2025年9月21日放送 10:00 - 10:30 テレビ朝日

BooSTAR ‐スタートアップ応援します‐
BooSTAR ?スタートアップ応援します?

出演者
弘中綾香 入山章栄 
(オープニング)
社内起業家 イントレプレナー

「水で溶かすだけの超簡単離乳食」「服の原料生産者を見える化」「3Dプリンターで自分にぴったりなシューズ」は、会社に勤めながらにして起業した人たちが手がけたビジネス。その名も「イントレプレナー」。三井物産に所属しながら、服の原料生産者を見える化する小林希さん。キッコーマンに所属しながら簡単に作れる離乳食を提供するfufumu代表・大嶋麻里子さん。ミズノに所属しながらオーダーメイドシューズを作る清水雄一さんが登場。

オープニング

オープニング映像が流れた。

(BooSTAR ‐スタートアップ応援します)
スタジオトーク

今回のテーマは「会社内新規事業スタートアップを牽引するイントレプレナーの挑戦!2025」。国内で注目される有望な社内起業家を表彰するアワード「FTS INTREPRENEURS AWARD」のグランプリ受賞者3名がゲスト。入山章栄は2年連続アドバイザリーボードに就いている。入山章栄は「募集数が増えた。レベルも上がっている」などと述べた。

服の原料生産者を見える化!

三井物産に所属しながら、farmers 360° linkを立ち上げた小林希さん。アフリカの服の原料生産者と購入者をつなぐ。BEAMSが展開するショップ「Pilgrim Surf+Supply」で販売されている服には、QRコードが。読み込むと、原材料の生産地や、原料となる綿花を栽培しているアフリカ・ザンビアの農家の情報を見ることができる。商品の利益の一部は、原材料を生産したアフリカの農家へ還元される仕組みになっている。購入者はそのお金を何に使うのか選択し、主体的に支援できる仕組みになっている。「Pilgrim Surf+Supply」ディレクター・泉貴之さんは「ただ物を売るだけではなく、ストーリーやカルチャーを大事にしている」などと述べた。入山章栄が「トレーサビリティという言い方をする。洋服の分野はトレーサビリティが難しい」、小林希さんは「アフリカの遠隔地の農家は、そこまで行くのが難しい。アフリカに7年以上住んでいる」どと述べた。小林さんは7年半前に三井物産の関連会社へ出向。そこでの経験から南アフリカでスタートアップを創業した。

入山章栄が「アフリカは最後のビジネスで最後の可能性がある市場と言われている。平均年齢が20歳ぐらい。一方で日本からは遠い。まず大手総合商社が入って下地づくりをしている。今年8月にTICADが開催された。日本人投資家がけっこうアフリカに渡っているので期待できる。また、リープフロッグというが、アフリカは政府の規制が少ない。日本でできないビジネスがアフリカだと生まれる可能性がある」、小林希さんが「人口が増えている。輸出農産品は綿花、カカオ豆、コーヒー豆、ゴマ、カシューナッツなど結構たくさんある。よく言われるのがモバイルマネーが浸透されている」などと述べた。

超簡単!水で溶かすだけの離乳食!

キッコーマンに所属しながらfufumuを立ち上げた大嶋麻里子さん。手がけているのが「paqupa」という離乳食。アレルギーがきになる食材をフリーズドライにし、少量から始められる商品として開発した。水で溶かすだけで食べられる。現在、小売店でも販売中。SNSでも話題になったヒット商品となっている。大嶋麻里子さんと共同創業社・竹内崇裕の子どもに卵のアレルギーがあったことから、開発につながった。スタートアップ支援会社から出資を受け、キッコーマンから独立した形でスタートした。2025年、キッコーマンがfufumuを買収してグループ会社となった。入山章栄が「最近は外の会社に新規事業を大企業が依頼する事例が出てきている」、大嶋麻里子さんが「意思決定がしやすくスムーズに経営できる」などと述べた。

3Dプリンターでぴったりのシューズ作り

スポーツメーカーのミズノに所属しながらDIFF.を立ち上げた清水雄一さん。シューズを片方ずつ買えるECサイトの運営からスタートした。今年9月から事業転換し、3Dプリンターを使ったシューズの製造を開始。手軽に頼めるオーダーシューズのビジネスモデルを考案中だという。現在はミズノを休職し会社を経営している清水さん。清水雄一さんが「自分の足からものが作られていくように情報の向きを変えることに向け活動していけたらと思っている。ミズノと資本関係はない。自己資本で立ち上げている」、入山章栄が「すごく可能性があると思う。(イントレプレナーは)日本がある意味世界最先端」などと述べた。

イントレプレナー同士でイノベーションを!/イントレプレナーのコラボが実現!?

三井物産のイントレプレナー・FL360(PTY)LTD・小林希さん、キッコーマンのイントレプレナー・fufumu・大嶋麻里子さん、ミズノのイントレプレナー・DIFF.清水雄一さんは初対面。入山章栄が「スタートアップはスタートアコミュニティがある。しかし大企業の中にいるとどうしても閉じてしまう。なかなかイントレプレナー同士でのコミュニケーションはない」などと述べた。小林さんが清水さんに提案「靴ひもにコットンを使ってみては」、清水さんは「シューズの裏側のストーリーをどう載せるかは考えている」と回答。小林さんが大嶋さんに提案「私達が仕事をしている農家はコットンだけでなくカシューナッツや落花生なども作っている」、大嶋さんは「生産者の顔が見えるのは保護者の安心につながると思った」と回答。

(エンディング)
エンディングトーク

入山章栄が「きょう三人から一人も上場とか事業売却したいとか株を持ってうんぬんという話がでなかった。これがイントレプレナーの価値だと思っている」などと述べた。

エンディング

社内起業家「イントレプレナー」のポイント「イントレプレナーは日本のビジネスの特徴になりうる」「会社に所属しているからこそできる事業がある」「会社の枠を超えた交流でさらなるイノベーションを」。

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