支援のリアルの続編。前回の放送ではDVや性被害、生活困窮など女性が抱える問題に行政の立場から支援する女性相談支援員の実態を取材した。放送後、女性相談支援員に助けられたという女性から番組にメッセージが寄せられた。長年、夫からのDVに悩んでいたところ、今までの苦しかったことなどをよく聞いてくれて、大変感謝している。もっと気軽に相談できるようになって自分のような人が少なくなってほしい。女性相談支援員の重要性を知ってほしいと今回、50代の女性が体験談を語ってくれた。彼女は夫から殴る、蹴る、暴言を浴びせられるなどのDVを20年以上受けてきた。数年前、あまりにひどい暴力を見かねた親族が警察に通報。生活全般の相談相手として紹介されたのが住んでいた自治体で働く女性相談支援員だった。DVの記憶が呼び起こされないよう夫の名字を避けてくれたことがうれしかった。支援員のおかげで女性はDVから自分を守る行動を決意する。夫からの危害を防止するため裁判所に接近禁止などの保護命令を申し立てることにした。支援員はカオリの体調などを考慮しながら裁判所にも同行した。また、離婚を考えたときに備えて弁護士などに無料で相談できる窓口を紹介してくれたり家族に対する支援も考えてくれたりした。その後、カオリは夫から離れて暮らす選択をした。自治体が変わっても支援は続いている。役所からの郵便物が夫の家に届くことがないよう支援員みずからカオリの住所に送ってくれている。そのたびに支援員からのメッセージが添えられている。

”支援員に助けられた” DV受けた相談者の声/女性相談支援員 地域で”支援の差”

取材した女性によると女性相談支援員は幅広い相談に応じる専門性を持っていてほかにも多くの女性の支援を並行して行っていたそう。しかし専門家によると、女性相談支援員を配置している市や区は全国でおよそ5割と半数近くの自治体にはいないという。行政の制度として地域に差があることも女性支援の課題だと指摘している。もし困っている場合、国が運営する女性支援のポータルサイト、あなたのミカタから全国の自治体、民間団体の支援情報を探すことができる。また「#8778」に電話することでも相談を受けることができる。

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小川真理子東京大学
(ニュース)
「現代の名工」にネイリスト初選出

厚生労働省が毎年表彰している現代の名工に関東地方からは42人が選ばれこのうち東京都から選ばれた木下美穂里さんは今回が初めてとなるネイリストとしての選出となった。木下さんは3Dネイルアートと呼ばれる技法でおよそ40年前に国内でネイル産業が始まったとされるころから活動。業界の発展に貢献するとともにコンテストの開催など人材育成にも取り組んできた。

#わたしのいちオシ
千葉 アップルフリッターさん

視聴者から投降された「#わたしのいちオシ」が紹介された。

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千葉県
(気象情報)
気象情報

関東の気象情報が伝えられた。

オシたび
藤野地区でアート散歩

相模原市にある藤野地区は戦時中に著名な芸術家が疎開したことをきっかけに、芸術のまちとして知られている。現在300人ほどがこの地区で活動をしており、まちにはアート作品が点在している。今の時期には作家の自宅などを訪ねて作品を見て回ることができるアートイベントも開催されている。この日展示していたのは、ガラス作家のアキノヨーコさん。敷地内にあるカフェではドリンクと一緒にアキノさんの作品も味わうことができる。続いて訪れたのはイベントのときのみ特別に開放されている個人宅。ここでは28人の作家たちによる陶器やガラス、アクセサリーなどの作品が展示されている。イベントの代表を務める陶芸作家の竹嶋玲さんはイベントを通じて多くの人にこの藤野の芸術に触れてほしいと考えている。続いて訪れた藤野芸術の家では陶芸や木工などが体験できる。

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フェリット・オズシェン山の目緑のラブレター藤野地区(神奈川)藤野芸術の家高橋政行
芸術の秋! アート散歩で満喫

芸術の道は1周できるコースとなっていて、距離はおよそ7キロ程度だそう。紹介したアートイベントの詳しい内容については観光協会のホームページに掲載されている。

(ニュース)
スマホ”ながら運転” 高校生が意見交換

今月1日から自転車の運転中に携帯電話などを持って通話したり、画面を注視したりするながら運転の罰則が強化された。これを受けてきょう、都立大森高校の生徒たちがながら運転について考える意見交換会が開いた。

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大田区(東京)東京都立大森高等学校
娘を失った遺族の思いは…

25年前、埼玉県のJR桶川駅前で女子大学生だった21歳の猪野詩織さんが殺害された桶川ストーカー殺人事件。ストーカーへの対応の難しさなどを突きつけたこの事件では警察が取った不適切な対応も大きな問題となった。遺族の警察に対する今の感情、そして娘への変わらぬ思いを取材した。父は娘にさみしい思いをさせたくないと遺骨は今も自宅に置いていると話していた。白昼に起きたこの事件は女性の元交際相手らによって引き起こされた。別れ話がきっかけとなった執ような嫌がらせのときの音声が残っている。自宅周辺には中傷するビラもばらまかれた。被害を訴える家族に対し警察は個人のトラブルには介入できないなどとして告訴を取り下げるよう求めたり、うその書類を作ったりするなど不適切な対応をしていた。事件後、埼玉県警のトップみずからが謝罪する事態になった。こうした警察の対応は大きな批判を浴びストーカー規制法が成立するきっかけにもなった。父は同じように悲しい思いをする人を減らしたいと事件の半年後から講演を続けている。その中で直面したのが被害の防止には警察の力が欠かせないという現実だった。父が向かったのが京都。待っていたのは京都府警の警察官、西田勝志。7年前、ストーカー被害の相談を担当していた西田は猪野に若手の警察官に話をしてほしいと依頼。それ以降、交流が続いている。かつて憎んだ警察への講演はことしで8年目を迎える。皆さん、詩織の華やかな最後の写真だった。当時の警察の対応について多くの時間を割いている。そして講演でもう1つ伝えていること。それは警察へのエール。事件について娘は容疑者、警察、メディアによって3度殺されたと話している。当時、週刊誌やワイドショーで詩織の側に落ち度があったかのような情報が流され尊厳が傷つけられたと感じているから。猪野はメディアに対しても真の報道のために努力し続けてほしいと求め続けている

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上尾警察署京都府猪野詩織
おでかけ しゅと犬くん
中継 市民の森ふれあいホール前

東京・日野市の市民の森ふれあいホール前から中継。この場所では週末に日野市産業まつりが行われる。市の担当者によると、ことしはSDGsを意識した展示に力を入れたという。実践女子大学の皆さんが出展するSDGsにまつわるワークショップも見どころの1つとなっている。また地元のメーカー「日野自動車」が製造した電気自動車、電気トラックも展示される。

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実践女子大学日野市市民の森ふれあいホール日野市産業まつり日野自動車日野(東京)
気象情報

全国の気象情報が伝えられた。

(エンディング)
エンディングトーク

週末は朝の冷え込みが強くなりそうとのことで、寒さ対策をするよう呼びかけられた。

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