- 出演者
- 勝村政信 高原直泰
オープニング映像。
2015年、沖縄SVを創設しスポーツの産業化の1つとして地域経済の活性化や雇用の創出を託された。だが新たな情熱を向ける場所がなぜ沖縄だったのか。高原は「沖縄における3つ目の産業を創出したい話を受けた。3つの目の産業としてスポーツの産業。やりがいのあるチャレンジになると思った」などと語った。そして社長兼選手兼監督を務めチームは順調に昇格を重ねている。高原は「自分が体感したことで分かった。現状でいうと地域リーグ大変。お金をかけても必ず上がれない。沖縄なので基本は飛行機で移動しなくてはいけない。移動費・宿泊費・遠征費だけでもお金がかかる」などと語った。倶楽部創設7面目でJFLに昇格。2023年は最下位で入れ替え戦へ回った。臨んだ入れ替え戦、高原に変わり入った選手が劇的決勝ゴールをあげ残留を決めた。高原は「監督って本当に大変。本当に向いていない。無理だろうなって。本格的に経営面をやらなくてはいけない」などと語った。
今年から経営に専念する高原。2019年、珈琲栽培の事業を開始した沖縄SV。耕作放棄地だった農園を利用することで農業問題の改善にもつながる。毎朝、1人で作業を始めている。立地面で課題の多い珈琲栽培だがついに目処が見えてきた。
昨シーズンまで社長兼選手兼監督の3足のわらじをはき、育成にも力を入れた。今シーズンから小野木監督が指揮をとっている。それでもチームの練習には顔を出している。高原は「監督って大変。本当に向いてない」などと語った。
選手との対話と説明を大切にする高原。それは過去の苦い経験に基づいていた。高原は「納得する必要はない、ただ理解しないといけない。干すじゃないが、何も話さず外したり放置したり。選手に伝えたらいいが言いづらいけど言わないといけない」などと語った。
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3月に沖縄で開かれた音楽フェス「HY SKY Fes」。会場のキッチンカーに高原の姿。
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3月に沖縄で開かれた音楽フェス「HY SKY Fes」。会場内のキッチンカーでコーヒーを売る高原。まだ自分たちで育てたものではないが、高原自らが自家焙煎したもの。長蛇の列ができ売れ行きは好調。コーヒー事業はジュビロ磐田時代のスポンサー・ネスレとの縁から生まれた。始まった「沖縄コーヒープロジェクト」。HYもオフィシャルサポーターを務めている。そうした縁もあり前夜祭ではトークイベントも行われた。高原の取り組みが様々な人をつなげ沖縄を変えようとしている。クラブではコーヒー事業に携わった選手に農作業分の賃金が支払われるなど、チーム一丸で力を入れている。サッカーだけでなく活動を選手に求めるのには意図がある。
経営者としてスポンサーや自利帯をまわる高原。伝統工芸産業の育成と経済活性化をめざしヨネックスとコラボし首里織を生かしたスポーツウェアの開発などを行ってきた。高原は「いかに地域に貢献できるか。スポーツの可能性はうまくかけ合わせることで新しい可能性を引き出せる。スポーツは唯一、それができるもの」などと語った。
経営者一本に絞った今、描く未来について高原は「方向性をやっているところ。クラブを通して沖縄にとってどのようなことを提供できるか、プラスになるようなことをできるか自分が先頭に立ちやっていきたい」などと語った。
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明治安田J1リーグ・第11節の日程を伝えた。
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「二軒目どうする?〜ツマミのハナシ〜」の番組宣伝。