2025年11月15日放送 2:45 - 3:40 フジテレビ

FNSソフト工場
知りたがり In Da HOUSE!

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(オープニング)
オープニング

「FNSソフト工場」のオープニング映像。

「知りたがり In Da HOUSE!」のオープニング映像。

知りたがり In Da HOUSE!
尻呼吸

イグ・ノーベル賞は1991年にアメリカで創設された科学賞。思わず人を笑わせ、考えさせるような研究や業績に贈られる。日本人が19年連続で受賞中。今年は牛をシマシマにするだけで虫を寄り付きにくくさせる研究が受賞した。東京科学大学の武部貴則教授は「尻呼吸」の研究で2024年度のイグ・ノーベル賞を受賞。再生医療を研究する中で様々な生き物の呼吸を調べた。どじょうが「肛門」で呼吸すると知り、尻呼吸の研究を始めた。呼吸機能に問題がある新生児の治療、ECMOなどの使用が難しい成人患者の治療などに可能性があるという。

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どじょうイグ・ノーベル賞人工多能性幹細胞新江ノ島水族館東京科学大学農業・食品産業技術総合研究機構
涙の出ないタマネギ

2013年度にイグ・ノーベル賞を受賞した研究を元にハウス食品グループ本社が開発したタマネギが「スマイルボール」。タマネギの涙を出す成分は既に知られていたが、その反応を引き起こす「酵素」を突き止め、「酵素」の働きを抑えることで“涙の出ない”タマネギの開発に成功した。味は甘い。さらにタマネギの催涙成分を利用して開発したのが「涙液回収キット」。血液に成分が近い涙を使って健康チェックができるという。

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イグ・ノーベル賞スマイルボールタマネギハウス食品グループ本社
ワサビが香る警報機

「ワサビ警報機」はイグ・ノーベル賞がきっかけで開発された。火災などの危険を察知すると、「ワサビの香り」を噴射して知らせる。高齢者・福祉施設などで活躍している。実験では93%の人が睡眠から覚醒したという。香りの研究でオナラやゴミなど「くさい匂い」には慣れる傾向が判明したため、ワサビが選ばれた。

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イグ・ノーベル賞ワサビ田島幸信
熱海に集う研究者たち

熱海で開かれた研究者たちの会合を取材。室蘭工業大学副学長の董冕雄さんは情報ネットワークやIoT、理化学研究所の中島美保さんは脳の柔軟性や好奇心、千葉大学教授の川上英良さんは人工知能の医療活用を研究しているという。研究者たちはフィールドワークで野山に繰り出し、採取したものをスタンフォード大学が開発した携帯型顕微鏡「フォールドスコープ」で観察した。武部さんは子どものような好奇心が重要だと語った。

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スタンフォード大学室蘭工業大学熱海(静岡)理化学研究所
謎ロボット

ロボットライドが開発した装着型ロボット「スケルトニクス」をラパルフェの2人が取材。ロボットを使って行う対戦型アトラクション「R-FIGHT」を体験した。ロボットは重いのが欠点で軽量化が課題。子どもたちに興味を持ってもらい、技術革新につなげるのが狙いだという。理科の知識を楽しく学べる子ども向け家庭用スケルトニクス組み立てキットを開発中。ロボットライドの宮本社長がロボットへの想いを語った。

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スケルトニクスロボットライド八王子(東京)
第6の指

電気通信大学の宮脇陽一教授は第6の指を開発。筋肉の動きをセンサーで感知して自由自在に動かすことができる。脳の変化や限界を知るために開発したという。ペンなどは思う(意識する)だけでは動かせないが、第6の指は思う(意識する)だけで動かせる。

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電気通信大学
第3の腕

第3の腕を開発した早稲田大学の岩田浩康教授を取材。人間を支援するロボット技術を研究しており、日本ロボット学会の理事も務める。第3の腕は研究途中で現段階では視線を向けた方向へ動かす事ができる。一人ではできなかった事ができるようになり、特に障害者などへの「福祉応用」が期待される。人が持っているリソースを「最適化」「拡張」するのが目標で、注意の分配がポイントだという。研究のきっかけはキン肉マンに登場する超人アシュラマンの必殺技「阿修羅バスター」。遠藤憲一が「G.I.ジョー」で遊んだ思い出を語ると、空想は研究の源泉になるという話題になり、岩田が手を体に当てるだけで悪いところが見える超触診や超聴診について語った。この空想が実現すると遠隔・非接触の診察が可能になり、感染症対策や医師不足にも対応できる。

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G.I.ジョーアシュラマンキン肉マンタカラトミー日本ロボット学会早稲田大学集英社
自在化

宮脇が研究する6本指と岩田の3本腕は「自在化」が共通する。「自在化」は機械によって拡張された能力を自由自在に扱うこと。この言葉を生み出した東京大学の稲見昌彦教授に話を聞いた。自分自身がやりたいことを技術で支援するのが「自在化」の意図だという。1984年のロス五輪で世界を驚愕させたロケットマンを見て研究者を志した。稲見の研究室では「攻殻機動隊」が必修図書になっている。この作品の影響を受けて作ったのが「光学迷彩」。プロジェクターと特殊素材のコートを使うことで透明人間を実現した。服を着替えるように理想的な身体に着替えられるようにするのが目標だという。

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ロケットマンロサンゼルスオリンピック攻殻機動隊講談社
(エンディング)
エンディング

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