- 出演者
- 合原明子 くわばたりえ 久保智英
東京・文京区で開かれた「休み方」がテーマのイベントには幅広い世代の人たちが。ここ数年、働き方改革もあり有給休暇の取得率は右肩上がり。ところが、その休日の使い方が分からないという声が多く上がっている。今回は休み方の極意をお伝えする。
- キーワード
- 文京区(東京)
オープニング映像。
きょう都内では多くの学校で終業式が行われ、いよいよ夏休みに入る。一方、私たち大人の休みも近年、大きく変化している。働き方改革が進んでいることもあり労働時間の平均はこの20年間で192時間減少。有給休暇の取得率が上昇している。しかし、取材をしてみるとその休みをどう過ごせばリフレッシュできるのか悩みを抱えている人が少なくないことが見えてきた。
- キーワード
- 労働政策研究・研修機構毎月勤労統計調査
休日に何をすればリフレッシュできるのか分からない。そんな悩みを抱えているのが教育関連の会社で働く女性。きっかけは担当業務の変更で働き方が変わったことだった。平日は基本的に毎日在宅で勤務し、残業もほとんどない生活に変わった女性。休日に自宅で体を休めているとむしろ精神的な疲れがたまるようになった。このままではいけないと散歩をしたり友人と会ったりジム通いなども始めて予定を埋めているが状況は変わらない。休日も仕事のことが頭から離れず休まらないという悩みも。都内のIT企業に勤める男性。会社は働き方改革の方針を打ち出し、業務が立て込んでいても週に2日は休みを取ることになっていた。人事部の管理職としてプロジェクトを束ねていた男性。担当する仕事の情報を遮断することが難しかった。
リフレッシュするための効果的な休み方とはどんなものなのか。タレント・くわばたりえ、労働安全衛生総合研究所・久保智英さんと考えていく。昔は身体疲労が中心だったが現在は精神的疲労が中心になっているため中々疲労が回復し辛くなっている。自分がどれくらい疲れているのか働く人の心身の総合的な疲労度を把握できるチェックリストを紹介した。
都内のIT企業に勤める女性はベンチャー企業の広報担当として自社サービスのPRを担っている。女性が休日に訪れているのが仏像彫りのワークショップ。気に入っている理由は仕事のことを忘れられるから。作業が始まると1時間以上黙々と彫り続けている。1年半にわたってこの講座に通っている女性。今、彫っている仏像は7体目。毎回自分の成長を感じられることも続けられている理由だそう。
- キーワード
- 目黒区(東京)
休日に始めたボランティア活動が明日への活力につながっているという人もいる。鉄道会社に勤める男性は1年前イベントへの参加をきっかけに知的障害のあるアーティストたちとの交流を始めた。アーティストの作品をプリントしたTシャツを制作したり展示会の手伝いを買って出たりしている男性。この日、親しくしているアーティストの誕生日を家族とともに祝った。自らが意義を感じられる時間を過ごすことが満足感につながっている。
- キーワード
- 岩手県
効果的な休み方のポイントは「仕事から離れる」「リラックス」「自主性」「達成感」「意義」「交流」。特に重要な要素は心理的に「仕事から離れる」。仕事と反対のことをするのがポイント。忙しい人の休み方のポイントは隙間時間に少しでも没頭できることをする。
富士山をはじめとした豊かな自然が広がる山梨県。今、心身の疲労回復などを目的にした旅行「ウェルネスツーリズム」を広げようという動きが進んでいる。大月市の宿泊施設が主催するセラピーガイドウォークでは敷地内にある広大な森林を歩き、その合間に天然の竹を使ってヨガ。仕上げは1時間にわたる、めい想。リフレッシュできると県外からの予約が相次いでいる。ウェルネスツーリズムの普及を進めているのは県内26の宿泊施設やレジャー施設などで作る協議会。県内にある豊富な自然を活用し日常とは切り離された多様な休み方を提案しようとしている。築150年の古民家を改装し3年前にオープンした宿が始めたのはまき割り体験。その他にも五感を刺激する体験を数多く提供している。
ウェルネスツーリズムの取り組みは各地で広がっている。大分県では温泉とウォーキングを組み合わせたプログラムを提供している他、秋田県では秋田犬と一緒に森林を散歩するアニマルセラピーを取り入れたプランなどもある。さらに、神奈川県小田原では史跡を巡りながらストレッチやチャンバラなどで体を動かすものもあるという。
「特集ドラマ ガラパゴス」などの番組宣伝。
新プロジェクトXなどの番組宣伝。