- 出演者
- 塚原愛 岡村隆史 大竹まこと 近藤千尋
チコちゃんが「なぜぎんなんはクサい?」と質問、正解は「クサくても恐竜に食べてもらえばよかったから」。ぎんなんのニオイは皮に含まれる酪酸・エナント酸という成分。恐竜に食べてもらうことがイチョウが世界中に広がった理由の一つと言われている。
約6600万年前、ユカタン半島に巨大隕石が落下し地球規模の気象異変が起こり恐竜が絶滅したと言われている。イチョウの仲間も次々に絶滅したが奇跡的に生き延びたイチョウが中国に1種類だけ残った。イチョウにとって新たな救世主となったのは人間だった。イチョウを発見した人間はぎんなんが薬として使えることを発見し中国全土へ広がった。そして約1500年前、ぎんなんは薬として中国から日本各地へ広がった。1923年、関東大震災で起こった火災が広がるのを水分が多く火に強いイチョウが防いだ。それ以降、街路樹としてもイチョウは日本中に植えられていった。
オープニング映像。
チコちゃんは「なぜ天ぷらに天つゆをつけるようになった?」と質問。正解は「鮮度をごまかしたかったから」。天ぷらはポルトガルから伝わったテンポーラがもと。天つゆのキッカケは明暦の大火。3日間火災が続き江戸の街の3分の2が焼失したと言われている。江戸の復興のために全国から職人が集結し、職人のおなかを簡単に満たしたのが天ぷらの屋台だった。天ぷらの屋台では市場の鮮度の低い魚を安く仕入れていた。
当時は食中毒対策で長時間&高温で揚げていた。さらに衣はやせた身を大きく見せるためにかなり厚かった。そんな天ぷらを美味しく食べるために編み出されたのが天つゆ。当時の天つゆは黒砂糖・しょうゆ・酒を混ぜたもの。当時の「極厚衣の天ぷら」を再現。衣は小麦粉と水。アナゴ・エビを竹串に差し衣をつけてごま油で長時間揚げる。黒砂糖・しょうゆ・酒を煮詰めて天つゆを作る。天ぷらはその後武士などから屋内で食べたいという要望が多くなりお座敷料理へと変わっていった。
チコちゃんがにらめっこをした。
チコちゃんは「風が吹くと『ビュービュー』というのはなぜ?」と質問、正解は「世の中に丸いものがたくさんあるから」。「ビュービュー」は丸いものに風がぶつかる音。風が一定の速度で丸いものにぶつかると時計回りと反時計回りの渦が出来る。カルマン渦によって空気が左右によれた振動によって音が出る。角のある物体は風の当たる方向が一定ではないため規則正しい音が出ない。さらに「ビュー」という音は風速や丸いものの直径で変わる。
近畿大学全面協力のもと音を集めて、風の音で「千の風になって」を再現した。ナックルボール・無回転シュートの不規則な変化もカルマン渦の影響。
視聴者の皆さんからの「なんでうんがいい日とわるい日があるんですか」というお便りを紹介。ゲッターズ飯田によると、運はタイミングしだいで誰でもいい方向に進められる。運がいいのは事前の準備・経験で運がつかめている。おたよりは〒150-8001 NHK「チコちゃんに叱られる」係宛、動画は番組ホームページまで。
チコちゃんに叱られる!の次回予告。
エンディング映像。