- 出演者
- 勝村政信 冨田有紀
昨年末、横浜市の大学にサッカー少年少女たちが集まっていた。総勢140人の小中学生たちは全員がゴールキーパー。この日開催されたのはゴールキーパーに特化したサッカークリニック。講師を務めるのは国内外で活躍する10人のプロ選手。海外クラブ在籍ゴールキーパーはごくわずかだがワールドカップ優勝を掲げる日本にとって世界で戦えるゴールキーパーの誕生は不可欠。現役選手が直接指導するゴールキーパーの育成に迫る。
オープニング映像。
南雄太は去年、GK初の引退試合を開催。現在は後進の育成の力を注いでいる。子どもたちの指導を組織的に行っているのがGOAL KEEPER PROJECT代表・三浦和真。現代サッカーはGKの名称がGP(ゴールプレイヤー)に変わった。
11番目のフィールドプレーヤーとしての役割も求められるGK。日本人GKの価値を上げるため三浦が立ち上げたのがGOAL KEEPER PROJECT。国内外でプレーする12人の現役選手が集まった。年齢別に8つのグループに分けてクリニックがスタート。小学生低学年は手を使ったキャッチング、小学生高学年は全身を使ったキャッチング、中学生は倒れ込みながらのキャッチングを指導。
南雄太は「選手は教えることで言語化して自分のプレーに活かせる。全国で広がって裾野が広がってくれたら良いと思うのでどんどん現役選手も参加してほしい」などと話した。指導で大切にしていることについて三浦和真は自己肯定感を上げることだと話した。GKのネガティブな要素をできるだけ取り除き自己肯定感を上げる。
現役プロ選手の直接指導で行われるゴールキーパークリニック。昼食は参加者全員での弁当タイム。栄養満点のメニューは児玉潤の手作り。大学で栄養学を学び東京武蔵野シティ時代は給食センター勤務。食事中には児玉による食育授業も行われた。ランチタイムの後は座学で考えること、伝えることの大切さを教える。クリニックの大テーマは人間を育てること。朝10時からみっちり6時間、充実のプログラムとなった。
高丘陽平、福井光輝、長谷川洸、ポープ・ウィリアムがオフシーズンのトレーニングをしていたのがプロジェクトのきっかけは。小学生時代はGKコーチがいないため何かできることがないかと考えたという。
オフのトレーニングから始まったGOAL KEEPER PROJECT。この冬にも自主トレが行われた。メニューはすべて三浦が考える。様々な負荷をかけボールに反応できる身体を作るのがメイン。自主トレのもう一つの意義が選手同士の情報交換。チームの垣根を越えたコミュニケーションで新たな知見を得ている。
三浦和真は4月からGKスクールを開校予定。GKコーチのいない子どもたちの手助けをしてあげたいと話した。来年の北中米W杯にGKPメンバーが選ばれることが目標だという。
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明治安田 J1 LEAGUE・第5節の試合日程を伝えた。
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