2026年10月10日放送 10:05 - 10:33 NHK総合

首都圏情報 ネタドリ!
首都圏情報ネタドリ! 子どもがほしい 広がる“精子提供”の裏で

出演者
首藤奈知子 伊藤ひろみ 
個人間の“精子提供” 子ども望む人どう支える
個人間の“精子提供” 子ども望む人どう支える

医療を介さない第三者からの精子提供。いま民間のマッチングサービスが相次いで登場、子どもを望む人たちの利用が広がっている。

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精子提供
個人間の“精子提供” ニーズ背景に拡大

精子提供のマッチングサービスを利用している女性。男性の年齢、身長、居住地、学歴などが一覧で表示される。自分の条件に合う人を選ぶ仕組み。直接連絡を取り、提供の場所や時間など細かなやり取りを行う。女性は不妊治療を受けてきたが精神的・経済的に限界を感じ、夫と離婚しマッチングサービスを頼った。第三者による精子提供に関して明確なルールはない。これまでは限られた医療機関のみで実施、利用できるのは法的な婚姻関係の夫婦で夫が無精子症と診断された人のみ。個人間による精子提供は全て自己責任。

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日本産科婦人科学会精子提供

女性から男性に性別を変える手術を受けた池島さん。3年にわたり精子提供を受け、やっとの思いで娘を授かった。個人の精子提供を仲介するサービスは様々。コンシェルジュサービスを提供する業者も。ドナー登録者(男性)の年齢、髪質、まぶたの形など細かに選べる。女性側は利用無料、男性側は自らの信用を高めるため数千円を支払い検査結果を任意で提出。お金を支払うかどうかは当事者次第。事業者はやり取りに関与しない。

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精子提供
個人間の“精子提供” 提供の実態は

個人間の精子提供でこれまで8人に提供してきた35歳の男性。きっかけは職場の同僚から相談を受けたこと。この日会ったのはレズビアンカップルの女性。提供するのは3回目。男性が1人で向かった先は雑居ビルのレンタルルーム。女性に提供する精子を採取する。容器に入れ、女性は針のない注射器で自ら体内に注入する。これまで数百人以上に提供してきた男性。IT関係の仕事をしながら10年以上提供。利用者のニーズに精度が追いついていない現状を問題視している。実際に出産に至る例もあり、依頼がある限りは続けていくつもり。

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東京都精子提供
個人間の“精子提供” 拡大の裏に何が

スタジオゲストは自身も精子提供で2人の子どもを出産した不妊カウンセラー、海外の精子バンクでの勤務経験もある伊藤ひろみさん。夫が無精子症のため海外で精子提供を受けた。海外での治療は金銭的に難しい選択肢で、多くの人が個人間での提供を受けざるを得ない現状がある。日本での第三者による精子提供には明確なルールがなく、医療行為として実施できるのは厳しい条件に限られる。医療行為としてできたとしても保険適用外。過去には超党派の議員連盟が法案を提出したが、対象者を「法律婚の夫婦に限定」としたことへの反対などから事実上廃案に。性感染症に感染したり、経歴を詐称されたり、同意ない性行為を求められるなどのトラブルも。

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甲野裕大精子提供
広がる“精子提供” 見過ごされてきた子ども

精子提供の課題は子供の「出自を知る権利」。医療行為による提供であっても全て匿名。当事者の石塚さんがこのことを知ったのは23歳の時。同じ境遇の子どもは1万人以上。石塚さんは当事者団体を設立。提供者と子どもがそれぞれ団体に登録し、出自を知る窓口となる仕組み。

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ディズニーランドドナーリンク・ジャパン精子提供
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NHK ONE
広がる“精子提供” 子どもの権利どう守る

精子提供の課題は子供の「出自を知る権利」。日本ではこれまでドナーは匿名とされてきたが、近年はこの権利が重要視され非匿名でドナーを募る医療機関が増えている。日本産科婦人科学会は見解の改定案で「子どもが成人した後に提供者と会う権利をできるだけ尊重する」としている。会議あでは非匿名を義務化する例も。あるクリニックでは生まれた子どもに身元を開示できる提供者のみ募集。趣味や性格などの情報も収集し100年間保管。提供者との面談も実施。最終的に登録に至る提供者は応募全体の2割ほど。対象者は法的に婚姻関係にある夫婦に限られる。

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イギリスオーストラリアドイツ中央区(東京)日本産科婦人科学会石塚幸子精子提供
個人間の“精子提供” 子ども望む人どう支える

個人間の精子提供を利用してでも子どもを望む人を社会としてどう支えていくか。伊藤さんは「何らかのルールを作る必要がある」「ルールは当事者や医療者だけで決めるものではない 生まれた子どもに差別や偏見があってはならない」などコメント。

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精子提供
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