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- 首藤奈知子
いま大きく変わる動物園を特集。番組では各地の動物園を徹底取材。
長野・小諸市動物園は4月にリニューアル。今年で開園100周年。注目は動物の珍しい姿が見られること。新設のムササビ舎は夜行性のムササビに合わせて真っ暗。夜の活発な動きが見られる。オグロプレーリードッグは地面に穴を掘る動物。コーナーでは巣穴の断面図を展示。
栃木・那須どうぶつ王国で行われている「ZOO STUDY!」。動物のパフォーマンスを通じて体の秘密を知ることが出来る。オットセイがバランスを取って鼻の上にボールを乗せていられるのは、ヒゲがセンサーの役割を果たしているから。
千葉市動物公園のレッサーパンダ風太くんは現在23歳。人間でいうと80歳超え。園は最近改修され、動物を取り巻く自然環境を体感できるよう展示が改められた。中心は熱帯雨林を再現した空間。日本ではここにしかいないカンムリバトなど11種類を展示。活発に動き出すのはスコールが降る午後2時30分。雨を避けるなどの動物たちの行動が観察できる。ライオンのえさやりは毛皮や骨がついた肉をそのまま与える「屠体給餌」。餌となる肉は農作物獣害対策で捕獲されたシカやイノシシ。これまではほとんどが廃棄されてきた。
愛知・のんほいパークではライオンのえさやりの際、毛皮や骨がついた肉をそのまま与える「屠体給餌」の方法をとっている。食事シーンを長く見られたり、骨を噛む音の大きさなどを感じられる。田中お気に入りはズーラシア(横浜)。周囲の植物も含めて現地の環境に近い作り。生きものが見えないことがあるほど緑が多く、それに自然のリアルさを感じる。動物園にとって本来の役割は種の保存、教育、調査・研究。「アニマルウェルフェア(動物福祉)」とは動物の身体的・心理的な状態を科学的根拠に基づき整えること。これを導入する園が増えている。
山梨・甲府市遊亀公園附属動物園は来年リニューアル。いま注力しているのは飼育環境の改善。マレーグマはこれまでコンクリートの檻で飼育されていたが、スペースを11倍に拡大させ穴掘りや砂浴び用の地面・草を用意。屋内展示場は空調を設置。動物自ら快適な方を選べるよう、屋内・屋外を自由に行き来できる。モルモットコーナーではふれあい体験が人気だったが、コロナ禍で休止となり人を怖がるようになってしまった。今では週に一度、地元のボランティアがえさやり。子どもたちへのふれあい体験では、触れ合わせる前にまず生態を教える。
「アニマルウェルフェア(動物福祉)」とは動物の身体的・心理的な状態を科学的根拠に基づき整えること。これを業界全体で広めようと京都市動物園で行われたワークショップ。動物園関係者ら50人が参加した。マンドリルは1頭が別の園に移ってしまい、残った個体は活発に動かなくなった。10分ごとに行動を記録し、活動を促す道具を作った。
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「アニマルウェルフェア(動物福祉)」とは動物の身体的・心理的な状態を科学的根拠に基づき整えること。その一環として、日本動物園水族館協会は適正施設のガイドラインを公開。甲府市遊亀公園附属動物園ではマレーグマの採血をする際、蜂蜜などの餌を与え自主的に協力してもらえるようにしている。これまでは体に負担がかかる全身麻酔をしていた。福岡・大牟田市動物園では年老いたカンガルーをそのまま展示。老いていく姿も見せることで観客に死生観を考えさせる狙い。
いま動物園は資金不足。日本動物園水族館協会に加盟する90園のうち7割は公営、すなわち税金で賄われている。少子高齢化もあり動物園にお金を使いづらくなっているほか、入園料も海外に比べ安め。クラウドファンディングや遺産を分けてもらうなど税金ではない別の資金源が必要とされる。クラファンの返礼品として「ワニの歯」「羊の毛」など動物にまつわるものを贈る取り組みも。
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