- 出演者
- 弘中綾香 入山章栄 恵良陽一
京都市×入山章栄 未来の街とスタートアップ!
- キーワード
- 京都市(京都)
2年目突入のBooSTAR。ベンチャーキャピタルを知らなかった弘中アナが成長したことに入山は喜んだ。
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京都市の経営戦略アドバイザーの肩書を持つ入山。今回は京都市産業観光局・恵良陽一さんに話を伺う。京都市長・松井孝治は「スタートアップが伝統産業とコラボすることで伝統と革新がさらに創発される」と語る。
恵良さんは「就職だけでなく起業も選択肢に入れてほしい」と話す。海外で具体的な商談が取れるように資金面で後押ししたり、商談のセッティングなどを行っていて、海外のビジネスカンファレンスに京都市のブースも出展している。京都に本社を置く企業は京セラ・村田製作所・ニデックなどがあり、世界のITを支えているのは京都の会社だという。日本で一番大学生が多い街も京都。
京都にはディープテック領域を支援する施設もある。クリエイション・コア京都御車ではオフィスや研究所を提供していて、およそ20社が入居している。トレジェムバイオファーマでは歯を欠損した患者のため、歯の再生治療の新薬を開発している。リージョナルフィッシュでは水産物をゲノム編集により品種改良し陸上養殖を進めている。入山は「京都を知らない人は少ない。アドバイザーをやっている理由は京都に行きたいだけ」と笑いを誘った。
京都の最大の課題は、沢山いる大学生が京都から出ていくこと。日本の資金調達金額は8割が東京。京都は3%。入山章栄は、「京都フュージョニアリング」の名前を出す。京都フュージョニアリングは、2019年に京都で創業したスタートアップ。核融合でエネルギーを作る最先端の技術研究開発する企業。アメリカ、イギリス、カナダなど海外とも協業する。核融合が世界中に実装された場合、人類のエネルギー問題は完全に解決するという。日本で核融合を担ってるのが京都フュージョニアリング。名前に”京都”が付いてるが、本社は東京。入山章栄は、京都で期待してるのがエンターテイメントと話す。これからの時代は文化を世界に売ってくというのが良いのではないかという。実際、世界的に成功してるのが「任天堂」。これからはカルチャーを売りにしたスタートアップに期待するという。戦略アドバイザーの入山たちが京都市の推進を考える中で生まれたのが、”カルチャープレナー”という構想。京都市×Forbes JAPANが毎年、文化にフォーカスした世界で活躍する起業家を表彰。京都の強みである文化の価値を最大限に発信してる。
現在注目してる企業を聞くと、恵良陽一は「Stroly」の名前を挙げる。Strolyは今、京都市が注目してるスタートアップ。世界的観光都市・京都ならではのサービスを展開してる。風情溢れる町並みの祇園四条駅でGoogle マップを開くと、地形通りの地図が表示されるが、Strolyでは様々なデザインのマップを製作してる。さらに、マップ利用以外にも利用者のGPSから人流データをリアルタイムで出すことができるため、行政は祭を開催する際の警備員の配置に活用し、オーバーツーリズムの解消にも期待されてる。Strolyが本社を京都に置く理由について、高橋真知社長は、「観光やエンターテイメントの事業を考えると、京都は意味のある場所だと思う。京都市との距離感も近いので、大きな観光都市であるものの行政との関係が密接にできる環境」と話す。
京都だけではなく、スタートアップを地域で生み出したいという流れは日本だけでなく、世界中で起きてる。代表で1番成功してるのがシリコンバレーやボストン。入山は、「日本は東京以外の都市は個性を出すと、面白いスタートアップが出てくる可能性があるかなと思う」と話す。現在、スタートアップが増加してるのが沖縄県。沖縄には「OIST(沖縄科学技術大学院大学)」があり、ノーベル賞受賞者も出てる。入山は、トヨタ・ブラザー工業などのある名古屋、スズキ・ヤマハのある浜松に期待してるという。
恵良さんは「京都の特徴やカルチャーが他の都市と違うところで、地元の企業と一緒に大きく育っていく中で、大学生が就職するような流れで雇用を生み出す流れを作りたいです」などと話した。
エンディング映像。