午後4時頃行われていたのは備蓄米の随意契約に関するオンライン説明会。真剣な表情で参加していたのは日用品メーカーの「アイリスオーヤマ」。説明会の最中に早速申込書を記入し始める。そしてすぐにメールで送信。午後6時前に数量1万トンで申込書を送り、午後7時すぎには農水省の担当者から「申請した全量OK」と連絡があったという。政府が価格を定めて業者を契約を行う「随意契約」は大手小売業者に政府が直接備蓄米を売り渡すもので、店頭では5kgあたり2160円程度で販売されることを想定しているという。対象は年間1万トン以上の取り扱いがある大手の業者。政府からの売り渡し数量は30万トンで、小泉農林水産大臣はきのう1日で7社から合わせて5万8000トンの随意契約の申込みがあったと明らかにした。また、新たな一手として「米対策集中対応チーム」を発足。地方を含め500人規模という異例の態勢で対応にあたるという。備蓄米の店頭価格については来月上旬にもスーパーなどで5kg2000円程度で売られるようにするという。