- 出演者
- 勝村政信 槙野智章 池谷実悠 三木谷浩史
今夜のFOOT×BRAINはヴィッセル神戸会長・三木谷浩史が登場。
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オープニング映像。
昨シーズンJ1リーグ初優勝を飾ったヴィッセル神戸。20年前に会長に就任し、大型補強でリーグに新たな風を吹き込んだ楽天グループ創業者の三木谷浩史。勝負をかけたイニエスタ獲得。今夜は初優勝までの20年間を三木谷が語り尽くす。
今夜のブレインは、ヴィッセル神戸会長の三木谷浩史。三木谷はこの番組については、元ヴィッセル神戸監督の三浦淳宏などから聞いて出てほしいと言われていて、一回は出演させていただければと思っていたという。
ヴィッセル神戸で三木谷が選んだ20年の軌跡を振り返る。2004年にクラブ経営権の獲得。神戸市がバックアップしていたヴィッセル神戸だが2003年末に経営破綻。消滅の危機を救ったのが三木谷だった。三木谷は、2003年に神戸市の方がいらっしゃって、ヴィッセル神戸というチームを引き継いで欲しいと言われたといい、神戸出身なのでなんとかしたい、迷ったが地元への恩返しで決めたという。三木谷は、優勝っていうのはどれほど大変かという認識がまったくなかったという。
会長になった翌年の2005年と2012年にJ2に降格。優勝には程遠くチームは低空飛行を続けた。2回目に降格したときに三木谷は父親がガンで亡くなるんですけど、負けたときほど表に出ろと、降格したときは会長は出ないでくださいと言われていたが、そういうときこそ前に出ろというのがあったと明かした。その言葉を胸に三木谷はチームのために前に出た。2022シーズンも低迷するチームを激励。三木谷はどういう局面で行ったほうがいいのか自分の中で考えてはいますと話していた。槙野智章は、僕たちよりも周りのスタッフの方がピリついてますと話していた。
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ヴィッセル神戸と三木谷の20年史。続いては、世界的スターの大型補強。2017年元ドイツ代表のポドルスキ入団。2018年には元スペイン代表のイニエスタ入団。2019年には元スペイン代表のビジャなど毎シーズン目玉となる選手を獲得した。三木谷は、それまでは、財政を均衡させて大きな赤字を出さないようにと考えていたが、流れを一気に変える、支出と言うより投資ということで一旦考え方を変えて勝者のマインドを付けなきゃダメだと考えたという。
勝村政信は、イニエスタが入った時の喜びは今も忘れられない話す。三木谷は楽天グループはFCバルセロナのメインスポンサーだった中、Jリーグ全体が地盤沈下していた時代だと思っているといい、DAZNが入ってきて放映料がある程度入るようになってきたけど、どちらかと言うと縮小均衡みたいな考え方の中、Jリーグとしての起爆剤が必要じゃないかと、ジェラール・ピケと話していて、イニエスタが退団すると聞いて、中国に行くらしいと聞き、明日行くとバルセロナに飛んでいったという。彼の故郷のワイナリーにいって、お父さんとも会い、3,4日で交渉をして、そのまま飛行機に乗せて連れて帰ってきたと明かしていた。大型補強でJリーグに新たな旋風を巻き起こしたヴィッセル。観客動員数も大幅に増加し、三木谷は経営者としてのウデを見せつけた。
2020年にはヴィッセル神戸は初タイトル・天皇杯を獲得。コロナ禍にはワクチン接種会場としていち早くスタジアムを開放。三木谷は、最初はピッチが悪かったといい、バルセロナの選手に聞いたがなんでハイブリッド芝にしないんだ?と言われたと言い、当時Jリーグはハイブリッド芝が禁止されていたと言い、交渉して日本で初のハイブリッド芝を導入し、トッテナム・ホットスパーやレアルなども多目的利用になって来ているといい、新しい考え・経営のやり方を持ち込むのがベンチャーの入っていく意味だと思っていると語った。
会長就任から20年目のシーズン、J1リーグ初優勝を果たした。優勝の要因について三木谷は、20年前に経営を引き継いだときは補強をすれば勝てるのかなと思っていたが、そんなことはなくてトップチームがあってクラブ全体があるが、総合的な仕組みとして出来上がっていかないとカップの優勝とリーグ優勝はだいぶ違う、長丁場を勝ち抜くのは難しかったんだろうな、などと語っていた。リーグ優勝の原動力となったのは大迫勇也などの世界を知る日本人選手。
三木谷の挑戦はほかにも。2009年若手選手育成のため私財をなげうち三木谷ハウスと呼ばれる選手寮を設置した。槙野智章は、僕が在籍してたときは練習が終わったら寮で食事をとることも出来るといい、ユースチームだけじゃなくトップチームも取れる場所だと話していた。第34回 全日本U-15サッカー選手権大会優勝など、その強化は確実に実を結んでいる。三木谷は、今でもアカデミーの選手には英語の教育をしたりいろんなことをやっているという。最近はアストン・ヴィラと契約をしたんで、アストン・ヴィラに研修に行けるとか、と話していた。どうしてアストン・ヴィラと聞かれると、単純にオーナーが私の友人というのがあると答えていた。アストン・ヴィラとの戦略的パートナーシップは、若手育成や、指導者の養成、スカウトなど多岐に渡って交流していくという。
三木谷は会社の経営と違う点を聞かれ、生き物ですから事業も思った通り行くことは少ないが、サッカーは特にけがもありますし、偶然性がかなり大きな事業だと思っていると答えていた。三木谷は、議論のあるところだと思うが、日本のリーグからも代表選手を選出する、サッカー業界が成長していくのであれば、Jリーグの選手も積極的に代表でプレーさせていくなどと提言していた。
三木谷は、新シーズンの目標について、秋からアジア・チャンピオンズリーグに出場することが出来るんので、前回ベスト4で終わっているので、それ以上の成績をとれるように頑張ってほしいと話していた。
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