- 出演者
- 佐々木明子
往年の競走馬・アドマイヤジャパンがクッションに寝そべる動画が話題。北海道・日高町のYogiboヴェルサイユリゾートファームの一角にあるトレーラーハウスは宿泊施設になっている。障害G1レースで史上最多の9勝をあげたオジュウチョウサンや、2002年日本ダービー優勝のタニノギムレットなど多くの名馬に会うことができる。元競走馬など約60頭が暮らす。来場者は年間2万人を超える。代表・岩崎さんは実家が馬の生産牧場、引退馬には厳しい現実があるという。引退する競走馬は年間約7000頭、その3割以上は乗馬や繁殖用という役割を与えられない(出典:農林水産省「馬産地をめぐる情勢」)。飼育費は1頭辺り最低でも月10万円、費用を稼ぐため馬に観光資源になってもらった。トレーラーハウスは1棟1泊5万円~。馬を眺められるカフェも併設、名馬のお手入れ体験や餌やりもできる。グッズも大きな収入源。Yogiboなど13社のスポンサーや個人サポーターからの収入もあり牧場は黒字経営。さらに2029年をめどに福島県双葉町に牧場併設の滞在型リゾートを建設する予定。
オープニング映像。
日本総合研究所主席研究員・藻谷浩介がスタジオ生出演。名馬が見えるホテルについて「これは素晴らしい取り組み」「日高地方は機構も雰囲気もイギリスと同じ。本当の競走馬を海外旅行に行かなくても楽しむことができる」などとコメントした。2029年には福島に第2の牧場をつくる予定。
当番組ローカルビジネスサテライトは日本経済新聞社とTXN系列5局が共同で地域の新ビジネスや知られざる技術を取材。過去回は日経電子版と各系列局のYouTubeチャンネルで。
江戸時代城下町として栄え伊予の小京都とも呼ばれる愛媛県大洲市は、訪日観光客を中心に街は賑わっている。古民家を活用したホテル「NIPPONIA HOTEL」を26棟稼働、城下町まるごとホテルになっている。極めつけは城泊、2020年に大洲城が日本初の城泊を実現。客は鉄砲隊の祝砲で盛大に出迎えられ、一日城主として城で過ごす。食事は国指定重要文化財・高欄櫓で地元の和牛や海鮮などを堪能。寝室は城の天守。料金は1泊1室2名で132万円。ことし9月までに69組が宿泊した。2025年度の大洲市の観光客は約50万人、5年前の約1.6倍に増えた。しかし10年前の大洲は人口減少で空き家が増え、多くの古民家が取り壊されようとしていた。その再生を観光地域づくり法人「キタ・マネジメント」が担ってきた。古民家カフェや、瀬戸内の工芸品を集めた店などを展開。
東大阪市の布施商店街。午後3時ごろになるとスーツケースを引く人が続々訪れ「セカイホテル」へ。商店街の空き物件を再利用した「商店街まるごとホテル」。10棟23室あり、チェックインのときには街の地図で商店街のおすすめスポットを案内。大浴場は昭和33年創業の銭湯。夕食は地元の飲食店を勧める。2軒目の1杯目をホテルが負担する仕掛けもある。このホテルを仕掛けたのは不動産のリノベーション会社・クジラ(大阪市)。布施商店街でかつて約780店あった店舗は現在は半分に。そこで昔ながらの雰囲気をコンテンツにしようと考えた。2017年の事業開始からしばらくは赤字だったが、去年宿泊客数が約1万人を超え黒字になる月も増えている。
藻谷浩介は商店街に泊まれるホテルについて「全国でぽつぽつ始まり東京の近くでは秩父市で一生懸命やっている。この事業は最初採算を取りにくく育てるのが大変、防火・保健所・いろんな法規制をクリアしてよく頑張った。都心の宿泊代が高くなったことでニーズが出てきた」「銭湯が残っていることはとても大事」、城泊について「大洲市の天守閣はまさに富士山の頂上。裾野が広くなり途中にある古民家ホテルの5万円が安く泊まれる印象になる」などと話した。セカイホテルは現在大阪と富山の2か所、今後は全国にも展開する計画。
ひよこ型のスイーツ「ぴよりん」は1時間で売り切れる人気ぶり。累計販売数は去年500万個を突破。手作りのため簡単には増産できない課題がある。熟練の技術を要し、完成まで約7時間。売上拡大のためグッズ販売に目を付けたが、ジェイアール東海フードサービスは飲食に特化した企業のためグッズ制作のノウハウはなかった。そこで5年ほど前から他社にライセンスを付与、これまでに70社以上の企業がグッズを作っている。さらに自社でもグッズの企画・生産を開始。ことし6月JR名古屋駅にオープンした「ぴよりんvillage」には100種類以上のグッズや菓子が並ぶ。特にパティシエ姿のぬいぐるみが人気。カフェも設置、予約は2週間先まで埋まるほどの人気。また企業や自治体とのコラボも強化。名古屋グランパスや名古屋市交通局、ブラックサンダー、ドトールコーヒーともコラボ商品を展開。
本物のネジのようなボルトとナットはチョコレートでできている。「ネジチョコ」の価格は15個入りで1512円。年間売上2億円超の北九州を代表するお土産。1901年に創業を始めた 官営八幡製鉄所を中心に重化学工業の街として発展してきた北九州市の玄関口・小倉駅では福岡市の土産が目立つ。そこで2015年に官営八幡製鉄所の関連施設が世界遺産に登録されたことを受け、お土産でモノづくりをアピールしようと商工会議所や地元企業が立ち上がった。ネジチョコを開発したのは情報通信機器の販売や工事を行う会社「オーエーセンター」。国内と海外3カ国で特許を取得している。自社の3Dプリンターで原型を作れるため、新商品を低コストでスピーディーに開発できるのが強み。北九州に本社があるTOTOをイメージした便器型チョコや、日本航空とのコラボではネジチョコでサブレを組み立てると飛行機に。今後の狙いはチョコを使った北九州市への観光客誘致。
藻谷浩介がネジチョコについて「北九州は炭鉱に発祥してお菓子の非常に多いところ。駄菓子文化もあり近くではチロルチョコもつくっている。鉄のモノづくりとチョコ文化・駄菓子文化ががくっついた」「コト消費に対応した食べ物・お土産。しかも美味しいので非常にクリエイティブな試み」、ぴよりんについて「壊さずに家や職場まで持って帰るチャレンジをするコトを消費している。お菓子から始まったキャラクターをほかのものに使う事例は非常に珍しい」などと話した。メカサブレ飛行機セット、新幹線や車のセットもある。ぴよりんはSNSや藤井聡太さんが食べるなどの火付け役があった。
LBSはTVerで配信。
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藻谷浩介が提言「眠れる価値に若い力を!」。引退した競走馬、ネジ型のチョコ、古い町並みなど地域の宝に思わぬものが育っている姿を紹介した。藻谷は「(発想を変える)意識を持つだけで日本の持っている古い資源が世界に通じるものに生まれ変わる」などと話した。
