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アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト 2023・四国地区大会。今年の競技名は「もぎもぎ！フルーツGOラウンド」。高い位置に設置されたフルーツを収穫し得点を競う。
高専ロボコン2023 四国地区大会の会場になったのは高知工業高等専門学校。四国各地から5校12チームが集まり、優勝チーム・推薦2チームの3チームが全国大会へ進むことができる。「「もぎもぎフルーツGOラウンド」の勝敗はフィールド内に吊るされたフルーツをどれだけ運べるかを競う。キウイやみかんなど6種類がそれぞれ違う高さに吊るされていて低い位置のものは10点、最高得点はミックスフルーツ70点だ。出場できるロボットは1台で高さ制限は1.6ｍまで。半時計回でコース内を回り途中に段差などの障害物がある。フルーツをスタート地点のカゴに入れると得点、カゴに入れず持ったままは1つにつき1点、落とすと0点。勝負の鍵をにぎるのは2週目から使うことができるお助けアイテム。競技時間は2分30秒でフルーツを運んだ点数で勝敗が決る。12チームが4つにわかれ、それぞれの予選を勝ち抜いたチームが決勝に進む。
高専ロボコン2023 四国地区大会 予選グループ第1試合。赤ゾーン・香川高専 詫間B Marvelous。青ゾーン・高知高専B fruity bearの対戦。香川高専 詫間Bのロボットの特徴は歯車型の車輪で障害物となる角材を歯を引っ掛けて乗り越え、回転することでロープを引く。お助けアイテムは1.4ｍの棒でフルーツのフックを押し出して収穫する。香川高専 詫間Bのロボットは前輪を持ち上げると支えが自動でおりロボットが安定する仕組み。お助けアイテムは熊の手をイメージした長いアームで押し上げることでフックを外す。両チームともスタート、どちらもスムーズに障害物をクリアし順調な様子だったが、香川高専Bの歯車がロープに絡まりリトライ、その隙に高知高専Bはフルーツを持ち帰り10点獲得し2周目でお助けアイテムを使い70点のミックスフルーツを収穫、スタートゾーンに戻ることができ得点を重ね、高知高専Bが勝利。
続いては先ほど勝利した高知高専Bチームと阿南高専Bチームの対戦。阿南高専Bチームは直径45ｃｍの大きな車輪が特徴。車輪の半径を段差よりも大きくすることでらくらくクリア。ロープの前ではロボットを反転させくぐり抜ける。フルーツの収穫はツメを上下させることで確実に得点を狙う。初戦で100点を超える高得点をマークした高知高専Bチームに阿南高専Bチームが挑む。阿南高専Bチームはロボットが転倒したことでリトライを申告。そのあいだに高知高専Bチームは得点を追加。さらに点差を広げるためセンターゾーンに向かう。110点を獲得した高知高専Bチームの勝利。
予選Aグループは2試合続けて100点以上獲得した高知高専Bチームが準決勝進出を決めた。
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続いて予選Bグループ。弓削商船高専Aチームと新居浜高専Aチームの対戦。まずは弓削商船高専Aチーム。車輪の直径は30ｃｍ。段差を確実に超える。ローラーを回転させることでロープを持ち上げるアイデア。フルーツの収穫にはくし状のお助けアイテムを使い確実に得点を狙う。対するは新居浜高専Aチーム。お助けアイテムにはざるを使い、センターゾーンのフルーツを狙う。障害物を超えるために準備したのはキャタピラー。しかし大会前日まで障害物をクリアすることができていなかった。新居浜高専Aチームはトラブルにより残り45秒をきったところでようやくスタート。フルーツを3つ取ると前日まで超えられなかった段差に挑戦する。段差を超えたところでフィニッシュ。勝ったのはこの新居浜高専Aチーム。
続いては先ほど勝利した新居浜高専Aチームと香川高専 高松Aチームの対戦。去年の優勝校、香川高専 香川。ロボットの特徴はスピード。重心を低くすることで速いスピードでも安定して動くことができる。スピードを落とすことなく角材を乗り越える。その秘密は段差を検知するセンサー。角材にあたると自動で足回りが三段階に変化する。フルーツの収穫に使うのはひし形に組み立てたパンタグラフの機構。ひもを引っ張ると口が閉じるお助けアイテムと組み合わせて収穫する。狙うはセンターゾーンにある高得点のフルーツのみ。初戦を勝利した新居浜高専Aチームとスピードが自慢の香川高専高松Aチームの対戦。スピードをいかし、フィールドを一周した香川高専高松Aチーム。お助けアイテムを装着し得点を狙うが角材を超えられない。新居浜高専は線をまたぎ副審の判断でリトライゾーンに出された。香川高専はフルーツを取る作戦に変更するがうまく取れずリトライを選択。勝利したのは新居浜高専Aチーム。
予選ラウンド Bグループは新居浜高専Aが準決勝進出をきめた。
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Cグループは高知高専A×弓削商船高専Bの対戦。高知はにら農家の軽トラックを模したロボット。弓削商船高専は人間が収穫する動きで特徴はLEDライトでロボットの感情を表現したこと。10種類の表情に注目だ。弓削高専らはフルーツをねらいにく。高知のほうがスピードが早い。タイムアップは高知高専だった。
新居浜高専B×高知高専Aの対戦。新居浜は歯車型の車輪で障害物を突破する。収穫はロボットにフルーツをひっかけて落とす。両チームゆったりとスタートをきるが、高知がすこしリードし果物をとっていく。新居浜もてまどうもフルーツをとるも高知がふたたびフルーツをとり差をつける。両チームとも接戦でタイムアップ。審査員判定の末、勝者は新居浜高専。
Cグループ
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Dグループ（1）香川高専詫間A×阿南高専の対決。香川高専詫間は全国大会優勝経験がある。障害物をのりこえるのは車輪を上下させる方法。お助けアイテムはフックでフルーツをひっかけるため操縦テクニックが必要。阿南高専Aはモーターをつかい機体をあげて走り抜ける。キャタピラーでロープを引き上げてくぐりぬける。フルーツはパンタグラフで収穫。両チーム、いい滑り出しで同時にスタートゾーンにもどったきた。センターゾーンに両チーム同時にはいった。ミックスフルーツなど高得点のフルーツをねらい、カゴにいれていく。11-11でタイムアップ。審査員判定の末、阿南高専が勝利。
阿南高専A×香川高専高松Bの対決。香川高専は左右のアームで2つのフルーツをもぐことができるなどロボットの特徴を紹介。ロープはロボットの中を通す斬新なアイデアだ。両チームスタート。いいスタートは香川高専でフルーツを2つつかんでこのまま進む。追い上げるのは阿南高専。阿南高専はセンターゾーンにはいりミックスフルーツをゲット。香川高専ががリードするもギリギリで阿南高専が同点にもちこみ試合終了。審査員判定の結果、阿南高専が勝利。
Dグループは阿南高専Aが全勝で準決勝進出をきめた。
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各予選グループの代表チームが決定。準決勝からはトーナメント方式で戦う。
高専ロボコン2023高知高専B×高知高専A。高知高専Aチームがフルーツをとる間に高知高専Bチームはフルーツを持ち帰り20点獲得。高知高専Aチームは段差を越えられない。高知高専Bチームはフルーツを収穫し2点を追加。高知高専Aが転倒。高知高専Bチームが勝利した。
高専ロボコン2023。新居浜高専A×阿南高専A。新居浜高専Aはロープを越えることに成功。追加点を狙う。新居浜高専Aが勝利した。阿南高専Aチームは電気回路のトラブルでロボットが思うように動かずここで敗退。
ここまで唯一100点以上を獲得してきた高知高専Bとロボットの調整を終えた新居浜高専Aが決勝で争う。両チームがロープを超えられないアクシデントが起きるなどし、試合結果は高知高専Bが勝利し、優勝となった。
審査員が推薦する全国大会出場チームは、阿南高専と香川高専に決まった。香川高専では直前に操縦者が変わり、代役が役割を果たす結果となった。
エンディング映像。