- 出演者
- 南利幸 小宮智可 寺門亜衣子 井上二郎
世界各地で首脳らが演説を行った。プーチン大統領は、ロシアを分断しその発展を阻止できる勢力はいない、われわれは退くことはないと述べた。ゼレンスキー大統領は、ウクライナは強くなったと国民を鼓舞した。反転攻勢は膠着状態にある。台湾では総統選挙が行われる。中国の習近平国家主席は、祖国の統一は歴史の必然だと述べている。統一への意欲を改めて強調した。台湾の蔡英文総統は、中国とどのような関係を作るかは民主的な手続きで決定されるべきだと述べている。台湾の人たちが正しい決定をすると信じているという。蔡英文総統は、習近平主席の主張ははねつけている。習近平国家主席の発言を、台湾に対する脅威と位置付け、選挙戦を有利にすすめる狙いもある蔡英文総統の発言だ。
中国の軍事的圧力が増す中での台湾総統選挙は、1週間後に迫っている。台湾総統選挙には三人が立候補している。民進党の頼清徳氏、国民党の候友宜氏、民主党からは柯文哲氏。頼清徳氏は、台湾は事実上の独立した国だと主張。候友宜氏は、中国との交流に積極的で台湾独立に反対している。柯文哲氏は、民主的で自由な政治体制を前提に、中国との交流に前向きだ。台湾は中国の圧力に対抗するため、兵役期間の4か月を1年に延長する。台湾は軍事力を強化している。兵役を控える人がいる家族は、複雑な心境だ。王さん親子。息子の禹テツさんは、台湾を守るために兵役延長は必要だという。父の明勇さんも兵役に参加している。兵役の延長に賛成している。兵役延長に反対している親もいる。エンジニアになるのが夢だというトウイク佳さん。勉強や友人との時間を奪われたくないという。新政権には中国との交流を重視してほしいと感じている。母は以前は民進党を支持していたが、今回は野党を支持するという。
中国は軍事的な圧力を強めるとともに、中国寄りの政権を後押しするために台湾の若者にも揺さぶりをかけている。中国は台湾の若い層を対象とした優遇政策をアピールしており、中国・福建省福州市では、起業を希望する台湾の若者を対象に、銀行からの利子免除や光熱費の補助などを行っている。台湾から移住し福建省でテコンドー道場を開いた陳さんは、起業支援として20万円の補助金を受けた。他にも現地の人の3分の1の家賃で借りることのできる台湾人専用の高層マンションもある。陳さんは”中国との対立関係を改善できる総統が選ばれてほしい”と考えている。
台湾総統選まで1週間、台北から中継。与党・民進党は若者にターゲットを絞った選挙活動が目立った。前回の選挙で若者票を多く獲得したものの、今回は経済状況や格差の拡大などに不満を持つ若者たちの支持離れが指摘されているため、支持の繋ぎ止めに躍起になっているという。一方、与党に不満を持つ若者の受け皿となっているのは民衆党だ。民衆党はSNSを通して、若者に候補者や政策をアピールする戦略を取っている。民衆党の選対本部の1室は、動画のライブ配信スタジオになっており、支持を訴えていたという。これに対し国民党は中高年齢層を中心に支持基盤を着実に固める選挙戦を展開している。地元の人が集う会合に出向き握手をし、指示を集めるなどの所謂”どぶ板選挙”が目立っているという。現在は与党の頼候補が優勢で、野党の侯候補と柯候補が後を追う構図となっている。しかし2期8年を超えて政権を維持した政党はこれまでない。
前回の台湾総統選挙では若者の投票率が約50%から約70%にあがり、蔡英文総統誕生を大きく後押ししたと言われている。選挙まであと1週間、選挙の鍵を握る”若者の選択”が、台湾と中国の関係を大きく帰る可能性もある。台湾と中国の関係の変化は今後日中関係にも大きな影響を及ぼすと予想される。
認知症になる前に、葉子さんは、水のメーターを調べる仕事をしていた。ある日、仕事のことで思い出せないことが増えた。この体験から紙芝居ができたという。50歳の頃に異変を感じたという。ミスが相次いだとのこと。工夫をしたうえでもミスはなくならなかった。仲間も離れていった。自信も信頼も失われた。病院で葉子さんはアルツハイマー型認知症と診断された。仕事の契約も打ち切られたという。社会とのつながりが断ち切られ、居場所がなくなったとのこと。同じ認知症の人たちとの出会いが自分を変えたという。葉子さんは愛知県から認知症希望大使に任命され、認知症への理解を広める活動を続けてきた。愛知県や作業療法士会のメンバーと紙芝居を制作した。ちょっとした手助けができる社会になるといいと出演者がいう。
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