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高専ロボコン2023のテーマは「もぎもぎ!フルーツGOラウンド」。吊るされたフルーツをもぎとる。近畿地区は総勢14チーム。
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高専ロボコン2023は神戸市立中央体育館で開催。テーマは「もぎもぎ!フルーツGOラウンド」。赤と青の対戦型で、フィールド内に吊るされたフルーツをどれだけもぎとれるかを競う。フルーツスポットにはそれぞれ異なる高さに吊られた6種類のフルーツがあり、高さに応じて得点がついている。ロボットは高さ1.6mまで。スタートすると障害物のあるコースを反時計回りに走りながらフルーツをもぎとっていく。1周目は1.4mのキウイしかとれず、収穫してスタートゾーンに戻りカゴに入れたら10点、保持したままの場合は1点、落としたら0点となる。2周目からは高い場所に吊るされたフルーツを取るためのお助けアイテムを1つ使える。
予選ラウンドは4つのグループに分かれて2試合ずつ戦う。組み合わせは抽選で決定。各グループの1位チームによる決勝トーナメントが行われ、優勝チームと審査委員会が推薦する2チームが全国大会に進む。
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大阪公立大高専Aチーム「鴉」対明石高専Aチーム「荷重100%」。「鴉」は大小2種類のタイヤが障害物を乗り越え、丸いフォルムで障害物のロープもくぐり抜ける。落ちたフルーツを回収できる機構を備えている。232-2で大阪Aが勝利。
神戸市立高専Bチーム「SSS」対奈良高専Aチーム「杏」。「SSS」は前後の駆動輪と内側の補助輪を使い分けて障害物を乗り越える。「杏」はピラミッドの上部を切り落としたような形で、重心が低く安定して走る。障害物はタイヤの上げ下げとローラーでクリア。0-70で奈良Aが勝利。
奈良高専Bチーム「すぐレモン」対和歌山高専Bチーム「またぐん」。「すぐレモン」のロボットはクローラーで障害物を超える。「またぐん」は障害物をまたいで超える。1-40で和歌山Bの勝利。
大阪公立大高専Bチーム「疾風」対舞鶴高専Bチーム「鋼鶴天翔」。「疾風」はタイヤを上げ下げして障害物をまたいでクリアする。フルーツをとる棒を動かすことができ、微調整のためのカメラもついている。「鋼鶴天翔」はスピードに特化。お助けアイテムを伸ばしてフルーツを揺さぶり、収穫する。20-0で大阪Bの勝利。
神戸市立高専Aチーム「ATARASHIIKOBE」対舞鶴高専Aチーム「鶴壱」。「ATARASHIIKOBE」は障害物のロープをすり抜けてクリアする。お助けアイテムの先端が手前に倒れるようになっており、フルーツを収穫しながら進む。「鶴壱」は障害物の手前でタイヤを持ち上げクローラーで進む。お助けアイテムはセンターゾーンのフルーツの底をたたいて回収する。22-1で神戸Aの勝利。
障害物の角材を超えるのに多いのはクローラーを使うタイプ。足を上げ下げしてまたいで超えるタイプも。ロープの攻略に最も多かったのはくぐり抜けるタイプ。またいで超えるタイプは、角材超えと同じ機構が使えるのがメリット。Sカンに吊られたフルーツの収穫は、揺さぶってもぎとるタイプやSカンを回して外すタイプがあった。和歌山高専Aチームの大西さんは2年連続でリーダーを務める。去年は近畿地区大会で10年ぶりに優勝。各地の地区大会トップの成績で全国大会に進んだ。全国大会では準決勝で敗退し、その悔しさからことしもロボコンに参加した。
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和歌山高専Aチーム「剛機果断」対近畿大学高専Bチーム「moggy」。「剛機果断」のお助けアイテムは大きなカゴ。楕円形のローラーをモーターで回し上下に揺さぶり、テストランではセンターゾーンのフルーツをすべて収穫した。「moggy」はキリンをモチーフにしたロボット。複数のタイヤを動かして角材を超え、人の手のようにフルーツをもぎとる。416-1で和歌山Aの勝利。
近畿大学高専Bチーム「moggy」のフルーツのもぎとり方は特徴的で、ロボットの手が人がつけたグローブと連動している。3年前の大会に出場した「マグロ教授」から着想した。「マグロ教授」は曲げセンサーと連動した動くロボット。
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舞鶴高専Bチーム「鋼鶴天翔」対明石高専Bチーム「Transfarmers」。「Transfarmers」は前後のタイヤを上下に動かし角材を駆け抜け、ロープはすり抜ける。4つのカップがついたお助けアイテムを2本使って同時に複数のフルーツの収穫を狙う。1-140で明石Bの勝利。
奈良高専Aチーム「杏」対近畿大学高専Aチーム「収穫くん」。「収穫くん」はカメをモチーフにしたロボットで、2種類のタイヤを回転させることで角材を乗り越える。試合は0-0で終了し、審査員判定で奈良Aが勝利。
大阪公立大高専Aチーム「鴉」対和歌山高専Aチーム「剛機果断」は0-422で和歌山Aが勝利。大阪Aは操縦ミスでタイヤが枠に引っかかってしまった。
予選ラウンドの結果を伝えた。決勝トーナメントには和歌山高専A,大阪公立大高専B、和歌山高専B、奈良高専Aが進出。
第7回大会「スペースフライヤー」の映像を伝えた。奈良高専は近畿地区から初のロボコン大賞を受賞した。第28回大会「輪花繚乱」では、奈良高専は近畿勢初の全国優勝。さらにロボコン大賞をW889受賞した。第35回大会「ミラクル☆フライ」では、奈良高専は2度目の全国優勝を果たした。
決勝トーナメント、和歌山高専Bチーム「またぐん」対奈良高専Aチーム「杏」は2-1で和歌山Bが勝利。
決勝トーナメント、和歌山高専Aチーム「剛機果断」対大阪公立大高専Bチーム「疾風」は360-40で和歌山Aが勝利。
決勝戦は和歌山高専Aチーム「剛機果断」対和歌山高専Bチーム「またぐん」。441-1で和歌山Aが優勝。
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近畿地区大会の結果を伝えた。優勝した和歌山高専Aチーム「剛機果断」は全国大会に進む。準優勝は和歌山高専Bチーム「またぐん」。アイデア賞は大阪公立大高専Aチーム「鴉」、技術賞は奈良高専Aチーム「杏」、デザイン賞は近畿大学高専Bチーム「moggy」に決定した。全国大会に推薦されたのは大阪公立大高専Aチーム「鴉」、近畿大学高専Bチーム「moggy」の2チーム。